古今和歌集全評釈　（下） みんなのレビュー

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投稿者：ちこ　-　この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、『万葉集』以降、漢詩が主流となっていた当時の我が国において、和歌を再興すべく醍醐天皇の勅令によって編纂された大著『古今和歌集』の中から第16巻から第20巻までを収録しています。講談社学術文庫からは上中下の３巻シリーズとして出されており、その最終巻に当たります。紀友則、紀貫之、凡河内躬恒、壬生忠岑の撰による季節の歌、恋愛、別れ、怒りなど多種多様な詩歌が収められ、それら一つひとつが深い抒情と巧みな技法に溢れています。ぜひ、我が国の素晴らしい文芸の一つ、和歌をこの機会に味わってみては如何でしょうか。