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紙の本
映画を見るように頭の中に映像が映し出される
2011/07/03 08:22
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:紫月 - この投稿者のレビュー一覧を見る
路上のゴミ容器に押し込められた若く美しい女性の他殺体。
チャンネル75のレポーター、ナディーンの元に送られた被害者の生前および死後の写真。
不可思議な連続殺人事件に巻き込まれるイヴ。
一方、ロークは自分の出生にまつわる真実を知らされ、動揺し、イヴとの間に壁をつくってしまう。
シリーズ第16弾。
いつもはクールなロークが動揺する姿は、かなり珍しい。そんなロークを気遣ってイヴもまた動揺し、混乱する。
互いの傷を乗り越えて二人の絆が深まっていく様子は、このシリーズの見どころの一つだ。
――二人の絆がどれほど強いものであろうと、彼のなかには、彼女すら触れることのできない芯の部分がある
――
しっかりと結びつき、深く思いあっているはずの二人なのに、イヴとロークの心の闇はまだまだ深い。奥行きのあるキャラクターはとても魅力的だし、彼らが自身の過去にどのように折り合いをつけていくか、また、相手の傷にどのように歩み寄っていくのか、とても興味深い。
また、周囲の人々との暖かな繋がりは今回も健在で、イヴの部下、可愛らしい顔をしたトゥルーハートが本事件では大活躍だ。
イヴの天敵・サマーセットはといえば、足を折ったせいだろうか、コミカルな一面を見せたり、イヴと協力したりする珍しい一面を見せて楽しませてくれる。
もうこれで何冊目かのイヴ&ロークだが、スピーディで、活字を追っているとまるで映画を見るように頭の中に映像が映し出される、そんなシリーズだ。
順調に刊行されているので安心だけど、いつまでもいつまでも続けばいいな。
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