紙の本
『セパ!』
2018/07/11 19:43
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投稿者:百書繚乱 - この投稿者のレビュー一覧を見る
兄へのコンプレックスからサッカーもバレーボールもやめてしまった翔(かける)
不登校のまま中学3年になったある日、公園でセパタクローをする謎の小学生レンに出会う
セパタクローのおもしろさに魅かれた翔はレグ(チーム)をつくって大学生チームとの練習試合に臨もうとするが...
《自信なし、コミュ力なしの中学生が、本気を出す物語》──帯のコピー
「今を生きる子どもたちが『お腹を抱えて、笑い、そして心から泣ける』エンターテインメント文学」を募集する第7回ポプラズッコケ文学新人賞(2017)に応募166編の中から選ばれた大賞受賞作
著者の記念すべきデビュー作はポプラ社「ノベルズ・エクスプレス」レーベルから
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2018/7/30
面白かった。
うまく説明できないけどなんかいいなあ。引きこもりが主人公のアツい青春スポーツ小説。
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兄・翼に劣等感を持つ主人公カケル。
セパタクローと出会い、仲間を見つけ、練習に打ち込みながら、兄への劣等感や自分の弱さに向き合う力をつけていく。
セパタクローの練習・試合風景を中心に進む場面は、爽やかで、テンポ良く読みやすかった。
挫折感が描かれている場面は、カケルのやりきれない気持ち、なんとかしたいと分かっているのに進めない気持ちが伝わってきました。カケルを応援しながら読みました。
高学年〜中学生
読むのに2時間
セパタクローの解説付き
ポフラ社、2018年7月、270ページ
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「セパタクロー」って聞いたことありますか?
「セパ」はマレー語で「蹴る」、「タクロー」はタイ語で「(籐で編んだ)ボール」という意味の合成語で、その名のとおり、ボールを蹴りあうスポーツです。
主に3人対3人でネットを挟んで手や腕を使わず足や頭を使って相手コートに返しあい得点を競うスポーツです。
日本では、競技人口約2,000人のマイナースポーツですが、「空中の格闘技」と言われるくらい足技による空中戦やネット際での攻防、サーブでの駆け引きなどスリリングで迫力がある試合展開です。
この物語は、不器用で2歳上の優秀な兄と比較され、部活でもいじめに遭い不登校となった中学生の翔(カケル)がセパタクローが得意な小学生のレンに出会い、セパタクローの魅力に目覚めていきます。
そして、セパタクローを通じてできた仲間たちと一生懸命練習に励み、試合での勝利を目指します。
物語の中で、セパタクローのルールや技、動き方などが自然な形で描かれており、全くルールが分からない方でもストーリーごと楽しめます。
マイナースポーツでありながらも魅力たっぷりのセパタクローの世界をちょっと覗いてみませんか?
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もともとバレーボール部。。
バレーボールに似てるということで気になって読みました。
1章ずつが短くて、日々の合間合間に読めるので忙しい方でも読みやすいとおもいます。
主人公、翔の気持ちや様々な登場人物の背景や想いをセパタクローが繋いでいる、そんな気持ちになりました。
気になったらぜひ
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セパタクローというスポーツはアクロバットに憧れて読みました
翔の気持ちの中で兄翼へのコンプレックスで自分の殻に引きこもるというのはたまに友達に感じる嫉妬驚きに似ていると思った
一度でいいからあいつに勝ちたいという思いが翔を突き動かす原動力の一つになったのかと思う
とても面白いかった
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セパタクローとの出会いをきっかけに強くなっていく主人公の姿にとてもワクワクさせられました。
好きなことをするのは原動力にもなりますし
悩み事に対して全く関係のないことであっても、いつのまにか自分の中のどこかが変化しています。
そして力試しと言わんばかりに、悩みと向き合う出来事が必ず起こりますが
本の中だけではなく現実でもよく起きることだと私は実感しています。
そんな主人公の体験は自分の一部になりますし、自分が抱える問題の武器や知恵にもなります。
セパ!という題名だけで読もうか悩んでるなら
是非読んでっと背中を押せる物語です。