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歯が……
2021/01/26 00:20
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
そんなに意味をもつとは。単なる間違い電話が、偶然により、雄太郎と悦子を呼ぶことになった。林の中の家、という重み……。推理小説にしては暗さやおどろおどろした感じはありません。明るい感じ!
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水原邸で留守番をしていた悦子と雄太郎に近越からかかってきた電話は悲鳴に似たような声と共に切れてしまう。急いで近越家に向かった2人はそこで女の死体を発見する。女は近越の愛人達岡房子で、近越はテレビ局の仕事で帰宅しないはずだった...
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仁木兄妹の2作目?
ある夜、家にかかってきた不穏な電話に呼ばれて、仁木兄妹は林の中の家に出向く。そこには血まみれの遺体が。
相変わらず、からりとしたミステリ。
登場人物もそんなに多いわけでもないのに、最後までどうなるのか謎が謎を呼ぶ。
登場する女性が、ことごとく友人とか知り合いなのが気になるけど、女学校の数も多くないしそういうものかな。
「全く雄太郎兄貴は、せくということを知らない人間だ。急ぐことはあっても、絶対にせこうとはしない。落ちつきはらって知らん顔をしているくせに、おしまいまで来てみると、終始せかせかやってきた私を、ちゃんと出し抜いている。やはり、ノッポとチビという宿命的な相違のせいかしら」
前作同様に条件のよい仮住まいでルノーを乗り回したりしている兄妹。兄が飄々と事件を追うのを負けじと妹がくっついて回る。
この兄妹仲がほほえましくていいなあ。
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仁木兄妹シリーズの長編。
謎解きで明かされていく事実が、そうだった?ではなく、あー!そうでした!言ってました!とちゃんとすぐに思い出せる。それだけ、しっかりヒントが出ているのに、相変わらず犯人がわからない私は最後まで楽しく読めました。
お兄ちゃん凄い。ただの植物マニアじゃないぜ。