紙の本
男の不妊
2019/05/16 20:24
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
妊娠しないのは女の責任という古い考え方から男性の不妊症は認知されていないので、もっと知られるといいですね。
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妻の一言で、すべてが変わった。話題のアラフィフ作家の「男の妊活」に励む物語。夫婦ふたりで気ままな生活を送るつもりだったヒキタクニオと一回り以上年の離れた妻。ある日妻が「ヒキタさんの子どもに会いたい」
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ユーモアたっぷりで読みやすかった。自虐などもあって、つい笑っちゃうところもたくさんあった。男性目線の不妊の話ははじめて知る事がとにかく多かった。次こそ!次こそ!って読んでるこっちまで力入っちゃったな。授かって本当に良かったと思って心あったまったな。
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男性目線からの不妊治療。
読んでみて改めて、不妊治療はゴールの見えないマラソンを治療費を稼ぎながら走り続けることなんだと思った。
そんな中、前向きでオープンで積極的で協力的な旦那さん。
自分に原因があることもオープンにしているなんて、すごく驚いた。まだまだ珍しい存在だと思う。
ヒキタさん以外だとダイヤモンドムカイさんくらいしか知らない。
不妊の原因は女性にあると言われていた時代も終わりに近いのかな。そうだと嬉しい。
妊娠出産は当たり前にできるわけではない、奇跡なんだってことがもっと一般的になってほしい。
そしてそれには心合わせ、夫婦で話して協力することが必要なんだ。
婚姻届提出の時に、新婚夫婦に啓蒙本として、この本渡したらいいんじゃないかな。
精子を元気にする方法、最新の技術で何とか分からないものかなぁ。
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本当に子供が欲しいのかねえ? 小津安二郎 りゅうちしゅう笠智衆 ご懐妊 デカダンを気取ったわけで恥ずかしい限りですが 鬼子母神を拝んだり 「この数値なら、生本番でも妊娠してたでしょうねえ」 けいりゅう稽留流産=胎児が子宮内に留まったまま死亡 心臓部はパコパコパコと動く 双六をやっていて、「振り出しに戻る」の升に止まってしまったようなものだ。 外科手術によって死んだ胎児を掻爬そうはするのである。 仕事にこの曇天どんてんな気分が影響しないか 精子に活力を与えるという行動目的がある 言いたいことはしっかり言わなければ食い殺されるような場所にいたからだ 無精子症や輸精管の狭窄など つわり悪阻 みゃくらくそうのうほう脈絡叢嚢胞がイコールで染色体異常に結びついているのではない 離婚危険値が高くなります 色川武大=阿佐田哲也 「臨月を迎えた妊婦さんと性交渉をすると出産が早くなるようですよ」 痛みの根源は近いが、肉体を限界以上に開き、でっかい頭から折り畳んだ胎児を捻り出すのである。 話ししていると所々にレイシスト(差別主義者)的なことがあり辟易する 的外れな敵愾心が蔓延しているものだが そんな強い男の遺伝子と我慢強い女性の遺伝子を持った子供を世に生み出して欲しい
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男性サイドの不妊治療話しということで、貴重な一冊だとは思うが、体外に踏み切るの遅過ぎたり、最後は子供かわいいぞ!で終わったり、じゃっかんツッコミどころ多し。前半は笑えて面白かったな。
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深刻な問題を深刻に書かない本も世の中には必要。でも、奥さんの手記を一緒に載せたらまた違った価値が生まれそうな本。
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松重豊さん(「孤独のグルメ」のゴローさん)のファンで、松重さん主演で映画化されたため、原作エッセイも購入して(だいぶ前にだけど)読みました。
というか、映画を公開してた当時、監督さんがTwitterで、「いま新宿のどこそこの喫茶店に原作者のヒキタさんといるから、原作買ってくれた方にサイン書いていただけますよ!」
みたいに宣伝してて、ちゃっかりサイン書いていただいたのでした。いま思うとなんという事か!って感じ。
エッセイの内容は男性不妊に関するもの。赤裸々に書いてらっしゃるのでビックリなところもあるけど、やはり考えさせられることも多かった。
本当に子供が欲しいのか、もう意地になってるだけなんじゃないかとかの葛藤も描かれてる。
子供って本当に天からの授かりものなんだなぁと。なかなか良かったです。
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映画で知ってから原作エッセイ読ませていただきました。映画も面白かったですが、エッセイは更に良かったです。
うちもヒキタサンと同じような境遇で不妊治療中なので共感できる言葉がたくさんありました。
何より心に響いたのはヒキタサンからのあまり協力的ではない男性陣への喝。女性側から中々言いにくいことをヒキタサンが代わりに言ってくれているようで感動して涙が出ました。女性の方が10倍辛いんだからとか、お前の子供産もうと頑張ってくれてるんだから、とか。
あとヒキタサン自身が抱え込んでしまわないように、周りからの理解協力を得るために自分から治療中であることをユーモア交えながら周りに話していたことなども、不妊治療に臨むにあたって大事な姿勢を教えてもらったようにも感じます。そして最後に子供を授かった時にこのかわいさを知らずに治療に臨む皆さんはしんどいと思う。だけど授かったら本当に可愛くてたまらないから頑張って欲しいの言葉にとても励まされました。
男性視点の不妊治療記ではありますが、男性はもちろんぜひ女性にも読んで欲しい一冊です。