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紙の本
17世紀のイングランドの哲学者トマス・ホッブスによる政治哲学について書かれた一冊です!
2020/07/13 09:24
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、17世紀のイングランドの哲学者で、ルネ・デカルトなどと共に機械論的世界観の先駆的哲学者の一人であり、バールーフ・デ・スピノザなどとともに唯物論の先駆的思索を行った哲学者の一人であるトマス・ホッブスの名著です。同氏は、政治哲学者として側面は広く周知され、人工的国家論の提唱と社会契約説により近代的な政治哲学理論を基礎づけた人物として一般的に知られています。同書では、人間の自然状態を決定的な能力差の無い個人同士が互いに自然権を行使し合った結果としての万人の万人に対する闘争であるとして、この混乱状況を避け、共生・平和・正義のための自然法を達成するためには、「人間が天賦の権利として持ちうる自然権を国家(コモンウェルス)に対して全部譲渡(と言う社会契約を)するべきであると述べ、社会契約論を用いて従来の王権神授説に代わる絶対王政を合理化する理論を構築しています。中公クラシックスでは2巻シリーズで刊行され、同書2巻目は、第1巻目に引き続き、「第3部 キリスト教的コモンウェルスについて」(キリスト教的政治原理について、『聖書』諸篇の数、時代、意図、権威およびその解釈者たちについて、『聖書』諸篇における霊、天使および霊感の意味について、『聖書』における神の王国、ホウリィ、セイクリッドおよびサクラメントの意味について)、「第4部 暗黒の王国について」(『聖書』の誤った解釈からくる霊的暗黒について、悪魔の学、その他異邦人の宗教の遺物について、空虚な哲学と虚構の伝説から生じた暗黒について、こうした暗黒から生ずる利益について、およびそれはだれに帰属するのか)、「総括と結論」という構成になっています。
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