0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんか最初から最後までずーっと人類が破滅していく様相をただひたすら描いた作品で、特に深いストーリー展開があるわけでもない。読むのがしんどかった
投稿元:
レビューを見る
くだらない理由でミサイルが誤射されたことから始まる世界滅亡の物語。
容赦なくグロく死んで行く人々の描写は、そこまで気持ち悪くはないけどまぁ悪趣味(褒めてます)
時代が違うから……とは思うものの澱口の婚約者の扱いひどいな、とかモヤモヤする。
核戦争後の世界で最後に生き残るのはまぁ、そいつで合ってますよね、という感じ。
投稿元:
レビューを見る
銀座4丁目ではじまって銀座4丁目で終わるのがオシャレだなあ。
不謹慎と一括りにしていいかわからないけど、主人公がクソヤンキーの集団を撃ち殺していくシーンに胸がスカッとする。
「人類にはたして人間らしさというものがあったときがあったのかわからない」。薄氷の上のヒューマニズム。その中で、日常では退廃と狂気の人でしかなかった野依のような人物の芯の強さが見えるのが胸熱。
主人公のようにハードボイルドに、野依のように潔白に終わりを迎えたいと思いつつ、結局は亀の井のよう自意識の中で死んでいくことになるのかもしれないという恐怖とどろっとした諦念。
「人間らしい」とはどのような状態か?
人を押し除けて助かろうとする浅ましさもあるいは人間らしさなのかもしれない。
でも自分はやはり、薄氷の上であることを理解しつつも、理性的な個人的信仰と倒錯を貫いて死んでいきたい。愛とか、人情とかそういうものの中で。
作中で紹介されてたネヴィルシュートの渚へも気になる。