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磯遊び友達
2019/06/13 00:02
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投稿者:求道半 - この投稿者のレビュー一覧を見る
漁業権が設定されている海域では、権利保持者以外の者が特定の魚介類を捕獲すると、密漁者として罰せられるので、村上セトのようにサバイバル生活を送る場合には、必ずルールを守らねばならない。
幸いにして、セトには浦島六郎と言う地元出身の協力者がおり、サバイバル生活に役立つ技術や知識を彼から学ぶ事が出来たので、彼女は犯罪者にならずに済んだ。
差し押さえを免れた別荘でのセトの一人暮らしは、父親からの僅かな仕送りを切り詰めて、磯で食材を調達したり、家庭菜園を復活させたりしながら、豊かな食生活の実現を図るものである。
しかし、それは、時々、六郎の手を借りても、容易な事ではなく、食料の在庫は何度も底を尽き、星海町でのセトの暮らし向きは不安定だ。
移住先でのセトの人間関係に関しては、六郎の幼馴染の珠子とは頻繁に行動を共にする間柄となり、中学校のクラスメイトとの仲は良好である。
星海町の別荘は、セトの終の棲家となるのだろうか。
セトの知り合いが、船に乗って、彼女に会いに来る。
別の日に、父親も別荘に顔を出し、娘と再会する。
それは台風一過の後の出来事だ。
母親の所在は不明のままである。
あくまでも、六郎は、セトの友達であり、親戚ではない。
村上家が再興すれば、セトが星海町の別荘で一人暮らしをする必要はなく、セトが引っ越せば、二人が会う事は、二度と、無いのかも知れない。
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