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■性行動について男性同性愛者は男性異性愛者と同じ傾向にある,どころか超男性とでもいうべき特徴を持っている。一方で女性同性愛者は女性異性愛者と同じ傾向にある。
・男性同性愛者が数打ちゃ当たる方式であるのに対し,女性同性愛者は慎重に相手選びをしている
・同性愛にしろ異性愛にしろ,それぞれの性に特徴的な行動パターンを示している
■カンペリオ=キアーニらの研究によれば,男性同性愛者には父方よりも母方に男性同性愛者が多い。
・男性同性愛者の母方,父方の血縁者に男性同性愛者が存在するケースは,母方:22/396,父方:12/593
・一方,男性異性愛者の母方,父方に男性同性愛者が存在するケースは,母方:0/370,父方:8/604
■兄弟についてはさらにまた従来の研究結果と同じで男性同性愛者には男の兄弟が多いことが分かった。
・異性愛者の兄弟:男57,女57
・同性愛者の兄弟:男69,女45
■兄弟については出生順についても男性同性愛者は後ろの方であることが多く,兄が多い傾向にあった。
■この研究の最大の山場は血縁者の繁殖状況である。
・男性同性愛者の母方の血縁者が男性異性愛者の母方の血縁者よりも子を多くなしている
・両集団の血力についてはこのような相違点は見られない
・さらにその違いは母方の女の血縁者,それも母と母方の叔母とで特に現れる
・男性同性愛者の母と母方の叔母が男性異性愛者の母と母方の叔母よりも,よく子をなしている
・これが男性同性愛遺伝子が消え去らない最大の理由と考えられる。男性同性愛遺伝子が母方の女に良く子を産ませる働きをするので男性同性愛遺伝子が間接的にのよく残ってくる
■女の繁殖力を高める遺伝子があったとする。それが男に乗った場合,彼を同性愛者にする確率を高め子を残すうえで不利にするが,それは彼の母方の女における大いなる繁殖によって十分に相殺されその遺伝子が残ってきている。そしてこの女の繁殖力を高める遺伝子こそが男性同性愛遺伝子の正体である。
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なぜ同性愛者はいつの時代にも一定数いるのか、という研究
難しくて上手く咀嚼することはできなかったが、要所要所でなるほどと納得させられた
ボヘミアンラプソディが、母に向けたフレディ自身がゲイである告白だったのは初めて知った
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フレディの名前につられて手に取ったら、同性愛者についての結構学問的な内容だった。フレディはほとんど出てこない。
子孫を残さない同性愛者がなぜ淘汰されずに、いつの時代も存在するか