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今回の最大の出来事は下町との別れ。完全に会えないわけではないけど気軽に話せる関係ではなくなるのね。その流れで身近な人を例えるシリーズ面白い。リヒャルダとエルヴィーラを暖炉に例えるのは「なるほどなぁー」。ヴィルフリートが背もたれの無い椅子なのも納得、ローゼマインに頼ってばかり。フェルディナンドが長椅子、ユクトクスが言う通り信頼感抜群ですね。アンゲリカも無事卒業できてみんな一安心。
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城や神殿に忙しく駆け回るローゼマイン。
貴族院に戻ったら戻ったで、社交が始まる。
全領地を招いたお茶会で一悶着あったが、本好きのお友達もできる。
一年生で最優秀を取ったローゼマインをフェルディナンドが褒めた時には驚いた。
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面白いエピソードも決して少なくはないのですが、貴族院での1年目が終わり、「切り替わりの時期」といったところで濃密な冒険譚、というわけにはいきません。
貴族同士の政治的な駆け引きが多く描かれ、それはそれで楽しめはするものの、登場人物の関係が複雑で少し混乱します。
ストーリー展開が気になるあまり、駆け足で読み進めてしまったでしょうか。
既刊を一読したら、改めてゆっくりと振り返ると、また面白さがあるかもしれません。
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この巻は胸が締め付けられる、ローゼマインにとってはつらいことが多い巻だったような気がします。
プロローグはギル視点で、フランもザームも主であるローゼマインより元の主人である神官長の言葉を重視していてローゼマインの心配をあまりしていないことへの不満が描かれました。ローゼマインを心配するあまり視野が狭くなっていることをデリアに諭されます。デリアの成長とギルのまっすぐな思いに胸が熱くなりました。
そして貴族院で広げたローゼマインによる流行物の影響でエーレンフェストが注目され、ローゼマインに縁談が持ち込まれることを懸念したアウブはヴイルフリートとの婚約を決めます。神殿にローゼマインの側近達も出入りするようになり、婚約も決まったことからルッツ達の隠し部屋の出入りが最後になりました。ローゼマインが甘えられる唯一の場所がなくなってしまうのです。
これからローゼマインは大丈夫なのか心配になります。
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ローゼマインは想像の斜め上を行くため、領主が期待した方向ではないが自領の評価を物凄いスピードと量で変化を与える、ナリは小さい(7~8歳程度)が考え無しに影響のデカイ事をやってしまうのでブレーキになるか最終兵器ユストクスが投入される
ナリは小さいが公称10歳の姫様なので婚約もしました・・・周囲の領主から狙われ始めたからね、でもそのせいで平民の家と距離が開き、心の安定剤ルッツとの秘密の部屋が使えなくなる・・・下町エピソードは泣けた
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貴族院から城へ戻ってきて、神殿のお仕事をこなしつつ、下町の関係を少しずつ整理していく過程が丁寧に書かれてる。
貴族院で一気に新しい人物が増えたけど、下町とは少しずつ関係を疎遠にしてるので区切りができた感じ。
カラー折り込みの、フェルディナンドにぎゅーされてるところが気になったので一気に読んでしまった。その場面が最後の方だったので、まだかまだかと読んでたら一冊終わってた。
卒業式の雰囲気がとても華やかでよかった。
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ひとつの転換点ですね。平民時代と決定的に決別することになってしまって…
それでもローゼマインを心配する人がまだいるのが救いです。
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面白かった。かなり大きな転機となる重要巻。
貴族院のテストもとっとと終わらせて、
神殿の仕事やらなんやらで、一時帰宅するところから。
残念な子、アンゲリカとローゼマインの縁談がおもしろい。
ルッツ、フィリーネのエピソードは泣ける。