電子書籍
爽やかな感動
2019/12/30 16:01
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トミー - この投稿者のレビュー一覧を見る
中学校の先生と小説家の二足のわらじをはいた、先生こと、瀬尾まいこさんのエッセー。等身大の中学生の姿がユーモラスに、時には感動を呼び起こし、読んでいて、爽やかな気持ちになりました。何度も読み返したいエッセーです。小説の方は未読なので、是非、読んでみたいです。
紙の本
エッセイだったか
2021/11/08 16:42
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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
題名からして、また愉快ながらも、ちょっと涙してしまう物語か?と思っていたが、エッセイだった。
でも作家一本でやっていく為の「ありがとう さようなら」は、やっぱり泣けてしまうね。
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瀬尾さんの教師時代のエッセイ。
瀬尾さんが担任の先生ってすごくない? めちゃくちゃ羨ましいよ~! こんな先生がいたら学校生活も全然違っただろうなあ、なんて思いながら読んだ。
思春期真っ只中の生徒たちと過ごした濃密な時間が、瀬尾さんの小説に生きているのだとわかって嬉しくなった。
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様々な個性のある中学校の生徒達と過ごした日々が綴られていて、
とても生き生きとハツラツとして読んでいて
爽やかな気持ちになりました。
学生の時は生徒側のことしか殆ど考えていなかったですが、
瀬尾さんのように一人一人の生徒達に対して
こんなに真剣にきちんと考えて接してくれていたのだろうかと
今頃になって当時の教師のことや学校生活の事を
思い返してしまいました。
教師だから人生経験もあるしある程度の事は分かっているから
教えてくれることもありますが、それは進学ということが念頭にあって
勉強のことだけを教えているのか、
それともその先の人生の事を教えてくれていたのかは
あまり定かではないですが、瀬尾さんのように生徒と一緒になって
成長して学ばせてくれるというのは本当に羨ましい思いがしました。
きっと瀬尾さんに教わった生徒達はいつまでも
この事を忘れずにいると思います。
どのエピソードも楽しく微笑ましく、
時にはほろりとさせてしまうもので、
瀬尾さんの人柄の良さや温かさが滲み出ていると思います。
これがベースとなって他の作品にも表れている
というのがよく伺えました。
修学旅行や行事では色々な部分が明らかになるとよく言われるけれど、
生徒はすてきれない部分を隠し持っていて、
自分はだめな部分を必死で隠さないといけないとは。
という部分がありましたが、思わず上手いなと思ってしまいました。
大人になってから学生時代を振り返ってみる機会にも
良い作品だと思いますが、これから教師になる方、
あるいは現在教師の方に読んでもらっても良い作品だと思います。
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1974年生まれ、瀬尾まいこさん「ありがとう、さようなら」、2010.10刊行、2019.4文庫、瀬尾さんの中学校教師時代のエッセイです。二度目でも十分楽しめましたし、ほっこりしました。「給食の鯖」「おしゃれチェック」「点数宣言」「些細な親切」「スピードマスターズ」「家庭訪問」「ファンとの遭遇」「金メダル」「妹、登場。」など面白かったです!
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まったりしたものが読みたくて。
瀬尾先生、小説家デビューした後もしばらく先生を続けていたんだ。しかもリアルタイムで学校生活のことをエッセイにしてたんだなぁ。
これを読むと、先生側の視点で学校や生徒を見ることができる。
生徒の立場から見ると、自分の周りの子と、ちょっと離れた場所に先生がいる感覚だけど、先生から見ると思ってたより生徒ひとりひとりのことが見えていたのかもしれないと思った。
だからこそ先生の役割は大切で、人生の先輩として生徒を導く必要がある。客観的にクラス全体が見えているのは、先生しかいないから。
瀬尾先生の文章からはいつも、飄々としているというか独特のマイペースさが感じられる。先生だから偉そうとか、逆に謙遜する感じもなく、私は私、という自然体なスタンスが良い。実際はどんな先生だったんだろう。
読んでいると本音も見えてくる。先生にはなりたかったけど学生時代は途中から学校が嫌いだったこと、教師の新人研修が嫌だったこと、自分ならやりたくないと思う学校行事があること、等。
先生から見たら、変わらない毎日に駅伝大会などの行事が刺激的なことや、大人しい生徒達と比べると自分にちょっかいをかけてくる目立つ生徒が気になるんだろうな〜ということも感じ取れた。
自分の学生時代を振り返ると、小中高は二度と体験したくないと断言できるほど不自由さを感じていた。気の合わない子とも仲良くせざるを得ないし、理不尽なことを言ったり独裁的に支配する先生に我慢していたし、学校には家とはまるで別人の自分がいた。
もちろん楽しいこともあったし良い先生もいた。中3や高3は特にクラスの雰囲気に一体感が増す。大学生にもなると授業も選択制でだいぶ楽になる。それでも、学校という閉鎖空間には戻りたくない。
でもこのエッセイを読んで、生徒のことが好きでかわいがっていて、時には生徒の目線にも立てる先生もいるんだなと分かった。先生もまだまだ成長中なんだと。
生徒がリアルタイムに包み隠さず書いたエッセイも読んでみたい。毎日よく挫けずに早起きして登校しているし、勉強しているし、嫌な行事もこなすし、合う合わない関係なく生徒や先生と上手くやっていく。今考えたらすごいことで、やり遂げた自分を全力で褒めてあげたい(笑)
私が大人になって分かったこと、悟ったことを学生の自分に伝えてあげたいし、生徒や先生色んな人がこのエッセイを読んだらいいのになと思う。
20190625
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2019年本屋大賞を受賞した瀬尾せんせいの中学校教師時代を綴るほっこりエッセイ。
子供でもなく大人でもない中学生。突然のプロポーズや駅伝大会、ファッションチェックに修学旅行など、毎日が事件とエピソードの連続。瀬尾さんの優しさと温かさが伝わる、先生から見た『中学生日記』。
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いつもあたたかいお話を書く瀬尾さんは、生徒達のことを同じように暖かく思っていてほっこりしました。
そして中学生という多感な時期ですが、中学生でもこんなかわいくて素直な部分もあるんだと微笑ましくなりました!
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中学生や同僚の先生たちとの日常が描かれたエッセイ。中学生の素直さや真面目さが可愛くてキラキラしている。
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瀬尾さんの先生としての穏やかで幸せな時間が丁寧に綴られていました。
生徒1人1人の小さな成長や人の優しさに気がつく先生って素敵だな
きっと、それが生徒、保護者にも伝わるからいいクラスが作れたのだろうと感じた
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エッセイとしてはほのぼのとした良い読み物だと思いますが、あくまでも妹尾まいこさんのファンに嬉しい作品かなと感じました。
瀬尾さんの作品と知らずに、中学校の日常とそこでの気持ちを描いただけとも取れる本書を手にしたら果たして引き込まれるかどうか。著者の魅力を発見できるだろうか。
瀬尾さんの作品が好きで著者をよく知りたい、という方にお勧めの本ではないでしょうか。
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瀬尾まいこさんが京都府の北の方の中学校の先生の時代を書いたエッセイです。中学生たちとのほっこりエピソードがいっぱいで、暖かい心になります。
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中学生教師時代の、日々起こり得る出来事を綴ったエッセイ集。学校、教師、生徒、保護者のそれぞれがほんわかとさせてくれて、良い学校像を思い起こさせる作品。
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作者は本当に子供たちが大好きなんだな、と感じられるエッセイ。
解説に、「きれいな水を飲んだときのような爽快感と、大げさではない優しい感動」、とあったが、まさにそんな気持ちになれる一冊でした。
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小説でなくエッセイ集でしたが、さすが瀬尾さん、爽やかで元気の出る文章でした。最近のお気に入りの作家です。