考えさせられる本
2018/11/01 21:07
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投稿者:通りすがり - この投稿者のレビュー一覧を見る
まずページを開いて、各章のタイトルに驚きました。本の紹介にも書かれている通り、筆者の方は新聞がきっかけで彼のことを知り、懸命に調べたものを、書いています。ただ、取材相手が誤認していることを裏取りが甘くそのまま載せてしまっている箇所(中学時代の部活)も見られるので、そこが残念です。
構成としては彼の周辺人物から彼の人生、主に高校時代、大学時代を探っていくようなストーリーにしています。とても読みやすく引き込まれる部分が多いのが印象的でした。ですが、もう少し幅広く読みたかったとの気持ちもあります。
全体の評価は、星5点です。ただ気になったのが、所々一人称で主人公である浅野大義君を描こうとチャレンジしている点です。悪くはないのですが、生前の彼を知っている身から見ると、果たしてそういう心情に至っただろうか、と考えさせられました。このモヤモヤからマイナス1点としました。注意して欲しいのは、作品の出来は悪くはありません。
読書をオススメしたいのは、楽器を青春時代にされていた方や楽器を演奏する子供を持った親御さんです。
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投稿者:雪 - この投稿者のレビュー一覧を見る
映画化されて知った作品。
「市船ソウル」作者浅野大義くん、短くても厚い、キラキラの一生です。
青春のエネルギーが眩しい。
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この本に書かれている浅野大義さんは,19歳の夏,胚細胞腫瘍が肺に転移していることが発覚し,闘病生活を送る。
1年半の闘病生活の末,20歳の1月12日に永眠。
吹奏楽に全てを懸けた高校時代の3年間と,闘病記,告別式までの7日間を書いたドキュメンタリー。
浅野大義さんはピアノを習い始めたのをきっかけに小学校,中学校と吹奏楽部に所属する。もちろん船橋市立船橋高校,市船に進学後も吹奏楽部に入り,トロンボーンを担当する。
市船は吹奏楽の座奏,マーチングだけではなく北海道で行われるYOSAKOIソーラン祭りや合唱も活動内容として取り入れられている。また,吸劇と呼ばれる吹奏楽と演劇の合わさった,市船独自の演奏,合唱,ダンスなどが織り込まれた表現も行っている。そして,夏の高校野球の応援。彼が作曲した「市船soul」。
大義さんは非常に充実した吹奏楽部での生活を送る。顧問の高橋先生,部長のユナなど大所帯の吹奏楽部の仲間。高校生ならではのさまざまな出来事があるが,それを通じて,友情は深まっていく。
だが,大義さんの卒業後,体調の悪さから,母の勤める総合病院で受診をし,さらに大学病院で検査したところ胚細胞腫瘍,つまり癌であったことがわかった。闘病が始まる……。
構成が,告別式前の母親,桂子さんの目線と,大義さん目線で人生を追ったところと交互に書かれている。一気に読み進めたが,再読すると,改めて大義さんの人生で気づくこともある。
大義さんは,いつも人のために生きていた,家族のため,市船の仲間のため,関わった多くの人々のため,そして愛する恋人のため。だからこそ,大義さんは誰からも愛された人生であり,告別式当日,164人ものメンバーが集まって彼を送り出すために演奏したのだ。彼を思う人々がいる限り,その心の中で大義さんは生きているといってもいいだろう。
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奇跡の告別式というサブタイトルに引かれて読み始めたら、のめり込むように読んでしまった。短い生涯を生ききった主人公の姿に涙が止まらなかった。
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恥ずかしながら、
『市船ソウル』をこの本を通じて初めて知りました。
ありきたりかもしれませんが、この本を通して大義さんの駆け抜けた人生を知ることで自然と涙がこぼれました。そして自分の命を大事に生きようと思いました。人の為に時間を使うということの大切さを学びました。また、精一杯今を生きる大切さを学びました。
人を惹きつける魅力を持っている人は死してもなお人を惹きつけるのだと感じ、
自分が死んだ時、これだけの熱い想いを持って おくりだされるのかなぁなんてことも考えたりしました。
もし子どもがいる世界線で生きることになった時、
子どもには好きなものを全力でやれる環境を
作ってあげられるよう
財力を整えることはもちろん、
自分の人生経験を豊かにしておこうと思いました。
実写映画化もされるということなので注目しようと思います。
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市船soulを作曲した浅野大義くんが、音楽と出会ってから病気で亡くなり、その告別式の事まで書かれています。
中心は亡くなってから告別式までのことで、その間に振り返るように生前の彼のことが書かれています。
市船の吹奏楽部をよさこいで見たことがあり、その完成度も数ヶ月て仕上げてきたと思えないものでした。
よさこい以外にもたくさんのことをやっていて、その他も完成度がすごくて、決められた学生生活の中でどうやったらあの完成度ができるのか?ずっと不思議に思ってました。
その謎がとけて満足してます。
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涙なくしては読めなかった。
太く短い人生、という言葉では片付けられない、私は親の立場になって考えてしまう。
何度も再発をして神様はいないのかって思うよ。
愛する人もいて(愛来ちゃん)尊敬する恩師の高橋先生、吹部の仲間たち、164人集まった告別式での演奏。
ほんとに市船の絆はすごいね。
大義は県立習志野高校に落ちてほんとに良かったね。(そこ?)
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この本を読んで、市立船橋高校が今夏の甲子園に出場した事を思い出し、YouTubeで「市船ソウル」を視聴して、思わず涙。
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号泣。
大義くんの人柄、周りの人の想い、音楽の素晴らしさ、仲間、恩師、家族、恋人、幸せだったからこそ切なくなる。
皆の心に音楽と共に生きた証を残し、20歳という若さで旅立った大義くんにただただ涙してしまった。
なぜにこんなに尊い人柄の人が先に行ってしまうかな。友人を思い出してまた涙。
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読んでとても温かい気持ちになりました。
本人から聞いたわけじゃないからしょうがないと思いますが、もっと大義くんの気持ちが書かれていたらもっとのめり込んで読めたと思います。
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大義くんの温かい人柄と市船高校の絆を感じた一冊でした。
何かの本で、
「死ぬってことはその人の物語が終わるということ」という内容のものを読みました。
「20歳のソウル」を読んで、
確かに大義くんが歩む大義くんの物語は
終わったのかもしれないけど
大義くんがこれまでに関わってきた様々な人や
作った音楽を通して、
それぞれの心の中で生きているのだろうなと
感じました。
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病気になるってどういうことなのか
改めて、考えさせられます
大丈夫、負けないって思っていても、周りの元気な人たちを見るとなんで?って。
誰かに無性に会いたくなったかと思えば、誰にも会いたくなく、一人でいたかったりもする
元気でいられて、体調が良いと、このまま病気がよくなるんじゃないかって期待もする。そんな夢もみる
そしてどうしたって、一人では病気と闘えない
今日という穏やかな日が、明日もくるとは限らないから。私はそれを、身をもって知っています
生ききることが、今を生きること。
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実話です。たった20年の人生を散らしてしまった浅野大義君の物語です。1年半の闘病生活の末に亡くなった浅野大義君の告別式に160名以上の仲間が集まり演奏をしました。参列者の数は700名を超えていたそうです。彼の作った市船ソウルは、市立船橋の代表的な応援歌として、必ず何かがおこる神曲と呼ばれています。
やはり、根底にある本物のストーリーの迫力がすごいです、涙腺崩壊です。
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心から感動した。
自分が一日一日をいかに薄っぺらく生きてしまっているか…
自分がキツいときに周りにやさしくできているのか…
自分がこの世を去るとき、果たしてどれだけの人が惜しんでくれるのか…
浅野大義さんの生き様を知り、いろいろ考えさせられた。
市船のある船橋市の近隣に住む千葉県民として、こうした実話が生まれたことを誇らしく思う。
この本に出会えて本当によかった。
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1Qさん読んだよ〜!
いや聴いたよ〜‼︎かな?
市立船橋の魂…市船ソウル。゚(゚´ω`゚)゚。
20歳で亡くなった浅野大義くん。
彼が野球部の為に作った応援曲「市船ソウル」は
あの高校野球の神曲として有名ですね。
彼が亡くなり告別式までのカウントダウンの形で章が進みます。
吹奏楽部の話、市船ソウルを作り上げた話、発病…
友情、恋愛、家族。
いやぁ泣いちゃいました。゚(゚´ω`゚)゚。
息子を持つわたしは泣けた!
告別式の演奏に集まった164人
彼らが大義を送り出す市船ソウルの演奏が青空の下で聴こえてくるようでした。
今年の甲子園で聴かせて欲しい!
頑張って市立船橋野球部\(//∇//)