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ああこれで源吾の時代はこの巻で終わりで、ぼろ鳶は新之助のタームになるのかなと思ったがな〜。ま、とりあえず良かった。しかし、藍介に関してはまだまだ語られるべき話はあるやろうな。おそらく自分の両親は秀助に殺されたということに、すでに気づいているはずやから。毎回、キャラのたった新しい登場人物が増えてきて、ほんまおもろいなぁ。
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本シリーズ一作目の「火喰鳥」で江戸を騒がせた「狐火」の残滓を追う源吾たち。
めまぐるしく、息つく間もなく場面が展開されていき「狐火」の物語は幕を下ろした。
最終的には火消たちに救われた秀助の想いが涙を誘った。
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回想の描写と現在進行形の火付けの事件が、交互に進むスリル。回想の主体の秀助の心の哀しみが、切々と謳いあげられる。大事なものを人に奪われるから狂うし、でも、それで他人を傷つけることは、自分が大切にしているものを人から奪うことであって、それでもそんな自分に大切なものを思い出させてくれるのも他人であって。。。。
傷つくことを恐れて、人と上っ面で付き合ってないで、こんな風に人を想うということを、自分も経験してみたい。
久々に心のヒダを揺さぶられた。
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新たな火消志願者を採用し、訓練に励む季節。
明和の大火を引き起こした花火師・秀助の手口を思わせる付け火が頻発し、源吾らは再び火消し連合として連携し、真の下手人を追う。
シリーズ第一巻の中で語られなかった、秀助と源吾のやりとりを回想として挟み、深いところで互いを認めあったからこその心情を描くことで、あらためてあの事件までの経緯を辿り直し、またその中で生まれた縁が新たな出会いを連れてくる面白さ。
沁みるわー。
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ここのところ3冊ばかりシリアスな内容の小説が続いたので、今回はザッツ・エンターテイメントとしてぼろ鳶組を選択
ぼろ鳶組は前回以降18冊ぶりだけど、やはりこのシリーズは面白い
ただし、今回は終わり方が中途半端
これは直ちにぼろ鳶組8を読め、という示唆か
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1巻で捕まり死罪となった秀助が生きているのか?
という疑問がずっと気になり、
この7巻はとても楽しみにしていた。
新人火消しのトライアウトのような制度と
人気火消しを狙う番付狩り、そして秀助の生死のゆくえ、
三つの軸で話は進み、思いがけない展開となった。
クライマックスはとてもドラマチックで、
まさか、まさかそんなことにはならないでしょ?と
やきもきさせられた上に、
えー!この人が?な種明かし。
その経緯に泣けた…!
まだまだ謎な部分もあり、この先も楽しみ。
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火つけの下手人が秀助ではないかという展開で、ネタも尽きて火喰鳶を再登場させてか?と思ったが、さにあらん。新たな展開となった。
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令和3年11月30日読了
明和の大火と似た放火が、再び江戸の街を襲う。
獄門台に散ったはずの秀助は、生きているのか。
それに加え、火消しを狙った暴行犯が暗躍。
次々に起こる不審火に、江戸の火消しは一つになり立ち向かう。
火消し各自の生い立ちと今の関わりが、とっても良いです。
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二年前の明和の大火の下手人秀助は死んだはず だか彼の仕業そう思える手口の火付けが続く
彼は生きているのか?
同時に番付に載った者に闘いを挑む番付狩りが現れる彼の目的は?
これは魂の再生の物語だった
火消の人を救う事に迷いのない心が暗闇に落ちた心まで救う
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今回の見所は何と言っても江戸火消オールスター戦。それぞれの個性を活かした連携プレイは圧巻です。
加えて最初は人間味がなくて胡散臭かった日名塚要人が 、実は厳しすぎる任務を全うするために感情を殺しているだけであることが分かってきて、更には深雪さんの人たらしに心を開いてくる様子が好ましい。この先は強力な仲間になるんだろうな。
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かなり間を開けてのシリーズ読了。
久しぶりの源吾と深雪、ぼろ鳶のみんなに会えて気分が上がりました。
源吾も深雪もやっぱり素敵すぎる。
そしてまた新之助が一層格好良くなってたなぁ。
表題からもお察しのとおり、本作は「あの秀助が再び!?」とハラハラの展開。
…なのですが、意外や意外、まさかの展開に翻弄されっぱなしでした。
秀助のエピソードにしんみりしつつ、江戸の火消しが集結して胸アツ!!
いや~、ぼろ鳶やっぱり最高に面白かったです!
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内容(「BOOK」データベースより)
天才花火師と謳われるも、愛娘を花火の事故で喪い、妻も世を儚み命を絶つ―。明和の大火の下手人秀助は、事故の原因たる怠惰な火消に復讐を誓い、江戸を焼いた。二年前、新庄藩火消頭松永源吾と対決の末捕えられ、火刑となったはずだが、朱土竜、瓦斯と、秀助と思しき火付けが今再び起きる!秀助は生きているのか?江戸の火消が再び結集し、猛り狂う炎に挑む。
令和4年5月16日~20日
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えっ?秀助が生きてる?
確かに処刑されるところを源吾達は誰も見ていない…
源吾に二ヶ月くれと言った秀助
空白の二ヶ月に何があったのか!
もう泣かせにきたの分かってるけど泣ける(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)
新人鳶のドラフト笑
落ちこぼれの藍助
今回もまだまだ謎を残すキャラがいる…
きっとそのうち語られるのね…
だから次を読みたくなる…
ズルいぞ今村翔吾!
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ぼろ鳶シリーズは必ず一回はホロリとさせられるなぁ
オールスター感謝祭を間にはさみつつ
これから活躍しそうな新人たちを登場させつつ
親と子いや師と弟子の絆に感動させつつ
火消しの矜持をしめしつつ
ちゃんと次回以降の引きも用意
完璧すぎて鼻持ちならないので★4w
今回も面白かった!
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「羽州ぼろ鳶組」の7冊目。遂に出てきやがったな、一橋治済。
今回は、序章から秀助が生きているような火事が起こったり、一橋が姿を現したり、唐笠・日名塚要人が火消としても手腕を見せたり、番付狩りが横行したり、鳶市が始まったりと、のっけからてんこ盛り。
そこに火事が起こったものだから、急遽の火消連合が組まれて、これがまた豪華絢爛。火消番付に載っている猛者が次々と活躍し、読んでいてワクワクした。
ひと山終わってからは、ぼろ鳶と唐笠が連なって秀助(?)探しと番付狩りの謎を追う。駿河台で起こった火事に秀助の回想が絡まり進む話はいささか消化不良も、藍助という鳶市の落ちこぼれが思わぬ役割を果たして落着。
なんとなく第一巻から続く話に一区切りついた感じだが、話の中に織り交ぜられた火消しの先達たちや鳶市で雇い入れられた新手の火消したちの話は世代交代も感じさせ、これからの話の膨らみにも期待。
そう思って読めば、源吾の新之助に対する己の頭で考えさせる育て方や鳶市での試技や新手の火消したちへの教練にも味わいあり。
一橋は最初に登場しただけで全く火の粉を浴びぬまま。早いとこギャフンと言わせてやりたいぜ。