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テクノロジーの進化についていくために最高の一冊。知らないとまずいけど、知らないことがたくさんあることはたくさんある。だから少しずつ学ぶ必要がある。
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今年読んだ本の中(5月までで)で、一番読んでよかったなと思えました。
内容は、アフターデジタル時代が進行しつつある中国で進むOMO(Online Merge with Offline)という考え方を中心に書かれています。(日本にはまだあまり浸透していない)
読んで心に残っているのが以下の二つです。
1.オフラインとオンラインの二つの切り口で考えるのではなく、顧客がその時最も便利な方法で買えるように様々な選択肢を用意することが重要であること。
2.日本の多くの企業はビフォアデジタル的な考え方で物理的制約(店舗面積や店舗からの距離など)に縛られがち。一方で、アフターデジタルに生きる企業では、自由な発想ができるために理想行動をとれる。
この本読む前は正直言って、中国のこと舐めてました。
多くの人に手に取って読んでもらって、こういう考え方を知ってほしいし、知らないと次々と他国に後れを取っていってしまうのではないかという危機感も芽生えました。
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メモ
・属性ドリブンとイベントドリブン。ノンリニアとリニア。お互いを補完する形に。
・オンライン環境にオフラインが囲まれる。
・ということで、テクノロジーのパノプティコン 。
・大陸だからこその大規模リアルパノプティコン 。小さい日本だと『世間(道徳)』や『お天道様が見ているよ(宗教)』『SNS』などで既にあり。アメリカや中国はプレゼン・交渉文化で、日本は言わなくても通じるハイコンテキスト文化。(空気を読む文化)
・イベントを解釈する人間の教養の必要性。
・そこで、オフラインコミュニティや人文的なものの再評価。
・本書では、ボトムアップ型変革が大事と謳っている。ボトムアップ型変革で大事なのは、経営層と実務責任者の、課題の共有であり、施策の共有ではない。ここに戸惑う実務者は多いのではないか。ただし、課題が共有出来れば施策はググればいいぐらいに、今は課題と施策の関係は逆転している。最終的には、共有しても通じないなら実行が全てであり、自分でも手足口をフルに動かせるような腕力が求められる。
・明確な成果というのも、リアルが絡むと、現状の状況調査、ビジュアライゼーション含む分析、KPI再設計、KPIに沿った施策の調査と立案、実施、再びの改善に至るまで、規模感の大きさは覚悟する必要がある。すぐに結果も出ないから、そこで必要なのは意外にも失敗も楽しむ心や励ましかもしれない。あと楽しむための少しばかりの資本(お金では必ずしもない)。
・テクノロジーにまつわるGDPRといった個人情報保護や倫理的課題と、fun(楽しみ)と如何に両立するか。これは多分誰も明確な答えは出ていないし、これからも、デジタルな職業に関わる人間として、都度都度苦しみながらひと時の答えを出し続けるでしょう。
追記
・funというのは必ずしもベタベタしたものではなく、例えば『未来食堂』(エンジニア出身者が作った食堂)のようなfunに対するインターフェースがドライでライトなものも含む。あのドライで敷居が低く、本当にただの普通の人一人一人が主役になる仕組みはwebエンジニアの考え方そのもの。IT使うことが必ずしもエンジニアではないし、あの仕組みでパノプティコン は圧迫感なく実現しているし、インターフェースがシンプルに明文化されてオープンになっているのでサービスクオリティが安定する。時勢や倫理、経済などの外部課題が絡むと特に、ベタベタした閉じた関係に課題が外から差し込まれると関係がドロドロになるので、funの長い目でみた継続性が担保できない。
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最近話題にもなっている中国のIT状況について報告されている本。中国の状況については本書で紹介されている会社の名前を知っているくらいだったけど、いろいろな意味で見直した。少なくとも、安い労働力で世界の工場、みたいなイメージとはまったく違う。最近の報道ではアメリカとの対立も報じられているけれど、それは少なくとも対立するにふさわしい存在になっているということではあるのだろう。
良くも悪くも最先端を走る条件が揃っているのが中国であり、既に日本が抜かれている部分も多々あるのだと感じる。残念ながら日本にはその条件がないわけで、それであれば中国とは(そしてアメリカとも)違う方向でうまく伸ばしていくことが戦略なのかなかと感じる。
そんなことを感じさせてくれる刺激的な一冊であることは間違いない。
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WEB屋を10年やっていますが、よく「ユーザーの行動は、WEBサイト内だけしか分からない」という壁にぶち当たります。がんばってもカスタマージャーニーマップという形で想像したり、MAツールで他サイトの閲覧履歴をトラッキングしたり、といったことまでしかできません。
アフターデジタルと呼ばれる、オンラインとオフラインがマージする世界では、その壁が取っ払われ、オフラインの行動もトラッキングできるようになるとのこと。アメージング!
というか、オンラインとオフラインとで区別すること自体がナンセンスになる。「ユーザーはオンラインもオフラインも区別しない。その時便利な方法を選ぶだけ」という言葉が印象的です。アジャストできず、オンラインだけにとどまっている企業は淘汰される未来が待っています。(もうすぐ?)
著者も驚いていましたが、アリババの社内大学でのUX五段階理論がレベルが高くおもしろいです。まず、1段階目に「テクノロジーとビジネスを包括したデザイン志向」ってのが来る。それ自体は既知なんだけど「え、それがまだ一段階目で、そこからさらに四段も上があるの?なにそれ?フリーザ?」みたいなワクワク感。
ちなみに私は大学の頃、デザインとビジネスとテクノロジーを有機的に学ぶという、当時としては画期的な学科に属していましたが、「世の中が進化しもはや三分野の融合は普通の概念になり学科としての役割を果たした」という理由でその学科は無くなることになりました。まあ確かにと思いつつ、この本を見てまだまだ研究できることはあったんじゃないんかなと、寂しさを覚えました。
平安保険の話も魅力的です。オフラインも含めたグロースハック的なモデル。既成概念を覆すことでできるビジネスモデルはやっぱ強いですね。
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デジタルトランスフォーメーションとかカスタマージャーニーとか昨今横文字多くて辟易しており、マトモに向き合ってこなかったが、切羽詰まってむきあうことにしました。
まだまだサバイブするには避けて通れない変化。
これからの世界観をわかりやすく記載して頂き勉強になりました。
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中国では圧倒的なスピードでデジタル化が進んでいて、日本などとっくに置いていかれている(少なくとも限定された地域や特定の分野において)事がわかる一冊。
デジタルとリアルを分けて考えるのはもう古くて、デジタルがリアルを飲み込んでいる世界を想像しないといけないというのはかなり刺さる考え方だった。
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最近話題になっているデジタルトランスフォーメーションの本質を描いた本。「無人店舗」みたいな単発の戦略ではなく、オンライン(IT)とオフライン(リアル)をシームレスにつながなければならないのです。2019年度暫定トップ5に入る本でした。
続きはこちら↓
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オフラインがなくなる世界の到来を「アフターデジタル」という概念で説明。中国市場、中国社会のデジタル化の状況を基に現在の先端の世界を説明している。
中国に出張したときに思ったことは、確かに中国はデジタル化が進んでおり、慶応大学の清水教授の言う「循環型マーケティング」の理論は中国でこそ活きるのではないかと思ったこと。デジタル化が進んでいるが故に、接点のどこからでも購買に行きつくことができる。
日本はPCでのインターネット時代、ガラケーの時代、モバイルへと順を追って世の中が切り替わってきたこともあってか、デジタル化の進みが遅い。だから、イオンもデジタルの世界は中国で作ろうとしているし、資生堂もそうだ。
この本にあるアフターデジタルの世界を体現できるのは中国とアメリカくらいのものではないだろうか。もしかしたら次はインドか?
著者も日本が中国のようにデジタル化が進むとは考えていないが、でも「アフターデジタル」という時代であることは年頭に置いたうえで事業を進めるべきとし、そこで活きてくる日本の強みなども述べられていて参考になる。
ビジネスのヒントはたくさんある。他の本とリンクする部分も多く、やはり今の時代はこういう時代なのだと再認識することもできた。
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デジタルの中にアナログが存在するようになる。今までのパラタイムが変わってしまうことが、これこら実際に起きてくるんだろうと思う。
色々新たな発見がある本だった。
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目が覚める一冊でした
先日某外資系金融機関のデジタル決済企画部門の人
から、どれだけ小さな金融機関でも、データの専門
能力は自社で維持すべきだとアドバイスいただいた。
その意味本書を読んで、やっと理解出来た。
日本の企業はデジタルトランスフォーメーション
を成し遂げることが出来るのだろうか?
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中国における #OMO (Online Merges with Offline)の成功事例からCXもしくはUXの重要性を説いた本である。データの蓄積が大切なのではなく、顧客起点でどれだけ寄り添えるのかということがポイントである。その中でモバイル・ペイメントや信用経済などがその下支えをしているというところに掘り下げている。道具としてのこれらを導入しても日本ではうまくいかないというコンサルタント目線の記述が光っている。
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とても刺激的でした。中国で今起こっていることを知ると、GAFAの時代でもないのではないかと思ってしまいました。コンセプトはOMO(Online Merges with Offline)。オンラインもオフラインもなく、全てが繋がっている。それと、全てが客観的なデータで抑えられている。他人の評価でもなく、センサーでとらえられた客観的なデータで安全運転や購買意思を測るなど想像の何ぼも先を行っているような気がした。金融機関が持っている決済情報なんて、これらに比べるとほんの一部に過ぎない。様々なところで知らず知らずのうちにとられたデータがまとめられてその人を分析されている。アリババやテンセントがやっていることは、GAFAの先を行っているような気がする。こうした世界が拡散していった先で、日本はどういう立ち位置にいるのか。そういう世界についていけるのか?とても不安を感じました。
あと、ここまで丸裸にされると、人間は必然的に品行方正になるというのも確か。日本でいう「お天道様が見ている」ということが現実社会で起こっている。凄い時代になったと改めて思う。
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上海で
リッツカールトンに泊まって
タクシーアプリ使って
スーパーに行って
かっこいいスタバに行く旅行したい
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一期一会の概念から、いつでもデジタルで会える…そして常時接続(オフラインのない世界)へと変わっていく。
デジタルの世界においても、大切なのは人と人とのつながりではあるのだが、ユーザー体験を高め、感動を与えるためにデジタルを活用する。
無人レジの話が、「なるほど」と思った。
UXのための労働へのシフトチェンジ。
あと、常時接続の時代になり、個人の信用もスコア化されると、バーチャルスラムという貧富の差がでる。
とか、アナログな時代を生きてきた自分には、恐ろしい時代だと思った。
子供のころ、映画で見た未来がすぐそこにあることを気づかせる一冊。