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394件
本好きの下剋上
第三部「領主の養女」
2026年TVアニメ放送決定!
アニメーション制作:WIT STUDIO
「このライトノベルがすごい!」(宝島社刊)
殿堂入り!
シリーズ累計1000万部突破!(電子書籍を含む)
本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー!
「小説家になろう」で大人気長編がついに書籍化!書き下ろし短編を2本収録!
さらにイラストは人気絵師、椎名優が担当!
【あらすじ】
とある女子大生が転生したのは、識字率が低くて本が少ない世界の兵士の娘。いくら読みたくても周りに本なんてあるはずない。本がないならどうする?作ってしまえばいいじゃない!目指すは図書館司書!本に囲まれて生きるため、本を作るところから始めよう!
緻密な世界観と多くの魅力的なキャラクターで大人気を集める本作が待望の書籍化!本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー!
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身XII」
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本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身VIII」
2022/04/11 04:35
web版からの加筆や改稿、書き下ろしが多めでいつも以上に情報量が多い
17人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
web版既読。
フェルディナンドを救うためにアーレンスバッハへ向かうローゼマイン達。
ランツェナーベとダンケルフェルガーを交えたエーレンフェストとアーレンスバッハ間の本物のディッター前半戦。
プロローグがユストクス視点で、フェルディナンドを失う覚悟をさせられた彼の絶望とジルヴェスターから齎されたローゼマインという希望の一喜一憂。
エピローグがついにゲオルギーネ視点。
嫁がされた時からもずっと諦めてなかったのかと思ってたけど、一度は無気力になってたのか。
でもゲオルギーネ視点を読むとなんとも苦い気持ちになった。
リヒャルダが彼女を悪く言わず大変な努力家と評価して、グラオザムみたいな度を超えた忠臣がいるのも納得の過去回想だったわ。
つまり、やっぱり悪いのはヴェローニカでガブリエーレ。
ジルヴェスターとヴィルフリートほんとに似てるな。
エーレンフェスト防衛戦で久しぶりのブリギッテも良い。
アウブじゃなくてロゼマに真っ先に報告を上げようとするところが側近だったんだなぁと。
そして何より供給の間のフェルディナンド視点書き下ろしがやばい。泣いてしまったわ。
イルムヒルデ様は時の女神の騒動で彼女と会ってるのね。
フェルディナンドにとっての「望みのままに生きる」がどういう重みを持つ台詞で、「家族同然」がどういう解釈だったのか、それがどう裏切られたのかが尊くて、これを読んでからカラー口絵見返すと震えるわ。
あと、遺言送ったのが無自覚なのもわかる。
あー、もう原稿用紙何十枚分の感想書けそうだけどどこまでネタバレ書き散らしていいか悩むし、読めばわかるって感じだ。
他にも本編も加筆と改稿が多量にあって、web版よりわかりやすくなっていた。
次巻も待ち遠しい。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身XII」
2023/12/26 04:06
完結まで楽しかった!外伝へ続く!
9人中、9人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
【ネタバレ】
本狂いの転生少女が平民から貴族になり領主となる物語完結巻。
大規模魔術の行使から、完全書き下ろしの就任式まで。
完全書き下ろしのエーレンフェストへいったん帰還する箇所以外にも寮を開けたりするシーンや細々とした会話などweb版からの加筆がめちゃくちゃ多い!
最後までどきどきしながら読み終えた。楽しかった。
プロローグのフェルディナンド視点の焦りも最高だし、エーレンフェストに戻ってそれぞれの移動準備や別れの挨拶をする辺りは終わってしまうんだな、としんみりした。
あぁー、まだまだ読んでいたいよ!終わっちゃった!
ダームエルとフィリーネの進展がweb版と違ってて気になる~!
ユーディットはエーレン残留組だと思ってたけど、本当にアレキサンドリアについていきたい気持ちがずっとあるのは嬉しかったな。
フェルディナンドが目隠ししてくれて、代わりに闇を飲んでくれているから、ローゼマインの周りには良い人が多いんだなぁとほのぼの泣けてしまう。
あと、実はこの終盤はweb版でも大人気な婚約式よりも、やっとできた図書館と研究所を確認に行ったときの、図書館の自室に「寝台とか別にいいから長椅子がほしい」って主張するシーンがめちゃくちゃ好き。
あれ、第四部前半でフェルディナンドは長椅子って例えたやつの、ロングパス伏線回収でしょう?
もちろん第二部ラストの全属性の祝福の伏線回収も、書き下ろしのフェルディナンド視点で呪い返しとかしてたの美味しすぎたし、最大の見せ場なんだけど!
さりげない伏線回収の仕方が上手くて本当に良作。
短編集3とハンネちゃん外伝を楽しみに待とう。
長期連載の完結お疲れ様でした。
ありがとうございました!
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第五部「女神の化身X」
2022/12/11 02:21
今回も書き下ろし多数で読み応えたっぷり!
9人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:S910 - この投稿者のレビュー一覧を見る
web版既読。
グルトリスハイトを得てユルゲンシュミットのツェントになろうとするランツェナーヴェ王や彼に味方する裏切者達と貴族院での最終防衛戦。
本編はweb版からそれほど加筆がなかったような?
ちょっと説明がわかりやすくなっている箇所があったかな?
プロローグがいつまでもお花畑思考なディートリンデ視点。
エピローグがジークリンデ視点からダンケルフェルガー側の考えと後方支援の様子。
アウブが次期ツェントになってもいいと承諾したのは、ヒルデブラントを養子にして王族に戻せる判断だったか。なるほどね。やっぱ上位領地だわ。
書き下ろし短編でイマヌエル視点から中央神殿の動きとラオブルートとの繋がり。
アナスタージウス視点から離宮の守りと講堂での戦い。
正直「大事な人を人質にとって交渉するのが王族」ってマインに言われたときのアナ王子の内心が一番知りたかったから、そこがないのは残念だったかなぁ。
まぁフェル視点でめちゃめちゃ振り回されててちょっと笑ったけど。
マグダレーナ視点は王宮で襲撃にあった時のツェントの様子や、ラオブルート退治の顛末。
ダンケルの女!って感じで良かったわぁ。
どっちかというとマグダレーナも武寄りだよね。領主一族だから?
ジェルヴァージオ視点から英知を授かる顛末や女神の降臨中のやりとり。
マインにめっちゃ振り回されているの面白いし、フェルの凶悪さが垣間見えるわマインへの気遣いやらでヒェッってなった。
そしてフェル視点。もうめちゃめちゃすごくて怖かったね。
ホントみんなから敵に回したくないって言われるわけだ。
ヴェルデクラフの「戦闘中に戦後の政治的な部分を見据え、敵の弱点を突きながら勝敗を調整する」がまんま見えた。
悪辣!だがそこがいい!
そんな彼が焦ったくらい結構ギリギリだったのも驚きかも。