紙の本
思考と判断の技術を教えてくれます!
2018/09/27 09:14
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、世界の有名な企業家などが身に付けていると言われる不確実な情報の中でも最善の結果を出すための思考と判断の技術を教えてくれる書です。著者は、ビル・ゲイツ、バラク・オバマ、クリスティーアーノ・ロナウドなど一流の人は、ポーカーゲームに由来するある種の独特の思考術をもっていると言います。これは正解と間違いといった二者択一ではなく、その間のグレーゾーンをも見据えた決定でもあります。そうした独特の思考術を丁寧に分かり易く解説した書です。
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心理学者でポーカプレイヤーが書いた本、
・参考資料が細かく掲載されていたのは良いかと思います。
(全318ページ中35ページが参考文献および推薦書一覧)
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黒か白、〇か×かではなく、こうなる確率はいくらなのか? という思考で物事を判断していく。この思考法は今後ますます重要で(今までもそうだったかw)、これが人はビジネスでも他でも決定的に差がつくと思う。著者はポーカーのトッププレイヤー。計算で完結できるチェスではなく、ポーカー的な「運」が左右するのが社会であり、確率に賭ける思考法を具体的に伝える。
とても有用な本なのだが、一つ。この手の本は結構読んでるほうの自分でもちょっと読みにくいと感じて頭が他のこと行ってしまったことが数回w。英語のアメリカ的表現が直訳調の日本語になって意味が通りにくい。もう少し日本語として飲み込みやすくして欲しかったと個人的には思う。
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一般的な言葉でいうところのリスクマネジメント思考の重要性を説いた本(少し丸めすぎ、外れているかもしれないが)。学びは大変多い。
やや冗長っぽさ、読みにくさ(海外翻訳本のあれ)があったので☆マイナス1。
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著者はポーカーのチャンピオンだったという女性。意思決定について、自身のポーカー経験や心理学的な本を読んだ知識などをベースに書かれているが、内容的にはやや薄口で冗長な感じが否めなかった。
運というものについて考えること。私たちは通常、自分の意思決定の結果、うまくいった場合は意思決定の質を称賛し、他人がうまく行った場合は運だという。しかしこれは「自己奉仕バイアス」とよばれる自己欺瞞の一種。実際には意思決定からもたらされる結果にはスキルによるものー同じ決定をすれば同じ結果につながるーものと運によるものー私たちがコントロールできないものーの二種類がある。単に運によって悪い結果をきたしても、それによって将来の決定を変えるべきではないし、運がよかっただけであればその決定を繰り返すべきだと考えるべきでない。
これを避けるためには結果が出る前に意思決定のプロセスを分析すること。例えば株のトレーダーであればポジションを取る前にそれを検証する。
スージー・ウェルチは「10−10−10」という考え方を提唱している。この選択をすれば10分後、10ヶ月後、10年後にはどういう結果がもたらされるか、と自問する。
そして、起こりうる可能性を一つ一つ、確率で考えてみる。あるシナリオの可能性が20%から80%というような大雑把なものでよいhttps://booklog.jp/users/headshrink#。こうすることで白黒思考から脱却し、合理的な思考ができるようになる。
・自分が正しいと思うことは気持ちいい。「私は正しかった」「こうなるとわかっていた」「ほら言っただろう」──これらを口にするときの気分はとてもいい。「間違う」ことの苦しみから逃れるために、「正しい」ことの快感を手放すべきなのだろうか?答えはイエスだ
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意思決定における確率思考について書かれた本
■サマリー
-人生の 意思決定は精度に加えて運の要素もある
- また、すべての意思決定はバイアスがかかる
- そのため、バイアスを取り除いて、どれだけ合理的に; 期待値が高い意思決定をできるかということが重要
- そのためには、絶え間ない訓練が必要
■ポイント
- 人生はチェスではなくポーカー。運の要素が存在するし、情報は不完全。
-そのため、 良い意思決定とは、良い結果が出た意思決定ではなく、期待値の高い意思決定である
- 同様に、良い意思決定は結果ではなく、プロセスで評価するべき
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- 人生の意思決定は、ほぼ全て”私”の意思決定
- だから必ずバイアスがかかる
- バイアスを取り除く言葉「じゃあ賭けてみる?」
- 賭け型思考をすることで、合理的な意思決定ができるようになる
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- また仲間やレビューを入れることでも、精度を高めることができる(説明責任が増すため)
- シナリオプランニング(成功した場合の未来、失敗した場合の未来、それぞれのバックキャスティング)をすることで、ロジックの欠陥に気付ける
- 10年後の自分の立場に立つことで、より合理的な意思決定ができる
- 期待値=予想されるリターン×発生確率
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筆者のポーカープレイヤーとしての経験から、どのように確率の高い(Bestな)意思決定を行うか、について書かれた本。