紙の本
落語好き必見
2021/06/11 11:07
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投稿者:BHUTAN - この投稿者のレビュー一覧を見る
面白かったぁ
その後の噺は想像してなかったし、面白いの一言。
「宮戸川」のその後とか、「初天神」のキンボウが大人になったらどんな大人かな?とかシリーズ化してくれたらとつても嬉しい。
いやぁ楽しませてもらいました。
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あの有名な落語のその後があんなにドロドロなんて!短編同士が絶妙に絡み合い繋がっていく物語。痛快でした
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大好きな人情話を傑作ミステリーに改変する手腕が素晴らしい。尚且つ、連作短編のような趣向も上手い。
この調子で題材は多くあるのだから、もっと作品を書いて欲しい。
しかし、「芝浜」こんなゲスで切ない話にしてくれて、年末の「芝浜」で泣けなくなるだろうが!どうしてくれる(涙)
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子気味いい!
古典落語を扱いながら、かなり大胆にアレンジ。
しっかりと「人情」を感じられた。
大衆娯楽なんだから、こうでなくちゃ。
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落語を題材にその登場人物が、死後閻魔様の前で、当時、考えていたことと裏話を種明かしする趣向。
それぞれは、痴話喧嘩、人情ものなのだが、同一人物が、子供時代、大人時代でそれぞれ別の話に登場し、話として重なっていく。シリーズ化希望。
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古典落語が基となった連作短編集の体なのだが、構成がめちゃくちゃ凝っている。
本来の落語を知らなくても問題ない。ちゃんとオチまでのが語られ、その後、登場人物の死後について描かれる。
取り上げられている落語は『芝浜』等の所謂人情モノばかり。なのでその登場人物の死後は本来ならば極楽に行けると思うのだが、彼らは何故か閻魔様の前に連れてこられ、生前の隠された悪行が明かされる。そして掲載されている4席の落語は、とある人物によって全てが繋がっていて、読み終えると一冊の物語に仕上がっている。サービス精神が旺盛な内容。鯨統一郎の『幕末時そば伝』を彷彿させる。