パターン別創造力の解説書
2019/01/01 14:49
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投稿者:だい - この投稿者のレビュー一覧を見る
1.遊び・・楽しいことで脳を刺激する
クリエイティブな仕事には、真剣な時間と遊びの時間がある。
往々にして最前の結果が出るのは、両者をうまく組み合わせた時である。
2.情熱・・何かに夢中になる
夢を現実にできる人は、未来についての楽観と目標に近づくための現実的な戦略、つまりインスピレーションと努力、夢見ることを実行する事と調和させる事が出来る。
3.夢想・・自分と深くつながる
夢想は、自分が何を考え、どう感じているかを知るための、かけがえのないツールになる。
未来を創造するための第一歩は、未来を夢見ること。
4.孤独・・ひとりの時間で考える
クリエイティブ思考の人は、革新的アイデアをひねり出すために一人きりの環境を必要とし、そのアイデアを1つの概念や製品にまとめる段階では共同作業をする。
5.直感・・ 無意識の声を聞く
幸運は、十分な準備をした人のみに訪れる。
直感は突然ひらめくように思えるが、通常はそれに先立って、無意識が活発に働いている。
6.好奇心・・非日常の体験で限界を広げる
知りたい、見つけたいという好奇心の有無は、認知的能力の高低よりはるかに仕事の質に影響する。
「未知のものを探究したいという欲求」が、クリエイティブな仕事につながる最も重要な特徴であることを示唆する。
7.瞑想・・観察し、点と点をつなげる
瞑想は、せわしなく動く考えを鎮め、無意識の静かな知恵とつながるのを助ける。
瞑想することで、失敗の恐怖から逃れることが可能になり、クリエイティブな思考が適切な場所へ導いてくれる。
8.繊細・・傷つきながら、深く感動する
クリエイティブ思考の人々は、そのオープンさや繊細さゆえに、しばしば苦しみや痛みにさらされるが、同時に非常に多くの喜びも味わう。
繊細な感受性を持つ人ほど孤独に過ごすことが多くなる。
クリエイティブな人は、奇抜な外見をしていても、その裏に奥深さや繊細さや矛盾が層をなしている。
9.逆境・・辛い体験で成長する
苦しみから思いやりを学び、喪失から理解を学び、苦しみを乗り越える過程で自らの力と美を発見する。
逆境を経験したことで自らの世界観を根底から問い直し、結果的によりクリエイティブに考えるようになる。
クリエイティブ思考を向上させたいなら、リスクを恐れず失敗に備えること。
10.異端・・アウトサイダーでいる
あらゆるタイプの偉業に不可欠な要素は「人と違う考え方をする」こと。
間違いを犯す覚悟がなければ、独創的なことは何一つ思いつかない。
偉業を成し遂げる人にとって失敗は、成功に至るまでの踏み石に過ぎない。
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どうして自分がこの本を買ったのだったか、正直忘れてしまった。
なんかで絶賛されていたんだよね。
クリエイティビティな人の10の特徴について記載されていて、
へーなるほど、
とかは思うんだけど、
それ以上は思わないっていうか、
期待しすぎだったかなあ。
自分がこの本に何を求めていたかを忘れてしまった。
実際のケースに基づいているので、一つ一つの項目は説得力がある。
きれいにまとめているし、だからこうするべきだ、的極論には走っていないし
(反対の例を挙げたりもしている)、
とても客観的にまとめられた本。
偉業を成し遂げた人はなかなか興味深い人が多いので、
そういう人たちの人となりや生活習慣なんかに興味がある人には
とても面白い本だと思う。
また、自分はクリエイティブ思考が足りない、と思う人には、
プラクティカルに役に立つんじゃないだろうか。
タイトルのFuture Intelligenceは、
創造性というものは知性だ、
ということを意味している。
これからの知性は、
暗記や習ったことの忠実な再現性といった閉じた知性ではなく、
もっと柔軟性のある開いた方向のものだ、ということだ。
そしてそれは一概に数値では測れない。
まあでもイコールではないにしろ、一般的にIQ高い人は記憶力もいい人多いけどな。
中野信子(IQ145?)が一度見たものはそのまま記憶すると話していて、
記憶力に欠陥がある自分は驚愕したことがある。
彼女は創造性もあると思うが。
まあとにかく、良書だとは思うんだけどなんとなく絶賛する気になれないのは、自分が普段からこういうことをよく考えているので、目新しく思えないのかもしれない。
良書であることは確かです。
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<目次>
第1章 遊び~楽しいことで脳を刺激する
第2章 情熱~何かに夢中になる
第3章 夢想~自分と深くつながる
第4章 孤独~ひとりの時間で考える
第5章 直感~無意識の声を聞く
第6章 好奇心~非日常の体験で限界を広げる
第7章 瞑想~観察し、点と点をつなげる
第8章 繊細~傷つきながら、深く感動する
第9章 逆境~辛い体験で成長する
第10章 異端~アウトサイダーでいる
終章 これからの時代に必要とされる知性とは
<内容>
これからの未来をどう生きたらよいか?「クリエイティブ思考」をつけるにはどうしたらよいか?その思考が身につく10の習慣を教える。
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『FUTURE INTELLIGENCE これからの時代に求められる「クリエイティブ思考」が身につく10の習慣』(スコット・バリー・カウフマン著/大和書房)vol.453
http://shirayu.com/blog/topstory/idea/6873.html
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心理学者らがクリエイティブ思考に必要な要素を10章にまとめた。遊び、情熱、夢想、孤独、直感、好奇心、瞑想、繊細、逆境、異端。単純なハウツウ本でなく、心理学の観点から各章が展開されておりこれまでの創造性についての捉え方が変わる所があり大変参考になった。
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▼これからの時代に求められるクリエイティブとは
■遊びの要素を持つ
■ひとりの考える時間を持つ
■無意識を排除する
■好奇心を持つ
■適度なマインドフルネス
■経験と向きあう
■矛盾を許容する
■オープンに
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201117*読了
図書館でたまたま見つけて借りてみた本。
クリエイティブな人の特徴が各章で取り上げられていたのはおもしろかったし、自分に当てはまると思えるところもいくつかありました。意図的にその特徴を取り入れていくことができる部分はいいのですが、境遇など意図できない部分もあって、なかなかこの情報をもとにクリエイティブ思考になるのは難しいのでは?と思えました。文章もなんだか回りくどい気がして、なかなか入り込めず…。
結局、最後の翻訳者さんのまとめが一番分かりやすかった…。笑
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章立てが多く、どこかの本で読んだことがあることが紹介されていたので、少し浅く広くなイメージを持った。1つためになり少し考えがまとまらなかった部分を抜き出すならば、創造力が掻き立てられる脳の状態はマインドフルな状態ではなく、日常的なことを考えていない時に発生し、ボーっとしたり、空想している状態を指すのだと思う。この状態を作ることはなかなか容易ではなく、心あたる例としては長距離の電車や飛行機での移動の最中や、シャワーを浴びている時。またモーニングノートなどを書いて左脳の要求がひと段落着いたときなどがあげられるのではないかと思う。
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創造性の高い人がやっていること=クリエイティブ思考を身につけ、自分の創造のプロセスを自己破壊することで、”自分の知性をレベルアップしましょう”が主旨ととらえました。
クリエイティブ思考とは、10の習慣であり、それぞれ、
①遊び、②情熱、③夢想、④孤独、⑤直感、⑥好奇心、⑦瞑想、⑧繊細、⑨逆境、⑩異端 です。
いずれも、自分の内面からわき出でてくる感情、思考なので、クリエイテイブと理解しました。
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自分はマインドフルネスを実践していても、「今この時に心を集中させ、ありのままに感受すること」がなかなかできない。雑念が次から次へ浮かんできてしまう。これが著書では「マインドワンダリング」と述べられていた。
マインドワンダリングは悪いことではなく、意識を徘徊するマインドワンダリングによって独創性やクリエイティブな思考が発揮される面もある。
とはいえ意図的にマインドワンダリングをコントロールできる術も習得するべきで、それにはマインドフルネスによるトレーニングが必要となる。