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紙の本
わかってはいても、泣いてしまう。
2019/04/20 04:27
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かしこん - この投稿者のレビュー一覧を見る
『白妖の娘』、作者のお言葉通りに4巻が最終巻。
序盤の基本設定に多めにページを使ったせいか、途中がいささか駆け足にも思えましたが・・・それもまた終幕を丁寧に語るため。
流れとしては「いつもの木原敏江節」の範疇なのですが・・・そこにずっとやられてしまっている私はまたしてもやられました。
殺生石のことまで出てくるとは・・・で、またやられました。
<『玉藻の前』、新解釈>ですものね。
主な登場人物たちはまっすぐな気質なのに、それを歪まされてしまうほどの悲劇があり、いろいろ知ったうえでそれでも失われないまっすぐさもある。それにひかれて寄ってくる人もまた、まっすぐだ。
その真摯さに、胸打たれます。
紙の本
さすがのラスト
2019/10/04 22:42
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:K - この投稿者のレビュー一覧を見る
木原敏江先生のラストは悲劇、救い、せつなさがあるんです。
今回もそうでした。
直をはねつけ、日妖を選んだトトキ。
一度トトキは直と話しをするため最後に出てきました。
恋人達の後ろには、血を吐きながらもう一人は耐えられないと出てきた日妖。
トトキは最初契約を交わした時から決めていたのでしょう。
最後まで日妖といる事を。
キツネの姿でボロボロになっても今までで一番幸せと笑ってトトキと行く日妖。
罪のない人も殺した地獄行き。。
しかし日妖をあそこまで追い詰めたのは人間です。
最期は二人とも幸せそうに死んでいった。
私は人間である自分が、そう望んだ訳ではなくとも人間は動物と自然界をライン引きしている世界になってる。人間も同じ動物で自然界の者なのに。その事を訴えても平気な人、残酷だから聞きたくないと言う人。
この世の中ますます狂ってますね。
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