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部下を持つ立場になって、初めて持った新人がどうやって教えても仕事を覚えず、余計なことばかりをやらかして、大変だった頃を思い出し、今後もそういう部下を持つことが増えるだろうから、何かいい手立てはないかと思って購入。本屋で見かけ、あまりにぴったりなタイトルにも驚いた(笑)
読んでみて、なんとなくその特性は知っていたけれど、新しい知識としては、「これは叱責ではない」と伝えることが大切なのだという部分。
ついイライラして、叱ってしまうと責められているように感じ、もともと反省という点も弱い彼らとの関係性は悪化するばかりなので、そこは押さえておきたいところだ。
ただ、実際くそほど忙しく、余裕のない職場で、こんな対応をしていられるのかどうかというのが正直戸惑う。上司は学校の先生だというけれど。最近会社は学校みたいなもので、宿題(仕事)はほったらかしじゃなく、先生に見せたでしょうとか、名札もしているでしょう、とか言われたことを思いだして、やっぱり上司は先生をしなければならんのかなぁと、ぼんやり思ったのでした。
そういう覚悟を持つにはいい本だった。発達障害の本は今まで少しばかり齧ってきたけれど、当事者の本ばかりだったので、ちょっと新鮮だった。
これを発達障害の方が読んだら、どう見えるのかな。
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現在まさしくこの状況にいるので、何かヒントになればと思い読んでみました。
特性は理解できましたが、「円滑な職場づくりの提案」と紹介にある割にその部分はサラッとしてます。
「上司が理解して味方になってあげるべき」ってことだそうです。
これまでに様々な資料も読み、ASDの特性は理解できていると思います。
この特性にこれまでの彼の人生における経験値が加味されて、大変性格の悪い人になっているように思っています。
イコール、どんなにこちらが勉強したとしても、毎日の職場で接するのはとても大変です。
それでも、直属上司の立場になる人が理解して受け入れて対応しなければならないと更にプレッシャーをかけられている気分になる本でした。
私の上司は「まあなんとかがんばって」という態度でしかないのに。
異動も望めない終わりのないこの環境。
疲弊しているこの気分は誰が理解してくれるんだろう。
本の評価とは関係のない愚痴になってしまった。。。
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2017年主に子供の病気ととらられてきたアスペルガーだが発達障害の一種として大人にも見られる。様々な行動様式を例示して分かりやすく対応を示す良書。
序章 発達障害の部下を持つと起こること
第1章アスペルガー症候群とは
第2章上司の理解が期待される時代
第3章入社後すぐに気づく「部下の使えなさ」
第4章不適応を予防するには移行期の学習が大事
第5章ASDの部下は叱られることが大嫌い
第6章女性の社員がアスペルガーだと思ったら
終章 子供から大人へ、発達障害診断の未来
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手元に置いておきたい本。
特に以下のフレーズが突き刺さった。
「仕事に主体的に関わっているという思いがないので失敗からは正解には結びつかない」
「(他者の失敗からは反面教師として学ぶので)他者を批判的に上から目線で見がち(自分は棚上げ)」
「被害感や怒りとして困り事が噴出する」
知っているだけでも心穏やかになれそう。
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自身がアスペルガーだが、やはり個人差かなりある。まさに、と思うこともあれば、いや、矛盾してるな、という内容もある。 人に勧めようか迷ったが、少し誤解を生みそうなポイントもあるため自己理解の補助として。