紙の本
師弟の会話形式で仮想通貨を解説
2020/05/07 18:47
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投稿者:ひこにゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
仮想通貨について、先生と生徒の会話形式でとても分かりやすく説明してくれる好著です。「ブロックチェーン」「ノード」「マイニング」などの概念も、予備知識なしでも意味・仕組みが理解出来ました。
物々交換や肩たたき券の例から 「信用取引の債務の記録が、お金の概念を生み出した」 「目に見える貨幣がなくても記録さえあればいい、というのがお金の本質ならば、キャッシュレス社会になっても不思議じゃない」 というテーゼへの展開もとても説得的で、中央銀行が法定通貨を発行するという現在世界中で行なわれているモデルが変わる日が来るかもしれない、という気がしてきました。
本書で一箇所だけ腑に落ちないのが、285~287頁のコラム 「暗号通貨が日本の切り札?」 です。
政府と日本銀行のバランスシートを連結させて「統合政府の連結バランスシート」を作成する場合、日本銀行が保有する国債について政府の負債と日本銀行の資産は相殺消去されますが、日本銀行の負債である日銀当座預金は市中銀行に対するものなので消えずに連結バランスシートに残るのではないかと思います。これがなぜ「返済不要な帳簿上のお金にすぎません」と言えるのかが分かりませんでした。
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仮想通貨は10年もしないうちに当たり前になる。テクノロジーによって生まれる新しい通貨が「みらいのお金」。誰でも作れる「小さな経済」、目標や夢に、信用があれば世界中から資金を集められる。何種類もの通貨を使い分ける時代が来る。
先生と、社会人1年生のカナちゃんのQ&A形式で書かれています。レベルや質問したいことがカナちゃんと合えば、よくわかると思います。カナちゃんがわかったって言うと、自分もわかったつもりになれます。
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クリプトカレンシーだけではなく、そもそもお金とはなんなのか?から未来のお金についてまで書かれている。
お金について書かれている本は数多あるので、読んだことがある人からすると内容が重複してしまうが、そういった本を読んだことがない人にとっては、わかりやすい本なのではないだろうか。
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1/3読んで、積ん読していた本を、メルカリで売れた途端、一気に読んだ。後半がめちゃくちゃ面白かった。
日本中安くそして、早く移動ができるようになったし、これからさらに早くなる。
カメラの技術が上がり、コストが下がり、ネットの速度が上がり、誰でも自分の映像を発信できるようになった
日本のみならず、世界のどこでも自分を知ってもらえるそんな世の中になっている。
世界のドルと日本の円、国毎の通貨ではなく、自分に興味関心、あるいは同じ対象物への興味関心がある人に向けた共通の通貨を作れる時代がやってくる。
なぜそれが出来るのか、
ブロックチェーンと呼ばれる
電子記号化で
改ざん不可能な形(盗まれない)
でデータを管理できるようになった。
つまり電子通貨として
仲介をなくし、(手数料、人の手間)
どこでもドアのように
直接お金のやりとりができるようになる
お金だけでなく
サービスとサービスの交換も
できるようになる!! いかに自分の好きなことを
人にも共感してもらえるか
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まさに未来のお金、法定通貨の次はどのような世界になるかという「仮説」の本
兌換とか不換とか難しい言葉も使わないので読みやすい。
逆に、その辺の基礎を別の金融の教科書で把握した上で読み進める方が理解は進むような気もする。
落合陽一の「お金2.0」に通じるものがある。将来的に、お金というもの自体には意味がなくなっていくという世界。
10年後の貨幣経済の未来は法定通貨をアンカーとしないのだろうか。経済的アナーキズム?ただし資金決済法の壁は超えないといけないんだろうな。
いつの世も新しい挑戦は既成の法律との戦いなんだろうけど、一方で整備された法律はそれ自体に歴史的な意味があるので、ただちにおかしいと切って捨てるものではないと思う。
家庭内コイン制度を考えてみるいいきっかけになる。
円ペッグにするか、それとも変動相場制をもうけてみるか。
変動相場の場合、レートを決めるのは「信用」→本人のお手伝い、がんばり?
ただ、最終的には円、というか法定通貨がアンカーにならざるを得ないのは事実かな。
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■仮想通貨は誰から買ってもいい。取引所(売買価格を指定可能)販売所(手数料高め)OTC(ユーザーから直接取引)、ATM(国内の設置台数少ない)
■送金速度によって手数料が変わる…手数料はある程度自分で決められる。手数料が高いほど、優先的に確認される。
■アドレスの入力は2度ど取り戻せない。コピペ必須。
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2021年末の大掃除で発掘した本です、この本は2021年の間に読む本の様ですね。読みかけになっていたために、評価は「★一つ」にしております。内容が不満足だったわけではありません。
2021年12月29日作成
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"自分が興味がある分野に、ピタリとはまる本に出会えたことが素晴らしい。
今後こうしたい、やってみたいが広がる本だった。"
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ブロックチェーンと仮想通貨について、お金の成り立ちから技術的背景、社会へのインパクトなどを、対話形式でわかりやすく紹介されています。ブロックチェーンを推進する方針もありつつ、法定通貨に対する立ち位置やリスクなど中立に書かれていて、ブロックチェーンや仮想通貨という言葉を知っているけど内容を知らない人には有益そうです。