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好きな仕事との向き合い方。
好きな人との向き合い方。
両方の折り合いのつけかた。
仕事小説の要素も大きくて
色々考えてしまいました。
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フランスで菓子修行をしフランス人シェフの正統派フランス菓子店で働く亜樹はプロポーズをきっかけに じいちゃんの営む下町のケーキ屋さんで共に働くことに。このじいちゃんが凄い。温度計や時計でなく音や香りで見極める職人。本能が科学。
甘いお菓子が並ぶも人生はそうそう甘くはない。ヒリヒリもキリキリもする。酸いも甘いも苦いも辛いも全てを備えてこその人生というものか。
ふわふわのシュークリームとカリカリのシュークリーム。どちらもある店に間違いはない。
潔いまでにシンプルなショートケーキが食べたくなった。
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スイーツを主題に、
洋菓子店プティフールを舞台にした短編集。
短編で読みやすくて、
甘いもの好きの方なら楽しめる作品だと思います。
小説の登場人物の中で、
ロゼで主役になったミナは
恋に仕事にファッションに全力で頑張る女の子。
ミナは5年間スミタカに片想いをしているのですが、
スミタカ視点のミナはお洒落ばかりで
中身のないような女の子。
ミナ視点の物語では、
彼女ほど魅力的な女性は
そういないのではないかと評価は一変しました。
物語は綺麗に終わらず
中途半端なところで終わってしまうので、
評価は☆2です。
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フランスや人気店で修行し、帰ってきた孫の亜樹と菓子"職人"という響きが似合うじいちゃん。
職人気質な2人と周りの人々の日常より少し深い部分の連作短編集。
よかった。
スイーツはめちゃくちゃ美味しそうで(よだれ出ちゃう)物語を爽やかに彩っている一方、登場人物たちの思いや願望、秘密、拗らせてる感じがリアル。
一編ごとに順に視点が変わり、みんな別の章(他の人)から見たら上手に生きてるように見えるのに本人の章での絶妙な拗らせ具合が良い。
スイーツの甘美さと、人生のほろ苦さ。
じいちゃんの友人で紅茶専門店のマスターでもある長岡さんの言葉は重みがありました。
「誰にでもありますよね、秘密は」
長岡さんの秘密。じいちゃんの秘密。
気になるけれど具体的に追究するのは野暮ですね。
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人間臭さを身近に感じる一冊。
シュークリームの表現が絶妙に美しくダイエット中の身としては苦しいものがあった。
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あきちゃんの個性的なケーキが食べてみたいです。良くあるラノベ風お仕事小説かと思いきや普通の小説で良かった。
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色んな立ち位置からそれぞれの思いと、それに関わってくる西洋菓子たち。甘くて苦い、でも少し甘いお話。続きが気になってどんどん読み進んでしまった!
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気になっていた作品。
西洋菓子店プティフールを中心に話が進むのかと思っていたけど、ちょっと違っていた。お店の人を中心に、お店に縁のある人やお店の人たちを取り巻く人たちによる連作短編集。
主人公を取り巻く、大人男性二人の奥が深かった
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スイーツおいしそう、ケーキ屋さんでシュークリーム買ってきて読めばよかった。久しぶりにケーキ買ってみようかなと思った。あきさんがもっと周りの人を大事にできたらいいなという感想。ミナが可愛くてさっぱりしてて好き。
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おじいちゃん・・・シェフが素敵。
昔ながらの洋菓子と現代のスイーツの対比が良かった。
ものすごくケーキが食べたい・・・!!
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優しく温かいお話だった。それぞれが心に抱いている思いとすれ違いとお菓子の人間模様は疲れた日々の隙間に読むのに適している。
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表紙のイラストが気に入って手に取った作品。話の構成もおしゃれだと感じた。カラメルやショコラなどスイーツに因んだタイトルで、パティシエールの亜樹を中心に祖父、婚約者、後輩などの人間模様、彼らの物語が繊細なスイーツの描写と共に描かれている。始めはクールビューティだと感じた彼女は、実は素直に感情表現が出来ない不器用な女性なのだ。
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非常に人間臭い愛憎模様でした。面白かった。僕は何故かミステリだと思って購入したので、最初とんでもなく勝手な肩透かし食らってたんですが、それでも面白かった。
お菓子の描写があまりに秀逸。
亜樹さんが強過ぎて、最後の話を読むまで本当に好きになれなくて、「ん〜〜〜」という気持ちで読んでいたんだけど、祐介が切り出してくれて良かったなぁ、と。あとおばあさんがいちばん好きだなぁ、と。
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すごく面白かったです。お気に入りの1冊になりました。
刺激的で未知な味のスイーツを作る亜樹は後輩の澄孝からすると憧れの的だったけれど、婚約者の祐介からすると「もっと甘えたかった。もっと亜樹ちゃんのことを知りたかった」と受け止められてすれ違ってしまう。
人によって甘いものに求める物、感じる味が違うように、違う人間だから同じことでも受け取り方が違う。
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スイーツの表現と感情がリンクしていて、情感香り立つようなお話に幾度も唾を呑みました。甘いだけでも苦いだけでもない。食テロ小説です。