投稿元:
レビューを見る
ぼくらの年代は行列を習っていない。興味はあったので読んでみて、最終章でついていけなくなった。
行列って、単なる計算の道具?それとも何かしら意味のあるもの?
投稿元:
レビューを見る
数学ガールの秘密ノートシリーズの最新作。今回は行列編(最近の高校生は学ばないらしい)。
表紙を見てちょっとビックリした。女の子が4人いる(というよりも、リサがいる)。本編では高校3年生だけど、秘密ノートシリーズのほうも3年生に進学したのか(と思ったけど、秘密ノートシリーズも高3のつもりだったのだろうか? リサがでてこないだけで)。
それより、主人公の『僕』って、ことあるごとにすぐに人を褒めるキャラだなと今作は強く思った。その性格についてのメタ的な会話もあったし。ユーリにはともかく、リサにまで褒めているところはちょっと笑った(それに対するリサの反応が独特で面白い。なんだよ「(呟)」って)。
ただ、行列の話となるとどうしても二次の正方行列の話がメインになるらしいのだけど、もう少しそれ以外の話もほしかったなと思った。三次以上の正方行列だと逆行列をどう求めるかとか。
後、問題4-1で座標平面上を(x,y)から(x+1,y)というように右に1だけ平行移動する行列はできるかという問題で、答えが「できません」とあるのはいいのだけど、平行移動用に余分な一次元を追加して三次元にすればできるというようなことは書いてあってもよかったんじゃないかと思った。
投稿元:
レビューを見る
高校課程で履修していない行列についての本でした。
行列について一から定義を確認するステップを踏みながら進んでいくので非常に分かりやすい良書となっています。もちろん、この一冊で全てを理解できるわけではありませんが、自分で手を動かし、考えることで行列が示すものの一端を垣間見ることができたと思います。
投稿元:
レビューを見る
行列が描く世界
行列からはじまり、この先に進んで広がっていく
世界を分かりやすく進んでいくための、すごい道具。
行列の入口から楽しく読めました。
ゼロからイチになってはじまる物語。
昔学んだことを、物語として読んで
その先へ
コンピュータで
画像として行列を見せられたのが
すごくカッコ良く見えました。
一つ一つ手で描いているのではなくて
コンピュータの力でその先に
アルゴリズム、コンピュータプログラムこの辺りの世界では
行列が最大限活用される世界ですからね。
投稿元:
レビューを見る
中学生にも分かりそうな内容から始めて、線型変換、行列式、連立方程式との関係まで、行列の奥深い世界を見せてくれる傑作。説明も鮮やか。
初めて行列に出くわした時に抱いた苦手意識とモヤモヤが氷解した。
中学生のときに『数学ガール』シリーズに出会っていたら、数学に対する苦手意識はかなり軽減されたんじゃないかなと思う。それくらい、数学の楽しさと親しみやすさを教えてくれる本だった。