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水・プレートテクトニクス・酸素など各要素でハビタブル(住むに適する)環境の条件を紹介してゆく。
地球に似た環境の系外惑星の話でも始まるのかな~と思ったら、地球が持つ生物の生存に関わる様々な要素が緻密に分析されていた。
地球のこんな要素が生命の維持に寄与しているんだ!という発見があり楽しい一方で、「でもそれって単に地球に適応する生物がいることを紹介してるだけで、他の環境なら他の環境に適応した生物が生まれるんじゃないの」という考え方もできてしまい(私が素人だからだとは思うが)、それは本の中で自己批判がなされていた。
ただ、それを言い出すとソースが少ないことを理由に議論が止まってしまう。宇宙という壮大なスケールの話を聞くと、夢があってとても楽しいが、その話がどういった研究結果に基づくものかまでは目が行かない。
だからこそ、仮説と検証という果てしないプロセスが地に足の付いた宇宙論を作っていく、という当たり前のことを知ることができて良かったと思う。