紙の本
“食の可動域”
2019/04/17 22:53
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投稿者:6EQUJ5 - この投稿者のレビュー一覧を見る
えっ!そんなモノまで食べたの?という食材のオンパレード。巨大淡水魚のピラルクとか猿の肉とかヒキガエルのジュースとか……
世界の食の世界の幅平さを実感した、インパクトの非常に強い一冊でした。しかし、中には人生観を変えるほどの美味があるかも?という期待感を持ちましたが、とても著者と同じことをする勇気はありません。
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【人類最後の秘境は食卓だった!】ゴリラ肉、羊の金玉、巨大魚ピラルク、仰天絶倫食材……ヤバそうなものは何でも食べてみた! 抱腹絶倒の食の冒険ノンフィクション。
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高野さんの人柄がなかなか面白い。
違う人が高野さんと同じ体験をしても、同じように飄々と面白くは書けないと思う。
自分がこれまでも、これからも体験することはないであろう冒険の数々を惜しみなく見せてくれる。
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待望の新作は、文春連載をまとめたもの。そりゃもう高野さんなんだから、おもしろくないわけがない。連載時も「ヒャーッ」とか「ゲーッ」とか叫びながら読んでたが、こうやってまとまると、その迫力たるや半端ではない。
おそらく最も「ゲテ度」が高いのは胎盤餃子だと思うが(うー、なんてえぐい字面だ)、他にも、それほんとに食べたんですか!いくらなんでも!というのが目白押し。わたしが心の底からイヤだと思ったのは「素材の味を生かしすぎた田んぼフーズ」。蛙の姿煮を塩味のみで…、ウェー。
それに比べれば、肉系のものはまだなんとか…、いやいややっぱり絶対ムリだけど。なかでも「水牛の脊髄炒め」と「豚の生血あえ」のビジュアルが強烈。冒頭のカラーページ見ただけで閉じちゃう人もいるだろうな。
あ、こんな風に書いたら、「こんなものまで食べた自慢」のキワモノ本みたいだが、全然そんなことはない、当然ながら。世界のあちこち(あまり観光客は行かない所)へ出かけていって、そこの人たちの普通の暮らしを知る、その大事な手立てとして、現地の人が食べているものを一緒に食べる、というのが高野さんの一貫したスタイルなのだ。まあ、時折(しばしば?)それが思いがけない方向に転がって、現地でもオジサンしか食べない絶倫食なんか食べることになるのが、高野さんの高野さんたる所以なのだけど。
ワセダの頃のコンゴの話とか、入国できなかったカルカッタの空港でのこととか、おなじみのエピソードも盛り込まれている。ほんとにまあ、あちこち行ってるなあと感心してしまう。いろんな食べものがあり、いろんな文化があり、世界は広いなあと胸が広がってくるようだ。この自由な空気感が大好きだ。
この本はあちこちで紹介されて評判が良く、発売後すぐ重版が決まったらしい。まことにめでたいことで、長年のファンとしては慶賀に堪えない。高野さんがなあ、天下の文春に連載を持つんだものなあ。こんな妙な身内感を持つ人は私だけではないと思うが。
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想像を絶する食材、料理達。しかし読み終わる頃にはちょっと食べてみたいと思わされるのがこの本の魅力だ。
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穏やかな顔をしているのに、ぶっ飛んだ頭のおかしさを秘めた高野氏の本はまさに僕のドストライクなので発売とほぼ同時に購入。こんなに心待ちにしている作家も今の所他にはいないです。
彼の他の名作と比べると正直小粒感は否めないのが悲しいですが、相対的な評価でなければ充分に面白い。
ドン引きしたのは人間の胎盤を食べた章でしょうか。現地人もそりゃドン引きするでしょう。よく本に載せられたなあと思います。でもこの話も既出だった気が・・・。
結構使い回しの話が多いのが気になります。高野本を初見の方なら逆にお勧めできるか・・・。
そろそろガツンとした冒険をして頂きたいものであります。
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「ヤバそうだから食べてみた」って!ww
ヤバそうだったら食べないでくださいっっ!!!って思わず言いたくなるような料理(!?)の数々。。。
まぁ、ゲテモノなあるだろうなと思ったけど・・・
調理用のイモムシを生で食べちゃって、現地の人に驚愕されたり(^_^;)
・・・ヒキガエルジュースって・・・(^_^;)
ホントに美味しそうで、ぜひ食べてみたいな!ってものもあるけど、
この人よく無事に生きていられるなー、てな思いも。。。
でも、選り好みしてるとホントに飢えちゃって、辺境を飛び回ったり
できないんだろうな。
とにかく、めっちゃ面白かったんで、食に興味のある方はぜひ一読を!!w
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図書館にたまたまあり、変わった食事に興味があったので、それを借りてきて、読んだ。私が想像していたよりも、かなり、変わった食材と調理方法があった。まだ、交通も調理器具が十分でなく、その残りというべき料理があった。こんなものを食べるのかとか、あるいは、こんな調理法があるとか、昆虫食などは、まだ、ノーマルな法である。でも、食べたいかと聞かれたら、考えてしまう。珍しいから食べてもいいと思うこともあるが、でも、寄生虫や何か病気がうつったりしないか、むしろ、読者である側が筆者を心配してしまった。
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タイトルからして面白い。虫やらゴリラやら辺境地域での独特の食文化を綴った体験記なんだけれど、地域性や人々の性格までわかるようで、本当に楽しい本。ただし、私は絶対に食べたくないものばかり。
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人類最後の秘境は食卓だった!食のワンダーランドへようこそ―辺境探検家がありとあらゆる奇食珍食に挑んだ、驚嘆のノンフィクション・エッセイ!(アマゾン紹介文)
久しぶりの新刊? あぁ、面白かった!
辺境で奇食で高野さんとなればそりゃ面白いだろうと思っていましたが、予想を違わぬ内容で嬉しい限り。
欲を言えば、カラーがあと数ページ欲しかったなぁと。そうすれば掲載品すべてを色付きで見られたのに。
また、モケーレヌベンベ探索のコンゴや最近の著作のソマリランドなど、これまで高野さんが訪れたあちこちの名前が出ているのも、懐かしさを追体験できてよかったです。
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面白かったけど、高野さんの体がちょっと心配になった。
学生時代からつい最近のことまで書かれているので、もちろん一気に色々食べた訳ではないだろうが、これだけのものを食べることに日本人の胃腸が耐えられるのだろうかと思う。(胃腸は強くないって書いてあるし。)アジアやアフリカに行くと普通のレストランで食事しても胃腸の具合が悪くなる日本人も大勢いるのに。
ピスコサワーとか、フリアとか爆発ナマズとか、それは食べて(飲んで)みたいな!というものもいくつかはあったけど、大抵は「それは、ムリ」というもの。
私は排水溝の掃除が嫌いなのだが、「女性の髪そっくりの長く黒い毛が肉のあちこちにからみついている」チンパンジーの肉(おいしいらしいけど)を食べるか、排水溝の掃除をするか、と訊かれれば、喜んで排水溝の掃除をする。ましてや血豚とかヤギの胃袋の中身のスープとかは他人の家の排水溝掃除さえできそうなレベル。虫や蛇、魚は意外に食べられる気がするが、見た目がスプラッタあるいはスカトロ系は、どんなに旨いと言われても食べる自信はない。
高野さんももう50代、どうかあまりムチャをせず、体を大切にして、面白いものを書き続けてください。日本のレストランで出されたパスタにゴキブリが入っていたら、お店に連れて行ってくれた人に悪いなんて思わず、突き返してください。
ホントに頼みます。
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同著者の「謎のアジア納豆」からの流れ読み。それにしても珍しい食材をよくここまで食せるものだと感心してしまう。ただし、ただ単にゲテモノを求めているわけではなく、一緒に食について語る仲間はその道の一流どころなところにやや安心させられる。ムシを生で食べてしまうおっちょこちょいなところは人柄が出て面白い
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すごい
イッテQや他の旅行作家など足元にも及ばない
怪獣探索や辺境探査の本業?も持ちながら食べ物だけでこの一冊
最後の幻覚ドリンクが気になるし
ところどころものすごく美味しそうな食べ物がある
あと鮮度は大事
美味しい鯨も食べてみたい
なかなか高野さんのように躊躇なく食べられないけど
世界は広いなと思わされる本
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今までの活動のベスト盤やまとめ感は
否めないが
それでも聞いたことや見たことない食べ物ばかりで
お腹壊さないかなーと思いつつ
よくよく読んでいくと
その食べ物を食べるに至るまでの
文化背景が面白かったり切なかったり
一回は食わず嫌いをしないで挑戦してみるのも
必要だなーと
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筆者が学生の頃から50代の執筆時点までに食した・接した様々な食に関わる文化・人々とともに、実際に食べた記録。
何故か?、想像していたほどにはグロくは無く、概ね普通に読み進められた。