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何度悟空に怒られても懲りずに怠慢ぶりを発揮してはやっぱり怒られてそれでも悪びれずに堂々と面倒くさがる八戒が可愛く思えてきました。
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段々三蔵さんの意気地なしなところが可愛くなってきました。
人間というものは、これだけ修行をして徳を積んだ人でも
まだこれだけ弟子を信じきれなかったり、
心が弱かったりするものなんだな。
それに、これだけ毎回毎回ここまでの災難に(獲って食われるわけだし)
遭っているのに、それに耐えて進むんだから、
いくら泣きながらでだってやっぱり強い人なんだなと思う。
今回初めて、八戒の言うことに託かされそうになりながらも
悟空の言うことを信じて先へ進もうとしてくれたんで、
良かった!と思ったら結局…。
ああ、どうなることやら。(苦笑)
ところで、悟空の頭の金のわっか。今まで接してきた
マンガやドラマやアニメで、みんな悟空を懲らしめるため、
となっていたけど
それはそうなんだけれども、悟空のためでもあったんだ。
そして悟空本人もそれを知っていたんだ、というのがこの巻で分かって、
なんだか微笑ましいというか嬉しい気持ちになりました。
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旧訳版。
悟空も三蔵も八戒も、最初の頃とは違って成長してきているのが分かる。もう旅の序盤の頃に繰り返していた失敗パターンじゃなくなっとる。
でも悟空短気すぎ。目の前のおもろいことに喰いつきすぎ。そのせいで作戦失敗したり戦いが長引いたりしていて、なんやねんこいつは!ってなる。愉快なやつやな。
あと、矛盾多すぎ。訳者も注釈で困っている。長い話やけん、ずーっと前の回と食い違うのはまだいいとして、ほんの数行前と矛盾しとるってどしたんで。
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悟空が菩薩や如来に助けてもらうということがパターン化してきた。さらに三蔵が弱々しい描写が多くなてきたと思われる。
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前巻に続いて神々の管理ミスの問題だ^^;
ちょっと目を離した隙に逃げだして。。。
今も昔も変わらないね。
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旅は終盤へ。長い小説だけに、妖怪が出てくるパターンとか、三蔵が先走るパターンとか、菩薩さまの助けで解決するパターンとか決まっていて、ここまでくると、先が読めてしまうのだけれど、それはそれで親しみが増すというもの。あと2冊か。