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評価内訳
2018/11/22 18:06
投稿元:
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内容(「BOOK」データベースより) 失踪した猟犬探しを生業とする探偵・竜門卓の事務所に、盲導犬の行方を突き止めてほしいという仕事が舞い込んだ。依頼者は資産家の令嬢。相棒の猟犬ジョーとともに調査を進めるうちに、薄幸な、ひとりの目の不自由な少女のもとに行きつくが…。胸を打つラストシーンが待つ表題作を始め、限りなく優しく誇り高い男たちの人間模様を描き出す永遠の感動作!
2019/06/19 13:22
古風なハードボイルド小説です。 映画の1シーンだけを切り取ったような話が何個かあり、消化不良な気がしてしまいますが、オチを期待してしまう現代人の悪い癖でしょうか。でもそんなに昔の小説でも無いのですが古典の趣きが有ります。 表題の「セント・メリーのリボン」が一番長くて一番胸に残る話です。猟犬失踪専門の探偵という設定自体が非常にファンタジーな感じしますが、しっかり地に足着いた商売に感じてくるのは書き方の説得力によるものでしょうか。 他の作品も外国の古典の翻訳を読んでいるような魅力があります。古臭い骨董品のブーツのようなかっこよさです。