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難しい。国と国との思惑が交差する感じがすごかった。
ヴェルサイユ条約なんてうっすらとしか理解できてなかったのですが、これならかなりわかります。
けど固い。
ずっと難しく、注釈も多くて何が何やら。
一度じゃちょっと理解するのは難しいかと。
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[ 内容 ]
第一次世界大戦は、アメリカの参戦とドイツ帝国の崩壊を経て休戦が成立し、パリ講和会議が開かれる。
だが、「十四箇条」に基づく「公正な講和」を求めるドイツ、「国際連盟」による世界秩序の再編を目指すアメリカ大統領ウィルソン、そして英仏の連合国首脳の思惑には大きな隔たりがあった。
それまでの講和のルールになかった「戦争責任」をドイツに求めるべきなのか。
人類初の世界戦争の終結をめぐる息詰まる駆引を描く。
[ 目次 ]
序章 問題の所在
1章 アメリカの参戦とウィルソンの講和構想
2章 ドイツ帝国政府の講和戦略
3章 革命から講和会議へ
4章 講和問題とウェーバー
5章 講和条件案の形成
6章 受諾か拒否か―ヴェルサイユ講和条約の調印
7章 ウェーバーとヴェルサイユ条約
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第一次世界大戦を振り返りつつ
講和条約であるヴェルサイユ条約が受諾されるまでを、
ウェーバーの思想とともに記した一冊。
当時のドイツ国内事情に関する基礎知識を欠く自分にはいささか難しく、
また頻繁に注釈が文中に差し挟まれる文体が肌に合わないこともあって、
内容の理解は困難であった。
とはいえヴェルサイユ条約受諾までの大筋に触れ、
また受諾に至る葛藤を知ることができ、面白かった。
本書の趣旨とは異なるが、日本におけるポツダム宣言受諾との
性質の差について、興味が湧いた。