紙の本
作者の推薦する書籍が読みたくなる
2020/05/06 10:15
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:UMA1001 - この投稿者のレビュー一覧を見る
洗練された思考、発言からとても影響力のある内容でした。紹介された本を読みたくなり、たくさん注文してしまいました。
・教育:生きていくために必要な最低限の武器を与えること
教養:より良い生活を送るために、思考の材料となる情報を広く、かつある程度まで深く身につけること
・分厚い本にはそれほど不出来な本はない、なぜなら不出来な人に分厚い本が書けるとは思えない、分厚い本を作るにはお金もかかるので、出版社も不出来な人には書かせない
・選挙とは、必ずしも信用のおけない候補者の中から、相対的に良さそうな人を選ぶ忍耐である(チャーチル)
・権威のある人が書いていることを自分の腑に落ちないことでも信じてしまう人が日本人には多い、主張の根拠、数字やファクトを自ら検証して判断すべき
・大人になるということは、自分の目の前にある可能性を一つずつ捨てていくこと
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ムギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ライフネット生命の生みの親である著者の読書論。本の選び方や読み方については非常に参考になり、試してみようと思う。
こういった本を読むと自分がいかに本を読んでいないかが分かり、とても恥ずかしくなる。著者は小学生の頃から数々の作品を読み、今までに1万冊を読んでいるという。今から自分が読み始めても、その数に追いつくことはできないと思うと、打ちのめされた気分になる。
しかし、本著の最後にあった、今のあなたが残りの人生で一番若い、という言葉のように今から始めれば、これからの人生で一番本を読むことができる。そう思うと一瞬も無駄にできないと思う。
この本を読み終わった今、猛烈に本が読みたい気分なので、この気持ちを忘れないようにしたい。
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<目次>
はじめに
第1章 本とは「何か」~教養について考える
第2章 本を「選ぶ」~「おもしろそうな本」という鉄則
第3章 本と「向き合う」~1行たりとも読み飛ばさない
第4章 本を「使う」~著者に左右される人、されない人
第5章 本を「愛する」~自分の滋養、他者への架け橋
<内容>
2014年刊の角川新書の同名の新書を加筆、改筆の上再編集したもの。前回も読んだはずだが、今回も面白かった。特に本の紹介部分は、どれも読みたくなる(と前回も言って、何も読んでないが…)。
ともかく、これからの社会は「教養」勝負なんだよね!
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読書のやり方としての一例。実践できることはしてみたい。いろいろな本が紹介されていて、読んでみたいと思った。
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30代になって教養のなさに気づき、読書したいと思いながらも何を読めばいいかわからない私にとって助言となる本でした。
時代が経っても生き残り続けている古典こそ読むべきものである。とはいいいつつも、自分が気になったものを読めばいい。
古典なんてこれまで読んできませんでしたが、これを機会に手にしてみたいと思いました。私もキングダムが好きなので、史記、韓非子あたりを読んでみたいです。
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出口さんという人間を研究していくと、
出口さんは「人・本・旅」によって自分自身を磨いてきたことがわかる。
それぞれの割合が、
人2.5割、本5割、旅2.5割だ。
ということは、
出口成分の
半分くらいは本である。
では、
どんな本を読んできたのか?
「古典」
である。
そう、
出口さん=古典
と言ってもいい。
古典を読む。
楽しんで読む。
人間世界の面白さに触れることができる書。
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先日APUで、出口学長とランチを一緒にいただく機会があった。お話し聞いていると、とにかく話題が豊富で「教養のある」方だと感じた。またとても気さくな人柄を感じさせる面が多くあり、行く先々で様々な人々が挨拶をしてくる。そうした出口学長を形成している要素の半分以上が、これまでに読んだ本だということがわかる。本書はそうした本の数々が紹介されている。9頁にウォーラーステインが取り上げられ、『あしたのジョー』も紹介されているが、巻末に挙げられた本はほとんどじっくり読んだことのない文献ばかりで恥ずかしい。
ちなみにこの他は旅と人とのこと。「旅」に引き寄せてこの時を振り返ってみると、出口先生には別府の竹瓦温泉を強くお勧めいただき、その日の夜実際に訪れた。宿から道中にかけての光景や、建物の構え、お湯そのもの、温泉の入り方等、体験したことは未知のことばかりだった。人生の思い出深い一場面となった。
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著者の読書に対する姿勢や、教養が鏤められている。
率直な感想としては古典を読んでいきたいと思った。
ビジネス書に対しても、日々変化があるのだからその時どうしたと言うことよりも、人間と人間の関わることだから、人間について深く知る方を優先した方が良いと言う点がすごくしっくりくる。
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- 出口さんがどんな本をどのように読んでるのか知りたくて流し読み。
- 特別新しいことはなかったが、古典を幅広く読んでるところはさすがだな~という感じ。
- 以下は読んでみようかなと思った。
社会心理学講義:〈閉ざされた社会〉と〈開かれた社会〉 (筑摩選書)
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①新しい知識を学ぶときは分厚い本から読み、最後に薄い入門書を読んで体系化する。
②本で学んだ後は実際に体験してみる。
③本は面白そうな本を素直に読んでいけばいい。
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著者の思考のプロセスをなぞるように、一言一句に触れてみる。読者の思考が言語化されてアウトプットされるとき、本との対話が始まる。そのお喋りは読後ずっと続き、至福の時間を紡いでゆく。そうして出来た"本脈"とでも言おうか、著者と読者の形而上的繋がりは、現代に於いて可視化可能である形而下的繋がりのような"人脈"とは出自から異なる。
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頭を打たれた。読書好きとは出口治明さんのことを言うのだろう。ある分野がわからないのは、単純に自分の勉強不足。高校時代に先生から「青春時代に人類の遺産を全部自分のものにするぞ!ぐらいの気持ちで本を読んで、勉強しなさい」と言われたことを思い出す。分かりやすさで有名な出口治明さんですが、それ以上に膨大な読書量と知識量がインプットされている。とても、追い付けるはずもなかろうが1ミリでも近づいていきたい。今日が人生で一番若い時なのだから。
以下は抜き書き
リベラルアーツ
自由7科
文法学、修辞学、論理学、算術、幾何、天文学、音楽
まとまった知識は、本から得る。
直近のニュースは、新聞で得る。
百科事典の代わりに、インターネットを使う。
ひとりひとりが「これは、本当なのか」と問いかけ、自分の頭で考えて、選び、自分の暮らしを大切にしていかなければ、良い生活を送ることも、良い仕事をすることも、叶わない。
出口流マイルール
・新しい分野の勉強
①関連書籍を7~8冊読む
②「厚くて、難解そうな本」から読み始めて、輪郭をつかむ
③最後に「薄い入門書」を読んで、体系化する
④本で学んだ後は、実際に体験してみる
休日の午前中は図書館
昼休みも図書館
歴史書は過去60年間で5000冊は読んでいる
同時代の歴史書は3~4冊読んでリンクさせる
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出口治明さんの読書量は凄まじい。
しかもジャンルも多様である。
古典にハズレなしというのも説得力がある。
「Stay Home」の連休ということで、読書に費やしています。
活字中毒バンザイ!
著書にもありましたが、今の大学生の読書量が減っているのは残念なことです。
本をたくさん読んで「知る」という楽しみを知っている人は、どんな逆境にも立ち向かえる力が養われると思います。
というわけで、いろんなジャンルで読みたい本が増えました。どこまで行くか活字中毒(笑)
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読書の大切さと面白さを説いている。
最初の10数ページで興味が持てなければ読むのをやめるらしい。
著者の膨大な読書経験からオススメ本を紹介してくれる。人間はどこからきて、どこへ行くのか。自分の一生では到達できないであろう真理を、本を通じて学んでいきたいと思う。
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この著者の本を読むと、いつも何故かモンゴルのような悠大な平原で著者の話を聴いている感覚になる。
悠大な平原にいて、自分の悩んでることなど、ちっぽけなことに思えてしまう。
著者は「本・旅・人」から学ぶことを人生のモットーにしてこられたとのこと。
懐の深さが滲み出ておられる著者と同じように学びたいなと思いました。
著者は、読書の時間を大事に思われていて、正装で正座するような気持ちで一字一句丁寧に読まれるそう。
そうやって一つ一つ丁寧に自分のものにしておられる。
そうか、ふむふむと、そこまでは自分も著者の真似をしてみたいと考えておりましたが、後半の著者の読書遍歴を読み、自分の読書が著者の高校時代のレベルにさえ及ばないとわかり、そして著者の大学時代の「これらの書物で世界史と哲学については全て網羅出来ました…」というくだりを読んで、だから著者のお勧めである『ハドリアヌス帝の回想』は、自分が読んでも歯が立たないんだなぁ〜と納得しました。
読書の仕方、数々の本の紹介など、参考になることの多い本でした。