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ビデオゲームによるプロゲーマーの戦い、eスポーツについての本。
昔、近所のダイエーで行われたスマブラの大会で準優勝したことあるけど、あれはeスポーツというのだろうか。
eスポーツについては、さすがにオリンピックの種目にはならないんじゃないかなと思ってたけど、すでにアジア競技大会ではeスポーツによる競技が行われており、2018年の平昌オリンピックでは公認大会としてeスポーツの競技大会が行われていたらしい(「Intel Extreme Masters」という大会)。そういう前例があるなら、確かにオリンピック種目になることもありえるのかなと思った。
まあでも、ないだろうなと思う。いろんなジャンルのゲーム大会という感じで、eスポーツだけのオリンピックとかあったら面白そうだけど。
競技ゲームのジャンルの中にはカードゲームもあるらしく(CCGというらしい)、日本だとシャドウバースというゲームが人気らしい。自分はこのゲームについて詳しくないのだけど、2017年のこのゲームの大会の高校生選手権で自分の母校が優勝したというニュースを昔見たことがある。この本によると、ゲーム部というのは全国の小中学校で広がってるそうだけど、自分の母校にもあるということなんだろうか。少なくとも、自分がいた時には無かったけど。
ビデオゲームとはちょっと逸れるけど、この本で何気に驚いたのが、全世界でのスポーツ競技者人口データについて。1位はサッカーか、テニスかと思ったら、なんとバレーボールらしい。2位はバスケットボールで3位は卓球、4位でようやくサッカーで5位がテニスらしい。バレーボールってそんなに人気なのか。背が高くないと不利なスポーツだと思うから、競技人口少ないイメージだった。
eスポーツをスポーツと呼ぶことに否定的な意見があるけど、その対比として、モータースポーツの事例をだしたのはなるほどなと思った。もともと、「レース」と呼んでいたのを、「モータースポーツ」と呼ぶように、今後、eスポーツも認知が進んで、その意義が明確になっていくとのこと。まあ、個人的にはどっちでもいいのだけど。
なお、最近は「将来、自分の子どもをeスポーツ選手にしたい」といってくる親御さんもいるのだとか。最近は専門学校でゲームを教えることもあるとのことだし、英才教育とかもふえていくのかな。今後は、少年野球やサッカーのように、習い事みたいな形のeスポーツもでてくるのかもしれないと思った。
大変なこともあるし、簡単なことではないけど、好きなことを仕事にするっていいことだと思うし、今後は子どもの夢にプロゲーマーとか増えてくるんじゃないかな。
中には、eスポーツを楽しめる施設というのもあるようで、例えば大阪には福島区に「Osake esports basement」という施設があるらしい(http://esportsconnect.sakura.ne.jp/OEB/)。うちの会社に、定期的にスポーツをやる会があるのだけど、eスポーツもOKだったら提案してみてみようかな。
海外の事例に目を向けると、台湾や韓国では国家政策としてeスポーツに力をいれているようで、優秀な人には兵役を免除してもらえる制度もあるのだとか。兵役を免除されたかったら、ゲームに強くなればいいのか。
ちなみに、���分の好きなJeSU(日本eスポーツ連合)認定のゲームは『ぷよぷよ』なのだけど、海外ではそんなに人気じゃないのかな。ぷよぷよのeスポーツ大会が近場で開かれるというなら、見に行きたい。
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他国において、eスポーツのスケールがここまで大きくなっていたことを知らなかった(というか、日本にゲーム好きとして住んでいる肌感と、韓国やアメリカの盛り上がりがあまりにも違いすぎた)。2021年には1815億円の世界市場規模になるという金額の話というより、eスポーツ専用スタジアムや、eスポーツ専用のテレビ局など、収益化するための土台の部分で日本が遅れをとっていることが衝撃だった。加えて韓国に関しては、eスポーツを見越してオンラインゲームの着実に開発力を高めていたし、すでにeスポーツ大会での演出ノウハウを培っている、これはヤバイ。
日本には「刑法賭博罪」「景品表示法」「風俗営業適正化法」や、国民のゲームに対する印象など、解決すべき課題がある。これはゲーム企業だけでなく、eスポーツにポテンシャルを感じている他分野の企業の協力を得なければ、早急に他国のレベルまで追いつくことは難しいかもしれないと思うようになった。
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「eスポーツ」と「ゲーム大会」の何が同じで何が違うのかよくわかります。
ゲーセンに通ったことがある人なら、なんとなくその場で上手い人のプレイを見たり、格闘ゲームで戦ったり、という光景を見たことはあるはずです。
そのうち、メーカー主催のゲーム大会も何回か開かれたことをみたことがありますが、あまり大きなニュースにならず、ごく一部の好きな人達同士のイベントに過ぎませんでした。
オンラインゲームが当たり前になり、気がつくと外国ではものすごい規模のeスポーツイベントが始まっていました。
プレイヤーだけでなく、実況、解説、レポーターやライターさんなど、そこに新しい業界ができ、新しい仕事が生まれている活気が感じられます。
でも、日本ではやっぱり大手広告代理店がらみの形でしか、浸透しないのかな、とそれがとても残念に感じます。
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eスポーツについての歴史や概略などがシンプルに著されている。日本と世界での認識の違い。流行り廃りも激しい世界。プロになるにはそれなりの覚悟が必要。
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eスポーツとの 世界は なんとなくわかる
ゲーマーという イメージはなかなか消えないし
面白みがなかなか伝わってこない
高額の賞金な 大会は 国内で開催できるのか
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eスポーツエバンジェリストの話。他スポーツ選手と同じくセカンドキャリアの受け止め先をどうしていくかが課題になりそう。
文喫。