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紙の本
殉教・微笑
2023/03/18 20:35
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投稿者:雄ヤギ - この投稿者のレビュー一覧を見る
芥川賞受賞作「アメリカン・スクール」も収録されているが、「小銃」「城壁」のような中国大陸での従軍体験をもとにした作品が面白かった。カフカや安部公房とも読み比べたいと思ったが、解説で坂口安吾の系譜につながる、とあって、それも面白い考えだと思った。
紙の本
霧をまとったナイフのような本
2002/02/25 04:57
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投稿者:ユカリ - この投稿者のレビュー一覧を見る
小説というと、やはり嘘臭さが付きまといがちで、本から離れると現実世界に引き戻されることが多々あるのだが、この本にはそれが少ない。人間の内面に触れてくるからだ。大抵、主人公は弱い男で、意固地である。状況と自分とのギャップを内心感じつつも、現実についていこうともがいている。しかし、痛々しくなく、作品全体に温かい哀れみを感じることができる。設定も時代も現在生活と全く違うにもかかわらず、ある種の親密さ・親近感によって、押し付けることなく、こんなにも居心地のいい気分にさせてくれる本を、私は知らない。
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