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人間は生まれつき、マウンティングゴリラである。
マウンティングゴリラは、訓練を受けて頭を撫でられるドーベルマンと同じ。
生理欲求⇒帰属欲求⇒承認欲求、の3段階しかない。
自己実現は細分化されて、どれもが承認欲求の対象になっている。
分母に、「他人の幸福度」を置かない。
自分の自由意志や判断、はまったく自由ではない可能性がある=決められた枠の中で踊っているだけ。
自分が貢献していると思っていないのに、結果的にたくさんの人に貢献しているような生き方=自分の好きでやっていることが結果的には他者に貢献している状態、が理想の生き方。
幸福感があるからといって、価値があるわけではない。ドーパミンが出ていて幸福感があるからといって、価値があるとは限らない。
人に必要とされること、の危うさ。集団に求められることを承認欲求のためにやってしまう可能性がある。
自分の自由意志を疑う=押し付けられた自由意志になっていないか。
空港のドーベルマンになってはいけない=承認欲求に振り回される人生にはならない。
ホモサピエンスは、たかだか6万年くらい前にはアフリカにいた。
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●これまでの思い込みを脱却して自分なりの価値観を
実感しよう
●自分が何を大切にしているのかを知ろう
•そもそもどうして自分の人生に意味や価値を求めるようになったのか?
答えは、基本的に暇になったから。
狩猟採集時代の動物的なルーティンがなくなって、衣食住が備わっているからこそ、求めるようになってきた。
キーとなるのが、承認欲求と帰属欲求
「価値の高い生き方」って?
自分が大切にしているもののために全力で生きた。と最後に言えることではないか。
▲個人的グッとポイント
偶然特に意味もなく生まれてきてしまった人生に価値と意味を付与すること。
幸福については、空想と思い込みが必要だった。
だから、哲学や宗教のようなものが必要となった。
感想
結局自分にとっての価値ってなんなんだろうって?思うと承認欲求の塊なんだな。って思った。
他人から認められたい。すごいね。さすがだね。って言われたい気持ちが人より強いのかなって思った。
それが、良い悪いではなくて、その気持ちが自分のバロメーターになるなら、うまく活用してあげればよりいいのかなって思えました。
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人はなんのために働くのか?という問いと作者の元になる考え方の返答。結局は難しい話が続き、よくわからないが崇高な思いを持って働くことの大切さと問うている
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本書の主旨の指摘は皆さんに譲るので、その他印象に残ったフレーズは以下。
失敗という結果が出るのを恐れ、挑戦しないことで可能性という幻想の中に逃げ込むのはやめよう
→失敗は成功の母、成功するまでしつこくやり続ける、失敗を失敗のままにしておかない、失敗しないことが本当の失敗、このあたりを自分に刷り込み行動につなげていく習慣が大切だと強く思いました!!
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まさに
「あれ、私なんのために働いてるんだっけ?」と思ったら読む本。
自分の価値観を改めて考えて、何のために生きているのかを再度考え直せる本です。
1章では、動物の名前を捩ったキャラに、いるといるいると思いながら、自分もそうなっていないかを振り返る。
2章で、新たな欲求を、探る
3章では、多くの賢人達のから学ぶ幸福論
4章で、自分の再選択
5章で、自己実現の方法
生き方を改めて考えることの出来る作品でした。
再読して見つめ直したい良書です。
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いわゆる「『勝ち組』から『価値組』へのシフト」について、丁寧に考察した本、といえると思います。
この本にあるように、「自分にとって価値あることに基づく行動原理の確立」は、よい人生を送るために、とても大切なことだと思います。
「勝ち組」を強烈に目指している人を反面教師として、自分にとっての価値や価値あることを、改めて見直したいと思います。
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筆者は『自分が価値あると信じる好きなことで、かつそれが社会的価値観と合致し、歓迎受容されていると感じることができる仕事』こそ、『最強の自己実現(自分の居場所)』であると論じている。
そもそも、筆者は『人生には意味はない。しかし、人生の価値を付与することはできる。(良い意味でも悪い意味でも。)』という前提で、論を展開する。そして、『人生の価値を付与する』ためのキーワードは、アイデンティティ、価値観そして行動である。その行動の結果、社会にとって良い結果になれば、『世のため・人のため・自分のため』に貢献した人となる。
かなり骨が折れるが、徹底的に自分が納得するまでアイデンティティと価値観を掘り下げ、『なぜそれをするのか?という原体験レベルで本当に大切だと感じるもの』を明確にしていきたい。それをしなければ、他者からの承認欲求の奴隷になる・他者との比較により自身の幸福度を測る、そんな未来が訪れる気がする。
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働き方とリンクした「生き方」の話だけかと思いきや、霊長類学、宗教学、哲学、心理学、脳科学の各分野の鉄人とコラボした文章が含蓄がある。