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9月-18。3.5点。
ぼろ鳶シリーズ。火消し番付を上げなければ、火消しを縮小すると言われた柊与一。都合良く火事が起き、疑いが。
面白い。相変わらずの一気読み。
解決したけど、引き続き闘いが。。。
ちょいちょいくらまし屋の影が見えて、この作家のファンとしてはうれしい。
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【腹減り度】
なし
【食べ物の割合】
☆
【1番美味しそうだったもの】
加賀安産祈願のころころ餅
*感想*
グルメ小説以外も読む。
ぼろ鳶組が活躍する笑いあり涙あり(表現が古い)熱血大江戸火消しシリーズ第5弾。最近ややマンネリ気味な気がしていましたが高水準のマンネリなのでご容赦くださいって話。ついに主人公が父になりました。めでたし。
食べ物はほとんど出てこないシリーズなので、主人公の奥方深雪殿の登場を今か今かと待ちわびておりました(そういう小説ではない)。今回深雪殿が作ったのは石焼鍋。秋田の男鹿の伝統料理だということだけども味の描写が寅次郎の「美味いですね」のみ!な、なんてこったい!
その後深雪殿の安産祈願にと大音勘九郎が娘に持たせたころころ餅は形状の描写があったのでこちらの方が心惹かれた次第(でもやはり味の描写なし)。脳が脂肪で出来ている私にとってはこういった小説で「餅」という字を見れただけでおいしいのですが!末期。
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犯人は柊さん?菩薩は進藤さん?
個人の生き方、組織のまとめ方それぞれに色々な意見ややり方がある。でも、押さえ付けるのではなくお互いが認め合えるやり方がいいなぁ やっぱり。
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2020.12.2
まったくもう、みんな熱いんだから!
けど初めてくだらない火消しが出たかもなぁ。
深雪さんは相変わらずサイコーでした。
実写化するなら深津絵里かなぁ
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シリーズ第五弾。
江戸っ子達が大好きな“番付(ランキング)”。
中でも江戸の花形職業である“火消番付”への関心はとりわけ高いのですが、源吾は部下たちに番付にこだわるあまり、無茶をしてほしくない様です。
一方、貧乏な新庄藩と同じくらい財政が厳しい仁正寺藩の火消頭・柊与市は、火消削減を回避する為、番付上位に入るべく“大物喰い”を狙い、ガンガン出動し始めます。
頻発する放火と思わしき火災に異常な速さで駆け付ける仁正寺藩火消と、火消番付の作成に携わる読売書き・文五郎の失踪で、読んでいる側としては“もしや与市が・・?いやいや・・まさか”と思ってしまう訳でして。
さらに管轄内の住人からは“菩薩”と崇められる、八重洲河岸定火消の、進藤内記も登場。彼の“菩薩キャラ”に違和感を感じている源吾。この男も裏の顔がおありの様子です。
さらに、何故か狙われる文五郎の息子・福助を救うべく知恵を絞って逃亡する、お七やお淋の奮闘など、今回もお楽しみ要素がギッシリなのですが、まだありますよ。終盤では、ついに深雪さんが出産。松永家に新たな一員が加わります。よってたかって祝福される松永ファミリーの愛されっぷりに、改めて“ぼろ鳶組っていいよねー。”という気持ちになります。
そして、今回フューチャーされた柊与市も、心根が真っ直ぐな好青年で応援したくなるキャラですね。是非今後も登場して、深雪さんの手料理を食べて頂きたいです(有料ですが)。
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煤で汚れたままの姿で、妻の横に横たわっている生まれたての我が子を覗き込み、人差し指をその手に絡ませてぶらぶらさせているシーンがありありと目に浮かぶ。源吾の真っ黒な頬には、涙の筋がいくつも出来て…。
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本作は謀略系だった。
表題が菩薩花だが、今回の敵役は真逆の外道だった。
巻を重ねるごとに敵役の抱える闇が深くなっていく気がする。
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黄金雛を先に読んでいたので、進藤内記に何があったのか、何故こうなったのかが、分からない。そこの物語も描いて欲しい。
このシリーズは、読みやすく、ミステリーの要素もあり、火消の心意気や友情・連帯、剣戟、挫折と負けん気、家族愛など、好きな要素が盛り沢山にたらふく味わえる。とても安心して物語世界にたゆたい元気をチャージできるエンターテインメント。こうした物語を提供してくれる作家、ストーリーに出会えた僥倖に感謝したい。
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令和3年7月18日読了
シリーズ5作目
火消し番付を巡って、付け火、拐かし、そして最後には人命さえも軽んじる様な事件が。
江戸の火消し組織の複雑さと 火災の多さ故の 鳶火消し同士の様々な軋轢。
今シリーズは、大物喰いだぁー。
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『羽州ぼろ鳶組』シリーズ、その五。
頻発する付け火、火消し同士の小競り合い、火事場専門の読売書きの失踪など、火消番付上位を狙ってのものと思われる気がかりな出来事が続く。
そんな中、番付でも上位に上がる実力者、八重洲河岸定火消の『菩薩の内記』に心酔する町人らに薄気味悪さを感じる源吾たちだったが…
本作は、事件の裏に隠されていた事情の陰鬱さのためか、爽快感よりも後味の悪さが強く残った。
えー、内記ってここまで腐れちゃったのぉ⁈
たまたまシリーズ番外編、若き日の源吾たちの活躍を描いた『黄金雛』を先に読んでいたので…
あの内記が、ここまで堕ちるかという外道ぶりにぞっとした。
臨月の深雪が狙われたらどうしようかとはらはらしたが、無事に赤子が産まれてホッとした。
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シリーズ5作目。これまでの中で一番好きかもしれない。
本作は少しミステリ要素が強く、序盤はミスリードで黒幕を隠すようなストーリー展開。与市が登場した時に過去作での登場を微かに覚えていたこともあり、彼が悪人となる可能性は低いと思っていたが、やはりその通り気持ちの良い男だった。一方で番付の火消たちは癖があってもどこか憎めない奴が多い中、進藤内記が想像以上の悪人だったことは非常に驚かされた。ただ、部下たち(いや作品の中では「子ども達」)が反旗を翻す場面は爽快で、悪人が育ててきた部下が誰よりも本物のヒーローに育ったというのは皮肉的で痛快だった。
今回、火消専門の読売が出てくるが、江戸時代の火消しが現代のプロスポーツ選手に近いという実感がさらに強まった気がする。囲 将棋界にも似ている気がする。力不足でプロになれなかった者が諦めきれず記者になる。また、「大人しく真面目な火消が増えた。火消番付の流行により、火消が役者のように持て囃され、悪行や醜態を見せまいという意識が働くのであろう」というのはプロ野球界にそっくりだなと思った。昔は選手も柄が悪く、選手同士もバチバチだったが、今は選手同士馴れ合う反面、たまに出てくる悪童がタチの悪い問題を起こすといった現状。その意味でも続編でどんな展開が出てくるのか非常に楽しみである。
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09月-05。3.5点。
羽州ぼろ鳶第5弾。襲大鳳のため再読。
仁正寺藩火消しの柊、火消し番付を上げなければならず、策を弄する。。
相変わらずスピード感、面白い。
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藩の財政難から火消し番付を上がることが急務となった仁正寺藩火消し柊与一が火事場にいち早く駆けつけて手柄を立てるようになったことから、自ら火つけをしているのではないかと疑いがかかる。それを疑う読売書きと鳥越新之助が火の中から逃げ出せない。そんな中、松永源吾に男の子が生まれた。
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本筋での結末は少し消化不良という感じたったが、
今回はサイドストーリーにほっこりさせられた。
深雪の出産と火消し番付。
待ちに待った二人の第一子。
初々しいパパと
すっかり母の顔のママ。
それにしても新之助は毎回危険すぎる。
鳶の面々の誰も傷ついてほしくない。
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内容(「BOOK」データベースより)
番付のためか―。火消番付への関心は高く、お家の評判にも繋がる。その噂が人々の口に上りだす頃、ぼろ鳶組松永源吾は、無謀にも他の火消から手柄を奪おうと闘う仁正寺藩火消柊与市の姿を目にする。そんな折、火消による付け火を疑う読売書きが姿を消し…。真相を追う源吾らの前に現れたのは、火難の遺児を救い育て、「菩薩」と崇められる定火消進藤内記だった。
令和4年1月18日~20日