紙の本
隙間に忍び寄る魔の手
2021/06/01 00:10
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
多くの被害者は財産はあっても、心のどこかに虚しさを感じていたのかもしれません。ますます高齢化・無縁化する社会の中で、お金意外の拠り所を見つけたいです。
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このニュースを見た時は衝撃だった。
普通のおばちゃんなのに、そんなにもモテたの?って。
読んでみると、付き合った男の数はかなり多く、何度も結婚し、重複もしている。
公正証書も書かせるし、金庫もすぐ開けさせるし。
嘘もたくさんついていて、なにがなんだか分からない。
記者をもたぶらかそうとし、嘘について言及すると怒ってシャットアウト。
中途半端な感じはいなめないが、ノンフィクションだしこればかりは仕方ない。
こういう人も世の中には存在する。
ちゃんとした結婚相談所であっても注意しないといけない。
狙われたのは、主に奥さんと別れた男。
子どもがいなければなおいい。
奥さんがいたころの楽しさを知っていたから、寂しさがつのって、もう一度手に入れたくて、付き合っちゃったんだろうな。
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サイコパスという概念に批判的な私ですが、まあ当てはまる人というとこの人とか、木嶋佳苗ちゃんとか、福岡の家族同士殺し合いさせた人とかを思い浮かべるなあ。ずーっと年齢が下の記者にすら色目を使うというのがすごい。
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サブタイトルが「『近畿連続青酸死事件』筧千佐子が語ったこと」
結婚相談所を利用して、言葉巧みに高齢者に言い寄って彼の後妻に納まり、毒物を詰めたカプセルを飲ませて殺人を繰り返した女・筧千佐子。
著者は一審で死刑判決を受けた彼女と面会や文通を重ねるが、彼女の本当の姿には出会えず終いに終わってしまう。
何年かに一度、こんな女が出て来て世間を騒がせる。
ひっかかる男がいるからなのかも知れない…。
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筆者がテレビで語っていた内容と重複する。犯人は養子に出されていたこと、無機質に老人男性を薬殺していく様子が分かる。黒川博行の後妻業の方が小説だが面白い。
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引っ張りまくってる割には
特に深みも新しい発見もなく…
ただ、すんごくモテる人っているよね。
って言う…
美人じゃなくても心を掴む。
羨ましい力。
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小説「後妻業」、映画「後妻業の女」の両方を鑑賞して本書を読んでみた。事実が完全にフィクションを超えていた。
事件の発端は2014年、夫の殺人容疑で筧千佐子が逮捕されたことだった。警察が彼女の過去を調べてみると、彼女と関係を持った高齢の男性が次々と死亡していたことが明らかになる。その数、なんと11名。
千佐子が狙うのは体が弱くて、高齢で、財産を持つ一人暮らしの男性。多くの結婚相談所に登録して、そんな男性と交際し、財産相続の遺言を書かせ、毒入りカプセルを飲ませ、事故死や病死に見せかける。葬式では遺族を無視して、強引に遺産を相続する。その後、何もなかったかのように次の男性を狙う。同時期に複数の男性と交際することもあった。
それらは千佐子にとって一連の流れ作業であり、業務だった。そんな生活を20年以上続けていたのだから、まともじゃない。裁判や著者との面会においても、自分の犯罪を自慢すると思えば、急に痴呆症のふりをしたりと破滅的な言動を繰り返す。死刑判決の言い渡しにも動揺することはなかった。
小説や映画を超えた、とんでもなく強烈なサイコパスなキャラクター。現時点では刑が確定していないため、本書で彼女の過去をあまり掘り下げることができていないのが残念だ。
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★★
今月5冊目。
被害者とか多くて頭に入らない。本の構成が途中、公判になっても人物がわからん。
最後死刑囚と会って会話もよく頭に入らない。
この人のあと何冊か読むつもりだが全部この手か