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紙の本
多視点から見る人間の集団
2020/08/23 05:17
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投稿者:読人不知 - この投稿者のレビュー一覧を見る
同じ集団でも、視点によって違って見える。
本書の存在は、リツイートで回って来た作者のツイッターの「カメルーンの中学生カップルが鉈を持って登校するエピソード」で知った。
日本の中学校では、掃除に鉈を使う状況が、多分……ない。しかも、鉈を剥き身で持ち歩けば、銃刀法違反で取り締まりの対象になる。
お国が違えば、法律や価値観も違うことが、大変わかりやすいエピソード。
その他、色々な視点があって興味深い。
動物園の蛇を食材視点で見る人の存在は目から鱗だったが、自分も、水族館で蟹を同じ目で見たのを思い出し、納得した。カメルーン人のエラさんと日本人の自分、違うようでいて似た一面を発見。
異文化交流・国際交流や相互理解は、その国の言語を学習するだけでは得られないものなのだと考えさせられるエピソードが多い。
それまで何となく思っていたものの、言語化できなかったことに「ジャンル別年齢」などの名前が与えられ、成程と思った。
学者のお父さんが強い。一撃必殺。
研究分野によっては、物理的な強さがないと生き残れず、頭がイイだけでは勤まらない。意外と過酷な仕事なのだとハッとした。
本書には直接関係ないが、FinalFantasy3のジョブ「学者」の物理攻撃が意外と強かった理由が、今頃になって腑に落ちた。
ところで、倒して皮を剥いだガボンバイパーの肉は、食べたのだろうか。
アメリカンドッグをお勧めする作者の顔が、めっちゃ悪くて笑った。悪魔の食べ物アメリカンドッグ。
作者の星野ルネ氏が、母エラさんから聞き取ったカメルーン料理のレシピもあり、外出自粛中のちょっとした異文化体験もできる。
日本に居ても視点はワールドワイド。そんな気付きを与えてくれる一冊。
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