情熱の国で溺愛されて みんなのレビュー

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投稿者：さな　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

収録されているのはそれぞれ独立したお話。

どれも好きですが、最後の一編が特にお気に入りです。
ファンタジー？お伽噺的でしたが、良くできていて満足♪

情熱の国で溺愛される…タイトル通りの素敵な一冊でした。

イラストも好き。

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投稿者：やじやじ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

ネタバレあり

作者さんの闘牛士もの
好きの熱量が強い作品ですけど、
それもまたこの作品たちの色だと思って受け入れられれば良しです。
スペインの熱と香りを感じさせてくれるので私は好きです。
今回は短編集

「情熱の国で溺愛されて」
ビセンテは作者さんの言うとおり、
わりと常識人よりでしたね。
監禁もしないし、パスポート燃やしたりしないし（笑）
でも、那月の荷物の件については疑いを持ってます。
（実行犯ではないけれど、黙認したのではと？）
那月も死んだ兄と和解できたし、
夢である救命救急という道を捨てることなく
でも影の檻に閉じ込められたなぁって。
まあ、幸せなら良し。

金太郎飴の恋愛脳って表現に笑ったです。
ラテン系恐るべし

ちなみにフラメンコが好きなので
ビセンテのフラメンコとても良かったのですけど
闘牛場でビセンテがカポーテを扱う姿がまた艶やかで
うっとりしてしまいました。

ビセンテと那月は色々とありながら過ごしていくでしょうから
次はぺぺが闘牛士になる話を読みたいかもです。

余談ですが、「ワイルドとアンナチュラル」もひそかにツボです。

そして、表紙のぺぺが可愛い♪

「恋するマタドール」
こちらは闘牛士の光と影
また日系なのは何故かなぁって思ったりはしますが。
流依の闘牛士としての
魂の病みと言いますか。
クリスティアーノの病み具合が秀逸。

サタナスやユベールが名前だけでも出てきて嬉しい
ロサリオは相変わらずビッチ扱いなのが可哀想だけど
同じ時代に闘牛やっていてくれてありがとうな感じ

強烈な光とそれが作る影を見るような作品
クリスティーナも流依もそんな檻の中にいる獣。
そんな二人が理解しあって、
光と影の檻の中で生きて行く話でした。

「ラブ＆ホース」
これをどう言って良いのか・・・
いや・・・
騎馬闘牛のお話というか
騎馬闘牛士と馬のお話
これはネタバレなしで読んでほしいかな。
ファンタジー読みました。

どの作品もそれぞれの闘牛と恋（あるいは愛）の話を
堪能しました。
今後も書いていただけるのを願っています。