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毎日晴天!シリーズ以外ではじめて菅野さん読みましたー。あ、うそ、エッセイは読んだりしてます。
主人公に秀みを感じます。
主人公幸也は自殺遺児で、父親の死が大きく人生に影を落としていて、普通であることを取り繕おうとしながら生きてるんだけど、なかなか上手くやれなくて、葛藤しているものが、三年前に「事故死」した姉の真相に触れることで昇華させていくというお話。
主人公の恋人、幼馴染がすごく根気強く幸也に付き合ってくれるその温かさに心うたれますよね。同僚の一人もそう。そういうなんか人との繋がりが人を癒すんだな、ってなことを思うはなしでした。
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たまたま手に取った日と物語の時間が重なって、主人公の生きる温度をより鮮明に感じながら読めた。こんな体験ができるなんて なんて幸せなんだろうと思いながら、主人公達が進むのと同じくらいの速度でページをめくっていった。簡単に部外者が触れてはいけないように感じてしまう服の穴。でも穴が開いててもそれでも 肯定できる出来事にこの話は出会えてたから 嬉しかった。行き場のない闇じゃなかったから まだ読めたな。
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自死遺児の話なので重めです。読み始めから半ばまでは今ひとつかと思ったけど、静かな積み重ねが活きていて、とても良かったです。