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日本製BMのキャラクター性(ゴミを食べ人間の食料となる究極のリサイクル生物。金属やガラス以外ならプラスチックやビニールまで食べてどこまでも分裂し続ける人造生命体。人々はBMのグロテスクさに気づかずに食肉を続けている。)が非常に高い。3部構成(第一部:主人公らは小学生。日本製BMが飼育所から逃げ出したことによるパニック。第2部:主人公らは中学生。海外製USBMの試食会が原因で起きるパニック。ミリタリ要素が濃い。第3部:主人公らは成人済み。日本製BMに支配された隔離都市らで繰り広げられるパニック。)、どの章も面白かった。ライターとヘアスプレーを使った即席の火炎放射器、USBMの感染者を洗い出す際にシンゴの父親が発した台詞「1ツずつ順に決着をつけていこう…まずは…我々の体内の地獄からだ」が印象的だった。日本製のBMはシンゴと研究者が開発した道具で淘汰できそうだったが、海外性USBMは実用化されて新たなパニック展開が起きそうなオチが好きだ。