紙の本
ホーキング博士の宇宙はホログラム
2019/07/28 15:48
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投稿者:nobita - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙物理学、量子力学、重力量子力学が同じ土壌で話されているのは面白い。やはり、天才の一人。永久インフレーションからの滑らかな離脱の論文は数学的にはもちろん物理学上もまったく理解できなかった。
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私はホログラフィー、多宇宙信じます。
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・ホーキングは「果てがないのが、宇宙の始まりの条件なのだ!」という。ここでの果てがないとは宇宙は「特異点」として始まったのではなく、虚数の時間で始まるなら物理法則にしたがってなめらかに始まったということである。
・相対性理論に従うならば、宇宙は特異点から始まらなければならないという特異点定理を証明したが、量子重力論、つまり一般相対性理論に基づけば、反対に特異点なしで宇宙は誕生するのだという理論である。
・宇宙は有限)重要なポイントは全体としての空間の大きさではなく、さまざまな領域ないしポケット宇宙についてその多様性の幅を私たちが格段に狭めたという事実です。
・時間が虚数というと、読者の中には深遠な意味を追求したくなる方もいるかもしれないが、あくまでも計算方法の一つであり、研究者はそこに深遠な意味を見出してはいない。
・超ひも理論において、物質はブレーンに張り付いて考えるのが自然である。つまり、われわれの膨張宇宙は高次元時空内を運動するブレーンとしてとらえられる。ブレーンが一つである理由は特になく、むしろ多数のブレーンが存在すると考えるのが自然だ。ブレーンがわれわれの住む宇宙であるから、宇宙はたくさん存在することになる。
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ブラックホールは温度やエントロピーなどの熱力学量を持つのである。ブラックホールの温度はブラックホールの事象の地平面の半径に反比例する。半径はブラックホールの資料に比例するので、小さい質量の、地平面の半径が小さいブラックホールほど高温度である ブラックホールは太陽の約8倍以上の質量を持つ恒星が崩壊することにより形成されると考えられている
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自分には内容が専門的すぎてついていけなかったと言うのが正直なところ。
ホーキング博士がウェストミンスター寺院に埋葬されたことはこの本を通して初めて知ったけど、ニュートンやダーウィンら墓の傍というところに博士の偉大さが伝わってくるな。
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2018.3.14 「車椅子にのった天才」スティーヴン・ホーキング博士逝去。
ご冥福をお祈りします。
報道を知ったとき、博士の伝記映画『博士と彼女のセオリー』を観て間もなくだったのもあって、なかなかの衝撃だった。
年末になってこの追悼本を見かけ、これは今年のうちに読んでおかねばと思った。
本書は4部構成。
・佐藤勝彦氏によるホーキングの業績の概説
・ホーキングの最終論文の共同著者トマス・ハートッホ氏へのインタビュー
・最終論文の解説
・最終論文『永久インフレーションからの滑らかな離脱?』
最終論文のみ横書き。
最終論文を簡単にまとめると、通常、永久インフレーションはいびつな宇宙像を予言するが、系は形の綺麗な低いエネルギー状態を好むので、そのような確率は低いだろう、ということらしい。
少ないページ数ながら佐藤先生のブラックホール関連の解説がまとまっていて有難い。しかしある程度までいくと振るい落とされる。
ホーキング氏の遺灰は、ウィストミンスター寺院に埋葬された。
なんとニュートンとダーウィンの隣。
追悼式は、一般申込できるようになっていて、未来の誕生日を入力できた。つまり、タイムトラベラーを歓迎している。
欧州宇宙機関(ESA)は、音楽に乗せたホーキング氏の肉声をブラックホールに向けて流したという。
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前半は宇宙的な簡単な本に書いていることも多いのでついていけましたが、後半は数式は無いものの専門用語が多く、抽象的でチンプンカンプンでしたw
わたしのレベルには、まだ早かったようです