紙の本
会社を強くする方法を教えてくれる書です!
2018/11/08 09:08
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、会社を強くし、赤字経営からすぐに脱出できる方法を教示してくれる書です。多くの会社の経営者は我流で経営を行っている人も少なくないと思いますが、そのような我流が赤字経営に陥る原因となったということが、数々の企業や組織を見てきた著者によって本書の中で強調されています。そこで、我流を捨て、著者の豊富な経験から導き出した8つのステップを踏むことで、会社や組織は見違えるように強くなり、最終的には赤字経営から抜け出せると著者は説きます。8つのステップとは一体、どのようなものなのでしょうか。詳細は、ぜひ、本書をお読みください。
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中小企業が儲からない理由、儲かるためにはどう改善したら良いかが書いてあるので、経営者にはオススメです。
■赤字社長の3つの共通点
①働かない
赤字社長の多くは、このままでは危ないかもしれないといった危機感を持ちながらも、なんとかなるだろうと楽観している。
社長が誰よりも率先して誰よりも働くことが重要。
②変わらない
経営にとって最大の敵は「時代の変化」。
過去の成功体験を引きずり、変化ができない会社は倒産する。
③無知である
経営改善の方法はコスト削減だけでなく、無限にあることを社長が知らない。
儲かる仕組みを知らない。
■良いことはやらずに成果が出ることをやる
「他の人は成果を出しているが、自分はまだやっていないこと」
「他業界で常識でも、自分の業界でまだ常識になっていないこと」
の2つが成果が出ること。
■「5年で売上倍増」の長期計画をつくる理由
①新しいことにチャレンジする
今までと同じやり方では達成できないので、違う視点で考えるようになる
②「今日やることを明確にする」
計画から逆算して「未来」と「今」、「理想」と「現実」の差を知ることができ、原因を考えて対策を講じる。
③「社員」に夢を与える
昇進、昇格のチャンスがあると考え、役職も2倍になるといった「小さな勘違い」によって、前向きに仕事に取り組む。
■社員教育は質より量。心より形
①「違うことをたくさん」ではなく、「同じことを何度も」教える
たくさんのことを勉強するのではなく、少ないテキストを使って同じことを何度も繰り返す方が成長する
②質ではなく、量を重視する
質の高い教育を与えても理解できず、時間もお金も労力もかかるだけ。
質の低い内容でもたくさん与えて反復させる。
③心ではなく、形の教育をする
人の気持ちは見た目。心の教育をしなくても形にこだわれば、心は自然と変わる。
④スキルではなく、価値観を重視する
全員が同じ価値観を持つ組織が強い組織。
社長の方針に従えない人は、能力がどれほど高くても戦力にならない。
■社員に失敗の経験を積ませる
知識はあくまてまも記憶、記録に過ぎない。
知識を体で実行して知恵になる。
失敗しなければキャパは増えない。
①あえて手を差し伸べない
②見込みのある社員は荷の重い事業部に配属する
③100点は期待しない
④新卒社員に期待しない
⑤失敗ひた社員をくどくど叱責しない
⑥敗者復活を認める
■会社の業績は、ナンバー2の実力に比例する
組織の実力がナンバー2の実力に比例する理由は、
人は自分と近いレベルの人を信用するから。
ナンバー2に選ぶ人は、社長に臆せずに提言する人
■新卒社員が会社を辞める理由
①仕事を続ける自信がなくなったから(仕事が嫌)
②人間関係がうまくいかないから(上司が嫌)
③会社のルールがわからないから(会社が嫌)
■社長のどんぶり勘定では、社員は頑張らない
社員のやる気はお金で決まる。
どうなると、給与が上がり、どうなると給与が下がるのか
どうやると賞与が増えて、どうやると賞与が下がるのか
どうなると昇格して、どうなると降格するのか
がオープンになっている必要がある。
■チャンスは平等に与え、成績によって差をつける
頑張れば頑張った分だけ収入が増える人事評価制度が平等。
しっかりやってもやらなくても成績や結果で差がつかないのは、「不公平」。
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・つぶれにくい会社は、「変化をする会社」
・経営にとって最大の敵は「時代の変化」
・社長が積極的に外に出て、トップ営業をする。
・銀行からお金を借りるのは、会社をつぶさない保険。
・体で経営をするとは、現場に出る、営業をすること。
・お客様の声に合わせて、自社を変えるのが経営の原理原則。
・会社が危機的な時に、お金を使って、お客様が喜ばれることに力を入れる。
・他業界で上手くいっていることを、自分の業界で実行する。
・お客様の需要が最も高いものを見極め、経営資源を集中させる。
・粗利益額が、会社の実力。
・お客様に受け入れられたら続行。
・経営は「下手な鉄砲数うちゃあたる」が基本。
・少ないテキストを使い、同じことを何度も繰り返す方が人は成長する
・経営は、正しいより、早い方が偉い。