投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
このWシリーズの最終巻は、これでもかってくらい完全にハギリ博士とウグイとのラブロマンスに徹底してくれました(笑)。読者の好みを分かってるよね~。ウグイが可愛すぎて「もうダメ!」って感じです。
このWシリーズはウォーカロンとか人工知能とか不老不死の人工身体とか、生殖ができなくなった人間達とか、いろいろなテーマを混ぜ合わせてくれて、我々に人間の倫理観や永遠の命を得たら人間どうなるんだとか、子孫繁栄とはなんぞやとかそういったことを考えさせてくれました。
でも、終わってみると『恋』を知らない不器用な中年の学者先生が(実際は100歳超えてるんだろうけど)と仕事に命を懸けていた若きエリート女性情報員(ウグイは20代後半くらいなのかな?)が愛に目覚めるというラブストーリーだったという、本当に楽しませてもらったシリーズでした。
今の時代、猫も杓子も『愛』だの『恋』だの、『キス』だ『セックス』だと恋愛を我が物顔で知ったように話したり、書いたりするけど、この『人間のように泣いたのか?』ではそんな言葉は一言も使われることなく、本物の『愛』のストーリーを紡ぎ出してくれました。
ハギリ先生が心情で「ウグイといるといくらでも話せる」、「ウグイに害を加えさせない為なら、僕はどんな悪事だってやってみせる」なんてことを独白する場面があるけど、「そりゃ、もう、あなた、ハギリ先生。それは先生がウグイを愛してるってことですよ」って読者のこっちがつっこみたくなるってもんです。
「好き」っていう言葉は小説の最後の2ページにやっと初めて出てくるんだけど、もう、ハギリ博士から訳分からん症状説明を受けるカウンセリングの医師の気持ちがいやってほど分かるよね。
「それは恋煩い!二人でよろしくやってくださいよ!もう!」ってね(笑)。
二人の最大の見せ場が、ウグイがハギリ先生を抱きしめるところとか、二人が心を通わせて手をつなぐところって、「大正時代の小説か!」って、つっこみたくなります(笑)。
まさに10冊に渡った『尊い』ラブストーリーを楽しませていただきました。ありがとうございました。
実を言うと森博嗣先生の小説は「スカイ・クロラ」シリーズだけしか読んだことなかったので、『すべてがFになる』から読み直しますねっw
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
出たっ マガタシキ。
なんだか紅子さんに似ている気がする。
自分的にはアネバネのスピンオフ書いてほしい。
このお話はこれでおしまい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
え?
シリーズ完結。
ウグイがどんどんチャーミングになっていって幸せだった。
そして気づく。
私は前巻の「天空の矢はどこへ?」をとばしたのではないか・・・w
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
とうとう、Wシリーズ最終巻。
今回はハギリ博士自身が危ない目にあった訳ですが、なるほど、客観的にデータだけ見ると、すごい人に見えるんだなあ…いや、博士の実態ももちろんすごい人なんですけどね。ちゃらんぽらんで、思いつきで行動するような人だったとしても。親愛関係の構築があと一歩なところがあったとしても。
これからもまだまだ博士とウグイ、博士とデボラ見ていたかったので、最終巻なのは残念。
でも、もしかしたら、森先生の本を読んでいたら、また出会えるのかも…?
ちゃんと、履修、しますね。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
中年の理系研究者が初恋に悩むラストとは思わなかった。とても良かった笑
とはいえ、人工知能と人間の対比を考えると当然のテーマかもしれない。 続編が楽しみである。
人工知能同士の争いということでは手塚治虫の「火の鳥(未来編)」が思い出された。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
Wシリーズの完結篇
電脳同士の戦いに巻き込まれ、命を狙われたハギリ博士。
逃げるハギリ側と追う敵側。
ハギリ博士とウグイがぐっと近づいて読んでてニンマリ(笑)
あーー、シリーズこんなところで終わっちゃうのか・・・
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
Wシリーズ第十弾にして最終巻。ハギリ博士が行き着いた結論とは、人類とウォーカロン、人工知能の生末は、などと色々と書けることはあるけれど結局は惚気じゃねぇか!というのが私の感想。Wシリーズはハギリ博士とウグイの壮大な恋物語だったんだね…。端々からそれを感じてはいたけれど最後の最後に突き付けられた感じだよ。いいぞもっとやれ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
シリーズ完結.ウグイさんやハギリ博士とお別れするのは辛いです.最終巻どうなることかと思いましたが,問題は解決しないまでもそれなりに無事決着.二人の恋模様もいい感じで良かったです.何年か後の二人の子供に出会えたら嬉しいですが.
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
最後は人工知能同士の戦いに巻き込まれる。空からのレーザー攻撃や追ってから逃げる場面はなかなかスリリングで白熱的に感じた。いつものメンバーに加えて、最初の頃に出てきてたアカマ君やリョウ博士といった人物も出てきて、楽しめた。それから、ラストシーンは素敵ですね。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
本作でWシリーズは完結。
ハギリが人工知能同士の勢力争いに巻き込まれる。ウォーカロンメーカーの研究を巡って騒動が起きるが、争いを主導しているのは人工知能であって、人間はその意図するところがもはや全てはわからない。
ハギリとウグイの関係も一段落がついた。
次のシリーズがあるようなのでそちらも楽しみだ。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
生殖に関する新しい医療技術。キョートで行われる国際会議の席上、ウォーカロン・メーカの連合組織WHITEは、人口増加に資する研究成果を発表しようとしていた。実用化されれば、多くの利権がWHITEにもたらされる。実行委員であるハギリは、発表を阻止するために武力介入が行われるという情報を得るのだが。
すべての生命への慈愛に満ちた予言。知性が導く受容の物語。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
人間、ロボット、ウォーカロン、トランスファ、人工知能と、さまざまな存在が入り乱れるSF小説だけど、最後は何よりも人間と向き合い、人間らしさを問うお話でした。Wシリーズ最終巻にしては含みと余韻たっぷり。すぐに次のWWシリーズに入りたいと思います。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
Wシリーズを再読。
森さんの本は時々無性に読みたくなる。
シリーズものだと、全部を再読したくなる変な中毒性がある。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
3
Wシリーズ10弾にして最終巻。キョートでの国際会議で、人口増加に資する研究成果を発表しようとするウォーカロンメーカー連合WHITE。発表を阻止しようとする情報局。逆に拉致されるハギリとウグイ。二人での逃避行。最初はロボットのようだったというハギリの印象とこれまでのウグイの変化が微笑ましい。タイトルはウグイにピッタリな感じ。最後の女医を通した2人の両思いの話も面白い。ヒトと技術の未来に課題を残しつつとりあえず終わり。
人口増加に資する技術。人工細胞を入れた人間の体に対して、少しずつ生殖可能な臓器や細胞に入れ替えていく技術。ウォーカロンメーカーは人間の臓器をつくるようになるだろうと。
自分の子孫がほしいか。究極的には人種差別。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
何人かの作家のシリーズものの作品は読んだけど、読み終わってすぐもう一度最初から読みたくなったのは初めて。これを書いている時点で、すでに1冊再読、2冊目突入! 再読もまた楽し。図書館で借りてるけど買おうかな?!