紙の本
され竜?
2019/04/19 12:49
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投稿者:マリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「されど罪人は竜と踊る」を意識しているのかな、と思えるくらいの世界観でした。まぁ、こっちの方が多少の救いはあると思いますが。
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ある意味絵師買い。
申し訳ないが、某サラリーマンが無法地帯の街で海賊の仲間になっている漫画の劣化版に思えた。
あっちは漫画でこっちは小説、って違いはあるにしろ。
言いたいこととか似通っているのだけど、こっちが中途半端
に見えて。
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ツイッターで流れてきた感想を見て面白そうだったので買ってみたが、残念ながらハズレだった。最初から最後まで文字ビッチリな上、文章に装飾が多く言い回しがくどいせいでとても読みにくかった。ラノベは読みやすさが売りの一つだと自分は思っているが本作にはそれが全く無い。7章以降面白いと思える部分はあったのだがきつい読みにくさが殺してしまっている。何度挫折しそうになったか分からない。作中で繰り返し狂気を描写しているが、それほどの狂気も突き抜けたものも感じなかった。次は買わない。
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身も蓋もないことをいうと「相棒が美少女でヒロインがティーンエイジャーになったされ竜」。
ギャングやマフィアや殺し屋がドンパチやってる裏社会ものが好きなので、世界観に惹かれてまずは電撃文庫の公式で試し読み。
その時から違和感もとい既視感がすごかったんですが……あれ、これされ竜……?
キャラクターの会話のセンスやテンポに地の文から、とにかく既視感が強い。主人公の一人称が「俺」でニヒルな性格ということで、名前を隠して文章の一部だけ抜粋されたら、浅井ラボが書いたと思ってしまいそうです。
異能と現代の先端技術(インターネットやCDショップなど)が混在する世界観も似てるんですが……
作者はされ竜を読んで育った世代なんだろうと思いました。
20年近く前の小説ですし、もちろん「そんなの知らねェよ!」って可能性もありますが、され竜既読の読者が読むとデジャビュが凄くて、似てる分優劣を付けてしまいます。
ぶっちゃけ邪道な読み方なんで、前知識なしで超好みだった!楽しかった!って人が正しいと思います。変な先入観ナシで堪能できるならそれが一番です。
内容は娼婦や麻薬、マフィアやギャングがのさばる背徳の街が舞台の異能アクションなんで、成田良悟のそっち系作品が好きな人は波長合いそうです。