紙の本
最後のお茶目な引っ掛けがよい。
2020/07/26 10:53
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投稿者:トッツアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒マメコンビの第2作。但し、黒田が黒木に変わって独身になった。著者は華がないと言われ、若干設定を変えたとのことだが、黒木のままの方が、生活臭があり、刑事らしくていよいと思う。
黒マメコンビや喫茶店のママとのやり取りが面白い。喫茶店のママとのロマンスが生まれれば面白い。地道な捜査でリアル感と緊迫感のある小説であることは前作と同様。秀逸な作品。亀田の推理が冴えわたり、最後に犯人を自供に追い込むためにコロンボばりのお茶目な引っ掛け(トリック)が面白く、読後感も爽やか。
紙の本
雨に殺せば
2020/01/15 19:20
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投稿者:ごんちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
黒豆コンビの亀谷の名推理がさえて最後に犯人逮捕となったが、意外な人物が犯人となり、そこに人間関係が複雑に交差する展開にとても興味を持ちました。映画化、ドラマ化すれば評判になると思いました。
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暇潰しに前情報なく読んだが面白かった。内容は結構骨太でした。
かなり前に書かれた作品だけど違和感なし。
黒マメコンビの大阪弁の会話が楽しい。
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以前創元推理文庫で読んだと思っていたが、未読だったらしい。
久しぶりの黒豆コンビ、シリーズでは初期にあたるからか、どこか若々しい。
あとがきにて『二度のお別れ』と黒さんの設定を変えた旨書いてあったが、気付かなかった。
三十年も前の作品だけにアナログ感満載。でも今はそれが新鮮にも感じる。
今のような、何でもありの時代だとトリックなどという趣すらない。
疫病神シリーズでお馴染みのお金のからくりも相変わらず面白い。
これだけ次々人が死ぬ事件は黒川作品では珍しい方だと思うが、ただセンセーショナルに走るのではなく最後に悲哀もあったりして黒川さんらしさが味わえた。
このシリーズ、角川文庫でも新装版として出ているようなので、少しずつ読み返したい。
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犯人解決のくだりなんかは刑事モノというより探偵モノに近いと感じた。つまらないわけではないが、犯罪を解き明かす過程が長過ぎて垂れてしまった。黒マメのやりとりは軽妙で良いがマメが1人で解決してしまうのはコンビとしていかがなものかと思う。
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TVの火曜ミステリーなら、こんな展開だが、刑事が犯行現場で容疑者にベラベラとネタを明かすなどお茶の間ドラマそのもの、実際の刑事は取調室で質問を繰り返すだけで本筋など語らない、又上司への報告、指示を仰がず勝手に動き回り容疑者に接触、推理を喋りまくるなど馬鹿馬鹿しい程の内容、安ドラマでも、もう少しリアリティが有る、初期の作品だから稚拙なのかと思うが、警察小説では無いが、疫病神シリーズと較べると舞台設定の違い以上に下らない小説になっている
読んで損した気分になる。
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2021.02.15.読了
黒川好きなのでいつも楽しめます
今作は、黒マメのおもしろいやり取りが若干少なかったかなーー。
ストーリーはまあ、ありがちな。
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黒川さんの小説が古本屋さんで売っていたので買ってみた一冊。
黒マメといわれる刑事コンビの話
現金輸送車襲撃事件から始まる殺人事件の真相をさぐる内容だった
疫病神シリーズや堀内・伊達コンビのシリーズの主人公コンビに比べると黒マメコンビはちょっと面白味がない
でも軽快な会話のやりとりは読んでて読みやすく面白い。
事件の真相はちょっと複雑で、どんでん返しみたいな感じだった。
シリーズ物なので黒マメコンビの活躍をもっと期待したい小説でした。