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今回も突然死やハイリスク出産などのお話。現在の医療事情やその病院特有の内容もあるかもしれませんが、やっぱり出産って深く見えない場所がある……
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1、2巻より泣けた。糖尿病と弱視、網膜症とでハイリスクな出産。そして無事産まれてきた我が子を抱きしめ育てることはできても、顔を見ることは叶わない。でもその女性がおっしゃるように目が見えなくても子育てされてる方はいっぱいいる、ということ。数カ月の子を亡くす親もいれば、病院へ置き去りにしていく親もいる。ただ虐待で命を奪われることに比べたら、置き去りにした親は誰かの手に渡してでも我が子に生きてほしいと思ってる、と読み手としてもそう思いたい。
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今のところの最新刊。話題になっているというのでここまで3冊読んでみた。ちょっと前に既に話題になった「コウノドリ」は(ドラマ化までされてもっと話題)、1冊読んだだけで、ドクター目線のこのペースでいろんな妊娠・出産事例を見ていくのは気持ちが持たないと思って1巻で辞めた。実際、ドラマで涙した人は多いというものね。こちらは看護師前の実習生(バイト)の目からみた妊娠・出産あれこれ。目線の違いからか、まだほのぼのと読める。いろんな問題を抱えて妊娠・出産と向かい合う話としては変わらないんだけどね。
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本当のリアルな産婦人科の風景です。コウノドリと並んで、産婦人科関係者必読のマンガです。とくに、この3巻は圧倒的です。涙があふれますし、産婦人科医の想いを代弁しています。
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絵はライトだけど内容はずっしり重い。
一気に3巻読んでウッときた。
性的虐待、捨て子、突然死、不妊治療、ハイリスク出産、望まない妊娠、超低体重児…。
これを読むと今ムスメが生きているのが奇跡のように感じる。
さっき避妊の大切さを教えたけれど、中高生にこそ読んでほしい良本。
『男は逃げることができるけど女は全て背負わなければならない』
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コウノドリ、と似た感じかと思えばこちらはまた…
コウノドリが生まれてくる赤ちゃんの状態や母体の健康、産科医にまつわるシリアス展開なら、こちらは生まれて来られなかった命や望まぬ妊娠、性的虐待など…
絵のほんわか感で救われます。
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絵は辛いけど、メッセージ性は伝わります。作者まえがきにある、『巷間に流れる医療モノに違和感があって』っていうほど、内容に革新性はないと思うけど、確かに触れにくい部分を扱っているし、話題性はありそう。やっぱ、映像メディアだと規制がきつくて難しいんですかね。
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201605/今回も人の数だけ多種多様な事情と現実。沖田さんの視点や距離感が程好いので、かえってすんなり胸にささる。
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友人が「おすすめ」と貸してくれた漫画。
伊藤理沙や西原理恵子みたいな絵の雰囲気から、ほのぼのとした話が連想されるのだが、その内容は一貫してハード。
作者がバイトで入った産婦人科が舞台となっている。
まず第1話が人工中絶の話。ピンセットでつままれてエタノール漬けになり、光に当たることなく火葬される胎児を想う作者。後でこの胎児らに童謡を歌ってあげるシーンが何回か出てくる。
作者の優しさと母性ににいくらか救われる。
その後、化け物みたいに巨大な母親に食い物にされる娘や、出会い系でだまされて妊娠し、出産するが果敢に育児を行う中学生、義父に性虐待を受けるが、実母への想いから被害について正直に話せない小学生等が登場する。やるせない気持ちになる時もあるが、最後の方で必ず救いがある。
しかしこの漫画の凄いところは「こうですよ」とあえて正解を出さず、価値観を押し付けず、読み手に解釈を委ねているところである。
世の中には色々な人がいる。
光の当たらないまま葬られる胎児と同じように、こんな話はいくらでも存在するのだと考えさせられる。
しかし、それにしても、母の強さよ。
子どもを産むことで、なぜこんなに変われるのか。
この漫画を読んで、私も少し強くなった気がする。
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大好きなマンガのひとつ。
女性ならぜひ読んでおいてほしい、重い話がおおいけど本当に考えさせられる。
主人公がいい感じに主張してこないから
ストーリーにぐんぐん引き込まれる。
今回も泣いた…
置き去りの子の話はヤバかった。
これ実話なんだよなあ。
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借りたもの。
産婦人科で垣間見られる関係は、母子、夫婦に留まらずその上の代の親子関係からも影響されることが如実に見えてくる――
嫁姑問題……一見仲が良さそうでも、姑がマタニティ・ハイ状態で、嫁が本当に求めているもの――心に耳を傾けなく(これは旦那にも言える)なっている――という可能性を、簡潔な言葉で表現していた。
産婦人科の浅黒い肌の先生のエピソードも。
ここでもまた、夫婦双方の感情に寄り添わない姿勢が、齟齬そして誤解を招き、すれ違っていきかけてしまう……
飛躍してしまうが、昨今言われる「働き方改革」「保育園落ちた日本死ね」「イクメン」は本来、家族の在り方――
父親、母親、そして子供の関係を見直すこと、性別役割分担ではなく、それぞれが関わることが親子・家族の姿であることを見直す話ではなかったか?
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静かにリアルに訴えかけてくる産婦人科医院の物語。
本巻は、これまでより一層考えさせられる部分が多かった。
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親に置き去りにされたかー君にとっては
辛いクリスマスだ。かー君は
でも 生きててよかったと
思ってくれるかな・・・
親は憎まれても 恨まれても
しょうがない でも助けててくれた人は
その子が生きてていてよかった
と思ってくれたから今があるんだよね
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タイトル*透明なゆりかご(3)
著者*沖田×華
出版社*講談社
”赤ちゃんが無事に生まれるのは、
けっして当たり前のことではない”
”小さな命の奇跡”を描き大反響を呼ぶ
真実の産婦人科医院物語
「長く生きられない命」中絶?それとも----。
仲の良い義母とお嫁さん。妊娠によって起こった変化とは?
病院で母を待ち続ける男の子。母親はどこに?
命がけのハイリスク出産。妊婦の決断は?
幼い我が子の突然死。死が受け入れられない母親は……。
超低出生体重児が母親に示す”命のサイン”とは?
産婦人科医院の院長先生が”生まれる命”に託す想いとは?
(あらすじより)
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産婦人科でのアルバイト経験のお話第3巻、第15話から21話。
17話で、子を置き去りにする親に対して「愛情だけじゃ子供は育てられない、育てられなくて殺してしまうぐらいなら誰かに託してくれたほうがいい」という守衛さんの言葉が心に重く響いた。今後テレビで子供虐待のニュースを聞くたびに思い出すだろう。
生活苦や親の精神的問題から子供を大切に育てられないならその命を誰かに託す、その考えは今の世の中に必要なのかもしれない。子どもには親に捨てられた、育ててもらえなかったという事実が一生心に傷として残るから、最後の最後の手段だが、命を守る、まずそれが大事だと思い知らされた。
21話での院長先生が大嫌いな中絶手術の際に心がけていることに感銘を受けた。
「次に自らが望んだ妊娠ができるよう最低限体に負担のかからないための手術」、その医師の思いは様々な事情で中絶せざるを得ない女性の心を救う。
相変わらず、各話を一文でまとめようとすると、タイトルとエピソードと結びのメッセージ・想いがいろいろあって全然まとまらないが、メモとして残しておきたい。
【概要】
①長く生きられないとわかっても産む決意をして夫婦の命との向き合い方
②家族の期待を背負って妊娠した嫁が抱えた寂しさ
③病院に置き去りにされた子と守衛さんが見た命の重さ
④ハイリスク出産の母が命に代えてもやりとげたいこと
⑤息子の突然死を乗り越えた母の誓いと支え合い
⑥超低出生体重児を産んだ母の苦悩と伝えられた愛情
⑦子だくさん院長先生が中絶手術で祈る新しい命