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熱量がすごい。その分主張がどストレート。それが潔く気持ちいい。
日本赤軍等々憧れちゃいけない人の持つ信念に対する、嫉妬ともとれるような思い入れは恐ろしい…言わんとすることはわかるけれど、それを言ってしまうとは。
編集者でお金を設けようとか、会社のために働くとか、自分の地位とか、そんなものは完全に頭にない気がする。
あるのは、
編集者という彼の立ち位置を心から愛して、それに命を捧げているということ。信念で仕事をしている。編集者というものがたまたま職業という肩書きにはまっただけであっただけで、この人は他人の頭の中を文章にして表現させたくて仕方ない、本能的な欲求があるんだと思う。
読書うんぬんでは片付けられない気迫があった…
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幻冬舎を創設した社長の話。 読書を効果的にするために、何冊か「読書」関係の本を読んでいた時にピックアップした本。
この本も他の本と同じく、量を読めと書いてあった。
そして、本を読むことで得られることがとてもたくさんあると。
あとは、編集者としての筆者の生きざまが面白いと思った。
彼のオリジナルな生き方。
作家にあこがれたけれど、作家にはなれないと感じたことや
生き様、死に方に関しての価値観も、非常に興味深かった。
読書とは、自己検証、自己嫌悪、自己否定を経て
究極の自己肯定へと至る、最も重要な武器なのである。
認識者から実践者になることで真に熟成する。
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『たった一人の熱狂』がバイブルとしてあまりにも素晴らしすぎるために、二番煎じもしくは三番煎じくらいの印象。この差はなんだろう、もう聞いている話だからなのかなんなのか。読書という行為を通じて、他人の人生を追体験できる。編集者の立場は、まさに「読者になれる」ことに尽きると思う。読書によって最も大切なのは感想を述べることなのだということも分かる。
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見城徹さんの「読書という荒野」を読みました。
見城さんは本当に熱い!文体からもその人柄が伝わってきます。以前は「週に6日ジムに通っている」と別の本で言っていいて、僕も見習ってできる限りジムに通うようにしました。でも今はウェイトトレーニングで肩を痛めて、週2~3日ほどとこの本では書いています。それでもハードボイルドを体現しているような方だと思います。
個人的に印象に残った内容を3点あげます。
○人間が何かを達成するには地獄の道を通らなければならない。読書をすれば無数の人生を体感できる。そうすることで、自分を客観的に見ることができる「自己検証能力」が高まる。
○本とは、自分の弱さを思い知らされ、同時に自分を鼓舞する、現実を戦うための武器。僕は、無謀な挑戦をする前は必ず、高橋和巳・吉本隆明・ヘミングウェイを読み返す。
○僕が本を熱心に読むのは、何らかの困難に陥った時だ。読書・困難・読書・困難というサイクルが僕の人生においてずっと続いてきた。だから、困難と読書は不可分の関係にある。困難に陥ったときに心のよすがをどこから得るかといえば、やはり読書しかない。スマホの検索で出た答えが自分の人生を前に進めることはない。一心不乱に本を読み、自分の情念に耳を澄ます時期は、必ず自分の財産になる。だから意識して読書の時間を捻出すべきだと僕は考えている。
やはり熱い!そしてその熱さに引き込まれてしまいます。今後も見城さんの生き方や書かれる本に注目です。
ブログでも紹介してます。
http://blog.livedoor.jp/masaathlon/archives/33431070.html
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血で血を洗う読書という荒野を突き進め。
本書の第6章のタイトルです。
「血で血を洗う」なんて、読書を形容する言葉としては、初めて見ました。
でも、読んで分かりました。
見城さんにとって読書とは、そのくらい苛烈なものなのです。
見城徹さんは慶応大卒後、廣済堂出版に入社し、角川書店へ転職。
そして、1994年に独立し、出版社を開業しました。
あの幻冬舎です。
私は本好きな大学生でしたが、「トンがった出版社だな」という印象を持ったのを覚えています。
刺激的な惹句の踊る新聞広告を見て、何度、書店へ走ったことか。
創業当初から、五木寛之や村上龍、山田詠美など人気作家をそろえていたのも特色。
本書を読んで理由が分かりました。
社長自ら、口説いたのですね。
著作を全て読むのは当たり前、相手の懐へ飛び込み、機を捉えて相手が承諾せざるを得ない「カード」を切るのです。
この辺りは本書の読みどころでしょう。
我が意を得たりという言葉にもたくさん出合えました。
たとえば、「ビジネス書や実用書には『結論』しか書かれていない」として、こうした本を読むことは「読書」に値しないと切り捨てます。
「僕が考える読書とは、実生活では経験できない『別の世界』の経験をし、他者への想像力を磨くことだ。重要なのは、『何が書かれているか』ではなく、『自分がどう感じるか』なのである。」
全くその通りと思います。
ぼくは44歳ですが、これまで約3千冊の本を読んできました。
大半は小説とノンフィクション。
なぜなら、本を読んで感動したい、心揺さぶられたい、こことは違う世界を見てみたい―。
そんな願いがあるからです。
ただ、見城さんほど本と格闘してはいません。
いや、全く足元にも及ばない。
何たって、読書で得たものを武器にして、世の中を渡って行くのですから。
よく、ビジネスパーソンや経営者が「忙しくて本なんて(まして小説なんて)読んでいる暇なんてない」と言うのを聞きます。
しかし、本当にいい仕事をしたいなら、むしろ小説をどんどん読んだ方がいい。
私も背中を押された気がしました。
ありがとうございます。
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「見城さんの仕事観」と「影響を受けた本の紹介」が混合している構成になっています。見城さんの圧倒的な努力を目の当たりにすると、自分の努力がどれだけちっぽけかが痛感される内容になっております。
自分でしか出せない価値を他者が追いつかないレベルで実行する先に、一流に上がる階段が用意されています。ほんと見城さんの本は胸の奥底からエネルギーが湧きます。
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幻冬舎社長の見城徹氏の読書論。
読書を実体験できない「別の世界」を経験し、他社への想像力を磨くこととし、
著者が影響を受けた本、また編集者としての経験から綴った内容。
ここまで深く考えて、それを生かすことが読書であるならば、
自分の読書は読書ではないと思える。
その位、読書に対する考え方が変わる1冊。
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まさに見城徹の本!という感じ。
読んでいると不思議な高揚感がある。熱くなれるものがある人生を生きなくてはいけない、と思わされる本。
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社会に大きなインパクトを出すには、何かにおいて桁外れにやりきることで、違う世界が見えてくるものなのだと感じた。
作家たちとの関係構築もすばらしく、分析眼がすばらしい。
どれもこれも、圧倒的すぎる読書量が作り出している。
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ただ読了して満足している自分の頭をどつきまわしたくなる本です。
・読書をすることで一生経験できないことができる。
他者の感情を考えたり、ここではない場所に行けたり。
・自己検証、自己嫌悪、自己否定の先に、成長があり、最終的に自己肯定につながる。
・知識を重ねても意味がない。
読書と通じて、「自分はどう感じたか?」が大事。
・圧倒的努力をする。
著者の場合
>五木寛之さんの新作が出たら五日以内に読んで感想を手紙で送っていた。
>石原慎太郎さんには年齢の数のバラを贈る、作品すべてを暗唱する。
◎旅に出て、外部に晒され、恋に堕ちて他者を知る。
読書、旅、恋愛が人生を豊かにする。
◎行動が極端であればあるほど官能が生まれる。狂ってこそはじめてわかることがある。
◎他者への想像力・生きるための教養・世の中の事象、原理を理解する=認識者になる
↓
さらにそれらを磨き「実践者」となる
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本を通じて多くの人生を読み取る。生きる。
人間の本質を読み取ること。
自己検証 自己嫌悪 自己否定のきっかけに。
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最終的な武器は言葉だけ。
出版とは虚業。
だからこそ、圧倒的な努力で、無から有を産む。
大変な仕事だなぁ、と思うが、やはり、どこか虚しい気がしてしまう。
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読み終わったとき、当たり前だが、世の中にはまだ自分が読んでいない名著たちがゴロゴロいることを実感させられる本。
これからも本を読み続け、目標の1万冊を目指したい。
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幻冬舎の社長ってこんな人なんですね。まあ肯定否定半々というところでしょうか。あまり共感はできなかったが参考にはなりました。
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熱量とともに、それを表現する著者の言葉の選択、語彙の幅の広さに感動すら覚える。言葉の豊かさが思考や感度を高めるというのがよく分かる。