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投稿者:ラクダ - この投稿者のレビュー一覧を見る
時間のあるときに、じっくり考えながら読みたい。理解できない部分が多かったが、実にロマンある世界。世界の一流数学家達の一端を覗ける……ような気分に。
宇宙と宇宙をつなぐ数学
2021/04/03 08:36
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投稿者:J.J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
宇宙際タイヒミュラー理論略してIUT理論、ABC理論を解いたとも言われいるが、未だ数学界には受け入れられていない奇抜なアイデア、一般人が理解するにはさらに難しい。
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著者の本はいつもわかりやすい。IUT理論とは何なのかがなんとなくわかる構成になっている。第2章「数学者の仕事」も興味深い。IUT理論のもう少し突っ込んだ解説か、ABC予想の証明の概要か、どちらかがあるともっとよかった。
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望月新一さんの宇宙際タイヒミュラー理論(IUT理論)によるABC予想解決とされる論文が出てから5年以上経っているのではないか。いったい今の状況はどうなっているのかというところに、本書が現れた。しかも一般人向けに。
とても刺激的で、斬新なアイデアが盛り込められている。足し算と掛け算をわけるということは、黒川信重さんの絶対数学とも通じるところがあるのかもしれない。黒川さんも望月さんの話をしていたから、相通じるところがあるのだろう。
宇宙と宇宙の間では、モノは送ることはできず、情報だけを送ることができる、とするところが肝である。にしても、面白い。ABC予想なんか大したものじゃないということがわかってきた。
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一気読み。
まごうことなき数学啓蒙書。数学的知識はなにも前提されていない。もっと知りたいという欲求が出てきた。数学ってすごい、と改めて感じた一書でした。
わたしは加藤先生、望月先生と同世代だが、ガロア理論のように何千ページかかっても良いので、IUT理論を死ぬまでに理解したい。
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いやごめん、多分面白いねん。
でも、肝心の理論の部分で無理やった。
構成も変で、IUT理論とは何か、ABC理論とは何か、そもそも、提唱者の望月新一先生って何者なのかってのが全く出てこない。
いきなり、数学を語る言語が違うとか、数学業界ってこういうもんだとか、数学者にしては文章は上手いし面白いんだが、何を読まされてるんでしょうか。
IUTとかを少しでも知ってる人じゃないと、入り口でつまずく。知らない人との人的紐帯を自慢されても、で?って感じだった。
ので、他に読みたい本もあるので、遠慮しました。
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専門書然とした装丁で読みきれるか不安だったが学校で習う数学と研究としての数学など数学についてのトピックが多く面白かった
とは言え宇宙際なんとか理論はやっぱり良くわからず
SFを読んでいるような読み心地
最後「この程度がわかりやすさの限界」みたいなのを書いているのが好感(笑)
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Inter Universal Teichmuller Thory (宇宙際タイヒミュラー理論、IUT理論)を提唱する京大望月新一教授の朋友、加藤文元教授による啓蒙本。IUT理論とは何かを正面から論ずるのではなく、数学会における扱いや望月教授の素顔の紹介、フェルマーの最終定理やABC予想等の素数に関する知見等で外堀を埋めていく。結局、IUT理論が何かは解らない(簡単に理解できる訳がない)のだが、何か偉大なことが起きているという実感と、素数の持つ魅力が伝わってくる良書。ABC予想の仮定によりフェルマーの定理がたった数行の背理法で証明される囲み記事には感銘を受けた。
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面白いと思う
でも結局よくわからない(笑
最先端の数学の学者でさえ理解できないのが当然理解できるわけもないが、その全体的なイメージはつかむことができると思う。
もしタイトルだけを見て文字通り宇宙や新しい物理学の理論かと思って読み始めるとがっかりする。
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IUT(Inter Universal Teichmueller)理論なるものも、ABC予想なるものも知らなかったが、「宇宙と宇宙をつなぐ数学」というタイトルは中々刺激的だ。本書は、望月新一教授の考案になるIUT理論がいかに斬新な数学であるか、そして、そのごくごく概要を一般向けに書いた本であるが、数学の新しい理論が学界に認められる過程とか、望月教授の人となりなどについてもページを割いていて、ここは分かりやすい。この理論の漠然としたイメージくらいしか分からなかったが、群論のさわりについての説明が分かりやすく、少しだけ群の考え方に触れることができたのも本書のおかげ。
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技術的に込み入った話はなく概念的な話ばかりなので言ってることはわかるのだが、「だから何なのか」という疑問に答えてくれずモヤモヤする。
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ほとんど数式なしで巧みな比喩で望月氏の大理論に迫っている.よくかけてるし,雰囲気はつかめる.それ以上を求めるのは専門家ではないと厳しいのだろうな.
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5/16日経新聞夕刊で竹内薫さんが激賞!
数学の難問ABC予想を極めて分かりやすく。
「私がここ数十年で読んだ一般向け数学本のベスト1」!
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だめだ、全然頭に入ってこない。「宇宙好きだし、元理系だし、読んだらおもろいんじゃない。」なんて軽く考えたのが浅はかでした。(宇宙、全然関係ないし…)本の良否以前に、こちらの知性不足です、はい。久しぶりに、大学の頃に味わった、「あれ?高校まで数学得意だったのに、なんでこんなわからなくなってるの?」感が蘇った。
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「文芸家たらんとする中学生は、須らく数学を学ぶ事勤勉なるべし。然らずんばその頭脳常に理路を辿る事迂にして、到底一人前の文芸家にならざるものと覚悟せよ。」
と言った芥川の顔に泥を塗るような文章ですが、著者は数学者ですよね?
だとしたら、文章ももっと数学者らしく、過剰な反復をなくして欲しい。
同じことを何度も何度も何度も何度も何度も何度も、同語反復的に、というのを体感させようとしてんのかというくらい、繰り返す。
内容は、素晴らしいことがたくさん書いてある。
ちゃんと約分して、式を整理すればいいのに、話してる内容の数学的正確さ、スマートさに比べて、話してる方法の数学的醜さが耐え難いレベル。
無駄が多過ぎて、著者も書き損ねたこととか見落としてるのでは?「自然な理論」というのが、冒頭にあって、終わりに思い出したように出てくるけど、自然な、というのは中身ではノータッチだったよ?
という、読後の気持ち悪さがとても惜しまれるが、それを差し置いても素晴らしいことを教えてもらった。
こんなすごい(いや、本書を読んでもよくわからないことが多いけども、それでもとんでもないことをしてるのはよくわかる)理論を、雰囲気でもわかるレベルまで落として伝えてくれたことはありがたい。多分、100ページにまとめられる内容にまで整理してくれてる。(なのに300ページ弱ある、とこが腹立つとこなんだけども。)
宇宙際という考え方、素晴らしい。むしろこれは、人と人とのコミュニケーションの基本理論なんじゃないか。
とある脳と、別の誰かの脳とがやりとりをするときには、基本的にIUT理論と似てることを、いや、同じことをしてるんでは?
僕らは、構造(対称性)をやりとりしてるだけで、そこに必然的に含まれる歪みを最小化しようと必死になってる。
僕にとってのコミュニケーションとは、まさにこれだ、というものだった。
脳と脳とはこういうようにコミュニケーションをするしかない。
てことは、IUT理論的な考え方が、脳と脳とがどういうやりとりをしてるか、とかのヒントにもなるんじゃなかろうか。脳科学者さん、どう読む?
自分の脳だけでは証明しようがないことを、誰かとのコミュニケーションをすることと、そこでうまれる誤差を最小化することで証明しようとする、というもの凄いやり方なんじゃないかな、これ
ずんずん読み進めていって、P195の図が出たときのコーフンは凄かった。うわぁ!マジか、そんなことすんのかー!!と。
ダグラス・ホフスタッターにIUT理論を是非とも学びこんでもらって、ゲーデル、エッシャー、バッハの続きを書いて欲しい
ここにも不思議の環があるぜ
別では、たまたま読んでるスピノザ ともシンクロしたりした。
心身平行論じゃないけども、神の無限の属性の間のやりとりは、宇宙際なのでは、と。