紙の本
ビジネスプロセスのノウハウを基礎から学べる内容の充実した一冊です!
2020/01/20 13:03
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、わかりやすい教材提供で定評あるインプレスから出されている「いちばんやさしい教本 人気講師が教える」シリーズの一冊で、同巻は「ビジネスモデルの教本」編です。同書は、既存の完成したビジネスモデルだけでなく、ビジネスを立ち上げて成長させるまでのプロセス、そして収益を上げるの仕組みを具体的な事例を通して詳しく解説したガイドブックです。内容構成も、「Chapter1 ビジネスモデルって何だろう」、「Chapter2 これからのビジネスに必要な考え方」、「Chapter3 世の中のビジネスモデルを眺めてみよう」、「Chapter4 ビジネスモデルキャンバスの大原則を知ろう」、「Chapter5 <価値>と<顧客>の最適化をはかる」、「Chapter6 価値の届け方と収益モデルを考えよう」、「CHapter7 ビジネスモデルを成立させる」と、起業家や企業の商品開発担当者には学べることが満載された充実の一冊です!
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ビジネスモデルキャンバスについて、
分かりやすくまとまっており、
読み進めやすい。
ビジネス構築を
アイデア期、市場投入期、成長期の
3つの段階で分けている。
アイデア期のゴールは、
設定した「課題」が存在することを確認しつつ、
その課題を解決できるソリューションに対して、
ユーザー予備軍の人たちが価値を感じてくれる
「プロブレム・ソリューション・フィット」を
確認すること。
どんな新しいビジネスも
「既存の市場に合わせていくもの」。
顧客セグメントを絞り込み3つの軸は、
「届ける価値に合致していること」、
「判別のしやすさ」、
「接触のしやすさ」である。
価値には「入り口」「熱狂」「本質的」の
3つの階層があり、
訴求すべきは「熱狂価値」である。
最適化の作業は
そもそもユーザーが感じるであろう価値が
複数リストアップされていることが前提で、
価値が1つか2つしか思いつかないのは
分析が甘い証拠。
アイデア期と市場投入期に撤退基準という概念は
存在しない。
以上
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# 書評☆3: いちばんやさしいビジネスモデルの教本 | ビジネスモデルキャンパスを使った解説は一見わかりやすいが,果たして役立つのか?
## 概要
- 書名: いちばんやさしいビジネスモデルの教本
- 副題: 人気講師が教える利益を生み出す仕組みの作り方
- 著者: 山口 高弘
- ISBN: 9784295005704
- 出版: 2019-07-21
- 読了: 2020-08-02 Sun
- 評価: ☆3
- URL: book.senooken.jp/post/2020/08/11/
## 評価
ビジネスモデルの組み立て方について興味を持ち読んだ。
本書では,ビジネスモデルキャンパスというビジネスモデルを考える上での枠組みをベースに,世の中のビジネスモデルを眺めて,ビジネスモデルの考え方を解説している。
図解が多く,一見するとわかりやすい。ただ,実際に自分でビジネスモデルを考えるというところにはやや結びつかないと思った。ある程度コアの考えがある人が,それを成功させるために落とし込むというイメージが強く,何もない人がいちからビジネスモデルを作るというような内容ではなかった。
そのため,読み物の範囲を出るものではなかった。
## 結論
豊富な図解で一見わかりやすいが,わかりやすいだけで実際に何かの役に立つのかといわれると返答に困る本の典型例だった。
読み物として,教養として読むのは悪くないと思うが,この本で何かビジネスモデルを具体的に構築するというのは難しいと思った。そういう意味で,いまいちな本だった。
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ビジネスモデル のわかりやすい本。
教科書的に良い本だという認識。
また、インサイトや課題の本質的な部分に触れており、新規事業の観点から見た教科書的な良著ともいえそう。
発想のスタンスが課題から価値ではなく、提供価値から顧客セグメントというスタンスをとっているのが印象的だった。(若干違和感)
所々記載に若干浅さを感じる部分があり、鵜呑みにしない方がいいと思われる部分もあり。
メモ
・ビジネスモデルは企業全体のレイヤーと事業単位と両方がある。
・ビジネスモデル見直しに影響しうる外部環境例
技術、消費者価値観、GAFA同行、原価高騰、人口動態、規制
・良い課題とは、世間の大半の人が実現したいと願ったことはないけど、言われてみたら強く実現したいと思うような悩みや願望。
・良い課題の三条件
マクロではなくミクロな課題
ニーズではなくインサイト
トレードオフの両立
・ベータ版投入で真っ先に行うべきは誰がどんな目的で買っているかを徹底的に調べること
・ZOZOの成長の背景はフルアウトソーシングもその一つ。アパレルメーカーにとって手間のかかる受発注業務を全て代行してくれる。商品を自社倉庫で保管してくれる。
・リーンキャンバスは、ビジネスモデルキャンバスが既存事業の課題発見や分析ツールであるのに対し、仮説を埋めるのに適したツール。ビジネスアイデア検証に特化しているに等しい。アイデア仮説だてを中心に磨きたいときにおすすめ。
・顧客セグメントを絞り込む3つの軸
届ける価値に合致しているか
判別しやすいか(判別して狙っていけるか)
接触しやすいか
・
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独立に向けてネックになるのはアウトプットと他人から共感や協力を得られるかという点。市場投入時期には、サンプルを用いてユーザーからフィードバックを得るとあるが、このサンプルをどう作るかで頭が止まりがち。これまでの自分のキャリアを踏まえて、自分がアウトプット出来そうなジャンルに絞るべきか。例えば、キャンプ道具のデザインはこれまで自分ではやったことがないため、出来る気がしない。自分のITや会計部分を活かして、アウトプットを作るべきなのか。わからない。
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各事例とも深さが足りない。これから学んでいく人にはいい本かもしれない。
ビジネスモデルキャンバスについては及川さんのプロダクトマネジメントの教科書が優れていると思うのでそちらも見てみてほしい。
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事業創出の考え方と事例がよく整理されており、アイデアやプロジェクト進行など迷ったフェーズで手に取るといいヒントがある印象。ただ他の方も仰る通り基本の羅列なので、初心者から中堅の新規事業担当向けかと思います。