投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
普通にバランスの良い食事では、質的栄養失調状態に陥ると主張。糖質やトランス脂肪酸を控え、良質のたんぱく質(プロテイン、卵、肉、魚)、サプリでビタミンや鉄分を摂取することを勧める…。同じ業界に勤める著名人一押しの書籍だったが…。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
[墨田区図書館]
「医師や薬に頼らない! すべての不調は自分で治せる」で知った藤川さんの類書。前著と語る内容はほぼ同じだが、題名通り、「食べるもの」についてズバッと最初から語っているので、より読みやすい。
■タンパク質量
アミノ酸スコアではなく、従来から利用されていたプロテインスコアに基づくタンパク質量が必要。
・体重×1g/日が最低量なので、恒常摂取量としては×1.5~×2
⇒体重50kgの女性なら、50gのタンパク質(卵3個+牛肉200g)が最低ライン。
■その他推奨値(!!タンパク質の必要量摂取&糖質過多回避が出来てから!!)
・BUN(尿素窒素)15以上、できれば20以上
・フェリチン(体内貯蔵鉄量)50以上、できれば100以上(男性は鉄不足に脆弱なため、最低100以上)
食品ならヘム鉄(肉や魚)、サプリメントならキレート鉄を摂取。
■卵の摂取
プロテインスコア100でビタミンCと食物繊維以外の栄養素を網羅している(ほぼ)完全栄養食品なので、2~5個/日を摂取。昔はコレステロールの働きを誤解されていたが、今は複数個でも大丈夫、コレステロールの必要性が分かってきている。但し、「白身は加熱して」食べること。生の白身にあるアビジン(アンチビタミン)は、ビオチン(ビタミンH)を不溶にして吸収阻害してしまうし、オボムコイドという卵アレルギーの要因ともなるたんぱく質の吸収阻害成分も加熱によって不活性化するから。
■食卓に
マグロ、カツオ、赤身の魚(大型は水銀蓄積するので小型を)、アサリ、シジミ等の貝類(亜鉛も豊富)、バター、生クリーム、MCTオイル(糖質制限するのでより燃料として脂肪を取り、空腹感も避ける)も摂る
■調味料
和食は砂糖が多い。みりんでコク付けを。塩分は神経質にならなくていいが、沖縄の「ぬちまーす」、宮古島の「雪塩」がおススメ。
■プロテインの種類(国内大手食品メーカーのものだと5000~6000円/kgすることも)
・ホエイプロテイン1kg NICHIGA(ニチガ)WPI 3000円強/kg@Amazon
・ビーレジェンド ホエイプロテイン お試しパック29g 11種セット 約2000円
(11種類の味があるので試してみて気に入った味のものを1kgで注文)
・ビーレジェンドプロテイン 2600円/kg、フレーバー付き3100~3500円/kg
■筆者の飲み方
・朝:メグビープロテイン30g+ミックス(B+C)+S(スカベンジャー)
・昼:ファインラボホエイプロテイン30g+ビーレジェンドすっきりリンゴ味(かベリベリベリー味)30g。
■プロテイン摂取の注意
ccとgは等しくない。ビーレジェンドは20cc、ファインラボは30ccのスプーンがついているが、20ccで約8g。そしてプロテインのタンパク質量は約90%なので、20ccには、8g×0.9=7.2g(30ccで10.8g)しかタンパク質はなく、20gのタンパク質を摂取するには、20cc×3杯か、30cc×2杯の量が必要となる。
■ATPセットの摂取(前著と鉄の製品?について少し差異アリ)
・鉄:キレート鉄(フェロケル)36mgを2-3錠@夕か、27mgを3-4錠@夕に。
必要量約100mg(鉄はビタミンCと一緒に服用すると吸収率が高まるが、ビタミンEと同時に飲んではいけないので、朝と夕で飲み分ける)
・ビタミンB:B50コンプレックスを2錠@朝夕に。必要量100~300mg
・ビタミンC:C1000を3錠@朝昼夕に。必要量3000~9000mg
・ビタミンE:E400(d-αトコフェロール400IU含有)を1-2錠@朝に。必要量400~800IU
(ビタミンEは鉄と同時に飲んではいけないので、朝と夕で飲み分ける)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
医学的な専門分野なので素人の私には何も確かなことは言えませんが、論文より臨床で、実際に効果が出てるんだよ、と力強く言われているのを各読者で判断しなければなりませんね。あと、血中成分を目安にされているようですが、そういった環境も身近にあるとより取り組みやすいのかなと思いました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
紹介されているサプリやプロテインなど全てを揃えるのは大変なので、せめてタンパク質と鉄をこれから意識していこうと思う。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
鬱に悩んでいる私は、さまざまな情報を得ては試し、寛解に向けて尽くしてはいるがなかなか好転しない。
この本ではまず寛解でなく完治を目指していいことを知り、そのための栄養の摂り方を学ぶことができた。
さっそくプロテインとサプリメントをはじめ、糖質を制限して食事するよう心がけている。まだどのように変わっていくか分からないが、期待してみたい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
2022年2月、読了。
うつではないものの、無気力、集中力の無さ、痩せにくいなど最近になって気になる体調もあり、改善策を求めていました。
この本の具体的なアドバイスのおかげで、食生活の改善にすぐ取り組むことができた。
著者が愛用しているサプリメントの紹介や、服用量もいろんな具体例があり大変参考になった。
専門的すぎず、わかりやすく説明されていて助かります。
理解を深めたくて、著者の本を他にも買いました。
「すべての不調は自分で治せる」
「メガビタミン健康法」
「若さを保つ栄養メソッド」
これから読みすすめますが、全体像をよく理解して、自分の体をよく知り元気を維持するきっかけになると思っています。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
試してみているけど
途中でプロテインが飲めなくなり
血液検査してみているところ
(肝臓に負担かかっていたら嫌だなと)
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ちょっと落ち込んでしまった時に、校長(保健体育)から栄養について話してもらった。心の不調=脳の不調で、脳はタンパク質だからタンパク質を取ると良いという話。プロテインを朝と夜飲んでいるそうで。この本にも同じようなことが書かれているのかなと興味があったので読みました。私は全く症状はないが、いつも貧血と健康診断で出るので、鉄も摂取してみようと思った。かなりの糖質制限だなという印象。妊娠糖尿病経験済みなのでそこもためになりました。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
病院に行くほどじゃないけど、
健康診断では何も問題がないけど、
なんとなく「だるい・おもい・つらい」という人に是非読んでみてほしい本。
タイトルに「うつ消し」とあるから自分には関係がないと思うかもしれませんが、これは「栄養学」の本です。
従来の栄養学とは違い、細胞レベルから元気になる方法について書かれた「分子栄養学」についての内容になっています。
体の組成・活動にあった食べ物、食べ方、様々な症例が紹介されており、目から鱗の情報がいっぱいでした。
この本読み、ようやく何のために日々ごはんを作るのかの意義がわかった気がします。
毎日の食事もですが、おべんとうのメニューも変えました。
特に成長期のお子さんがいらっしゃる方や女性には一読をおすすめしたいです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
だいたいの慢性疾患は栄養失調からくるという考えのもと、栄養療法で体調を良くしていこうという本。
理論は理解できるし、実感として納得できる部分も多々ある。ただ、サプリがちょっと多すぎないだろうか?素人の私にはこんなにサプリばかり摂って大丈夫なのか?という疑問が否めない。
最後の方に先生自身の食事の摂り方が載っているのだが、サプリとプロテインばかりでびっくりした。糖質は多すぎるのは良くないが、全く摂らないのも体に悪いと聞いたが違うのか?
物事には必ずしもメリットデメリットがあるはずなのだが、この本はサプリを大量に摂取した時のデメリットには触れていないのか少々気になる。ご自身でも仰っているように栄養療法自体がメジャーなものではなく、エビデンスに乏しい面がある(医学会からは拒否されてきたと書いてある)。
糖質を控えてタンパク質と鉄を多く摂ることで体調が改善することは、確かにそうなのだろうなと思う部分も多いので、もう少し研究が深まり、分野として成熟してくれることを期待したい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
自分は、体調不良だったのでそれを改善したくてこの本を読んだ。
これからは、プロテイン一日2杯、鉄、ビタミンB、C
Eを摂ってみることにする。
食事も、糖質は、なるべく摂らないようにし、たんぱく質多め(卵一日2~5個)肉中心にする。
あと、MCTオイル等も、試してみよう。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
レシピ本と勘違いし、表紙買い。
内容はうつに効く栄養素について書かれていた。
表題の通り、タンパク質と鉄を取り炭水化物を減らすことでうつだけでなく様々な体調不良を改善できると書かれていた。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
精神科医が書いた栄養の本…だと思って手に取った。医食同源とか栄養学ならわかる。それは大事。
でもこれは度を越してる。
方向性はそんなにおかしくないけどやり方が極端。書き方は牽強付会で論理が破綻している。
客観的事実・科学的根拠と意見・願望をおそらく故意に混ぜているのが悪質。
医者であるにもかかわらずサプリメントの過剰摂取による健康被害の可能性に触れず、腎臓病やアレルギー、薬の飲み合わせへの注意もない。
極端な栄養療法で健康になると言い切るところがカルト気味。
たんぱく質と鉄分ビタミンをとって糖質やトランス脂肪酸に気をつけろというのが基本だから、健康な人が流し読みして雑に取り入れる程度ならそんなに害はない。
しかし藁をも縋る状況の人が真面目に忠実に取り組んでしまったら有害。
一見そんなにおかしくないからこそ健康カルトの入口になりかねない。
p71 "エビデンスや理論より治療成績の方がより重要であり、患者さんにとって最も関心のある部分だと私は確信しています。"
これが一番著者の思想を表している部分だと思う。
再現性のある治療成績がエビデンスなのに統計より自論を優先させる姿勢は科学に反する。
特に悪質なのが自論を補強するために科学的根拠を故意に誤認させようとしている部分。
たとえば
"もし、プロテインとSSRI(抗うつ薬)で抗うつ作用について比較すると、プロテインの圧勝ではないかと思いますし、ほかの疾患の治療薬との二重盲検試験(RC T)でもプロテインは勝ると考えられます"p72-73
実際に比較実験して有意な差がでたわけではなく「思います」「考えられます」という想像でしかない。にもかかわらず二重盲検法の信頼性を説明することでプロテインの効果が信頼できる実験によって証明されたかのようにミスリードしている。
p98の野菜の栄養価についても、促成栽培は有機栽培と栄養価が異なる「と考えられています」とあるが栄養価なんて検査すれば即座に比較できる。
ケーススタディでは自閉症スペクトラムや摂食障害まで栄養不足が原因みたいに書いてる。
"過食症は典型的な重度の「質的な栄養不足」です。"p118
なんて部分は摂食障害の定義を知らないのではないかとすら疑いたくなる。
その事例が栄養不足原因だとしたらそれは摂食障害ではないと診断されるやつじゃん。精神疾患は他の身体的要因がないか調べてから判断されるものだから。
自分の手を離れた患者にメガビタミンや栄養療法は主治医に相談しても無駄だから自己責任でやるようにすすめたp173とか倫理に悖る。
著者はオーソモレキュラー療法やメガビタミン療法という医学的合意が取れていない理論に傾倒しているらしいが、学術の査読に耐えないから否定されたものを「拒否された」と表現してるのも被害妄想じみている。
参考文献はその理論を提唱する人たちのもののみ。
現在でも医学部では栄養失調など存在せず病気は薬で治すものと教わるとか、医学界の権威と製薬会社に情報コントロールされてきたけ���ネットの普及で一般人も情報にアクセスして自分で不調を治せる時代になったとか書いてる。p124
ここまでくるともはや陰謀論。
理論なんかより臨床が大事など陰謀論者によくある反権威・反知性の定型文も目につく。医者なのに論文を読んだことないのかな?
自論に不都合な部分を一切無視して、この分野に詳しくない人が多く手に取る一般書として出すのは本当に不誠実で不道徳なことだ。