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【伝説のハガキ職人の、壮絶なる青春記】二十七歳童貞無職。人間関係不得意。圧倒的な質と量のボケを刻んだ男の、心臓をぶっ叩く青春私小説。出版後を描いたあとがきも熱い!
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「笑いのカイブツ」
ある意味、お笑いマスター。
伝説のハガキ職人であるツチヤタカユキ。彼のお笑い人生の青春期である。事実を事実として描き切っているならば、取り憑かれたと言う表現がぴったしだ。ツチヤタカユキ曰く、お笑いをしている人に対して頭がおかしいとは褒め言葉らしいが、まさにそれが当てはまる。
仮に自分の人生を偽りなく書いていたらではあるが、ここまで強烈だと狂気すら感じる。ボケを何千と書く等、驚愕しかない。これは良い狂気。しかし、劇場の嫌な奴を始め、ツチヤタカユキのお笑いに対する熱を、お笑いで判断せずに嫌がらせをする奴らに関しては敵に見えて当然なのだが、母にも当たるわ、彼女にも当たるわ、お笑いしか生きる理由がないことが裏目に出ている。これは熱意が変な方向に向いている。
とにかく書いても書いても報われないし、お笑い以外には向いてないと感じているから他のことにやる気を見出せない。「お笑いの道から社会に戻るつもりがない」から「お笑い辞めたら行き場がない」に変わり、追い詰められていく。どんどん自暴自棄になっていく。これは辛い。
しかし、一方で、これだけお笑いをやり込んだツチヤタカユキは、今TVに出ている芸人より凄いんじゃないか?とも思うのだ。
伝説のハガキ職人になるまでの努力からすれば、劇場やTVに関わり、彼がやりたいお笑いも出来たんじゃないかと思うのだ。例えば、ほんの少し笑い以外に力を入れられれば。
TVや劇場は、お笑いへの情熱が強いだけでは、ダメだということなのか。個人的にはツチヤタカユキのように擦り切れるほどの熱意で笑いにぶつかっていくような人こそ、笑いでTVに出て欲しいものだ。
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・買った経緯
つまらない自分をおもしろくしたい!
・買った理由
m-1にでるため
・のこってる感想
自分の仕事に、人生に集中したい!!!
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単行本をよんだことがあるので今回はあとがき中心に書きます。
思い描いた未来はそこになかった、しかし100%の未来の話である。未来はひとつでは無い。私は響いたよ。
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著者は「伝説のハガキ職人」と呼ばれていたらしいです。
「笑い」について考え抜き、「笑い」を作ることにこだわり続けた著者。著者が自分の10数年間の生き方を描いています。私にはマネのできない生き方です。
著者は「ハガキ職人」を志した時、まずは採用される作品を大量にサンプリングし、傾向を分析した後、具体的な数値目標を設定した上で大量のボケやネタを作り続けています。彼の生き方は一見ハチャメチャに見えますが、笑いに関しては、周到なアプローチをとっています。ここまではできないと思いますが、物事に取り組む姿勢や考え方としては、見習うべきところもあると思います。
著者はたいへん辛い思いもしていますが、ここまで打ち込めるものにめぐり合えたという点では幸せであったと思います。
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相手に勝つ前に自分に勝て!とかいう言葉を軽々しく言ってはならない。
勝敗を自分で決めるのはいつで、どこなのか?!
自問自答させられました。
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笑いに人生をかけた男が自らを綴った小説。確かな努力から来る自信が、確かな努力から来る筆致で書かれている。しかし時に普通に生きる人への想像力を失い自己憐憫の末の暴言があったり、全く正当な評価を下せるものではない。一気に読み終わらせる力を持っていると思った
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なんどか挿入されるネタが抜群におもしろく、まちがいなく筆者はオンリーワン。優秀なマネージャーがつけばいくらでも仕事がありそうなのに...。
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この本を通して見るツチヤさんは、ずっと輝いていて、常人にはできない努力をしてきた。
社会的地位が低かったとしても、たしかに彼は努力の天才であった。
この本を書いてくれたおかげで、世の中にこういった人がいるということを教えてくれた。アツすぎる情熱を受け取ることができた、本当にありがとうございます。
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この人の生き方や考え方が正しいかと問われれば、客観的に見て正しいわけがない。
でも、この本からは、生き様が伝わってきて感銘を受ける。
社会の中で生きていくことの難しさ、苦しさ、辛さは、言葉では表現しきれない。
そんな大きなものを抱えながら生きる著者の無骨な生き様は尊敬に値する。
決して他人事とは思えない。
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創作に狂い私生活を捨てていく様が自分はとてもかっこいいと思ってしまう。
これだけの熱量があっても結局は社会性がなければ評価されないのは正直クソだと思うけど、自分はこれだけの熱量が出せる人間ではない分、クソみたいな社会性の恩恵を受ける立場だと思う。筆者と同じ世界に存在することはできないことが悔しい。
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伝説のハガキ職人、ツチヤタカユキの自叙伝。
才能と努力だけでは成功できないもどかしさ。生き様が満ち溢れててかなり熱量のある本だった。一気読み。
映画化されるみたいでそっちも楽しみ。
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深夜三時半ってのに一気読みしちゃった。
大喜利に始まり、漫才、コント、落語と沢山のネタを創り出した著者。
笑いを生み出しているはずなのに著者自身が笑う描写がほぼ無かった。
狂気じみていて猟奇的、それでいてとても情熱的。
唯一自分の正義を信じて生きていけると思ったお笑いの世界でも現実を突きつけられ、社会や人生に対して嫌悪感を抱き続ける日々。
自分の正義を貫いて一つのことにここまで狂うなんてまず普通じゃない。
それでもネタを量産する手は止めずにずっと動かし続ける姿は恐ろしくもあるけど、周りの景色が見えない程に熱中するパワフルさ、生命力みたいなのを感じた。
ピンクも元カノさんも本当に素敵な人。
二人もきっと刑務所や学歴で色々苦労をしてきたんだろうけど、普通に生きてそういったものを手に入れられる人には無い優しさや物事の見方があるんだろうな。
この本は文字通り命を懸けて笑いに向き合い青春を駆け抜けた著者の叫びでもあり文中にあったように遺書でもある。
著者の想いの強さとは裏腹に報われない辛さとか読んでいて苦しくなる場面も多いけど後半部は本当に泣いた。
誰よりも笑いに狂ったからこそ誰よりも想像の世界に生きたんだと思う。
ツチヤタカユキさん、貴方が過ごした苦しい日々で生み出したネタがなかったら、メールが送られていなかったら、きっと今のお笑いの形は違ったし、私みたいに沢山の人が深夜ラジオで笑って、泣きたいような夜を乗り越えることも無かったんだろうと思います。
そう伝える術が無いけれど沢山の感謝を伝えたい。
著者は「あの人」が来年立つ東京ドームライブ、見に行くのかな。
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若林の著作に、仕事では能力だけでなく人間関係の処世術が求められる現実にツチヤが「クソです」と答え、若林が昔を思い出して笑ったというエピソードがある。若気の至りというか、可愛げのある"ツチヤ"が映る。その若林フィルターがとれたツチヤ本人の自伝。正直、想像を超えて過激だった。努力で培ってきた能力に自信(過信)を持っている。ただ、悲しくもそこには出口がない。救いがない。私も社会をクソだと思うことがあるが、同時に能力のなさを人間関係に救われる時もあり、一概に否定できないのだ。彼とは決定的に違うことを痛感した一冊。
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若様の本とかでも出てたしラジオでも耳にするしよく知ってた人
生き様を見せられた
ただ、バイトすっぽかすとか、最低限人に迷惑かけてばっかりなのやめてくれ