投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
横山秀夫の久々の新作だというのでかなり期待して読みました。
う~ん、これはミステリーではないですね。
主人公が建築士という設定柄かなり専門分野の話が出てくるし、主人公の私生活のガタガタもちょっとうるさいし・・・
そもそも話の進め方に少し無理があるのでは?と思います。
出来事がバラバラ過ぎて収拾がつかないというか・・・
ついて行くのに大変でした。
感情移入がむつかしい作品でした。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
横山秀夫、久々の長編。至高。何度も泣いた。
芯の通った現代ミステリ小説であると同時に、熱いビジネス小説であり、温かい家族小説でもある。よくこんな凄いの書けるよなあ。頭の中どうなってるんだろう?とにかく広く読まれてほしい。
「半落ち」を数段アップグレードし、宮部みゆきの「誰か」や藤原伊織の「シリウスの道」の風味を加えた感じでしょうか。
最近は体調不良もあり寡作な筆者ですが、ぜひ末永く、傑作を生み続けてほしいです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
何も心に刺さるものがないまま終わってしまった
好みの問題だと思います
好きな人は好きなんだろうとは思います
私には合わなかったかもしれません
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
横山さんのお話は、(良い意味で)疲れる。
刑事ものや新聞記者ものは、登場人物の多さやそれぞれのキャラクターの濃さに引き込まれ、さらに疲れる(笑)
読了後の喪失感も半端ない。
だから、読み始めるまでいつも勇気がいるのだけど、読みたくて(笑)
ただ、今回は主人公が建築士であり、ストーリーがミステリーというものではなかったので、そこまでの焦燥感がなく、ハッピーな気持ちで終われたので、ほっとしました。
なんて。。いいのかわるいのかわからない感想になってしまった。
いえ、とてもよかったです。
「みんながきっとハッピーになれる」という終わり方がやっぱり好きです。
タウトのことも、ダムのことも、もっと知りたくなってしまいました。
仕事に打ち込む熱い人間の話はやっぱりいい。
やっぱり横山さんのお話は好きです。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
建設業界の盛衰や建築家としての矜持、フランク・ロイド・ライトの日本建築史における功績などいろいろ読みどころはあるが、煎じ詰めれば家族の再生の物語だった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
建築家の青瀬に「あなたが住みたい家を建ててください」と依頼した施主は、家が完成し引き渡された後、その家に住むことなく行方不明になってしまう。
その真相を探るミステリーかと思ったけど、それだけではなくとっても人間味に溢れていていいお話だった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
いやあ、刑事物ではないが、刑事物の様な謎解きが次から次へと出てきて、非常に展開が良く面白かった!「設計士に自分の建てたい家を建ててください」と言われ建てたY邸が200選の家に選ばれるも、家には誰も住んでいない、ただ椅子が一脚のみある状態。何故だ!から始まる謎解き。昭和の戦前に亡命してきたタウトの影。そこに友で雇い主の岡嶋が目指す美術館の入札。結構謎が謎を呼びますます混迷へと絡む。
そこに今度は青瀬の父の死までもが絡んできた。
なかなか謎が最後の最後まで明かされないが最後まで読むと最終結末がノースライトの様にほんわか暖かい納得、感動が醸し出してくる。 久々に読んだ、近年まれに見る傑作と思います。今年一番のできではないか。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
主人公の建築士青瀬が全身全霊を傾けて建てた北向きの家Y邸だが依頼者の安否が不明、青瀬が依頼者を探す中で明らかになった真実とは…。主人公とその家族の再生物語。格調の高さと心情描写の細やかさはさすがだがストーリーに動きがなく読み進めるのに少し苦労した。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
これをミステリーというにはあまりにもメインの謎の重要性が弱い。
どうでもいい事に深入りしていくようで冷めた目で読んでしまう
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
4月-11。4.5点。
建築家の主人公。信濃追分に魂心の家を建てるが、依頼主は住んでおらず、行方も分からない。
一方主人公の雇い主は、芸術家のメモリアルホールのコンペに全力を注ぎ。
面白い。さすが横山秀夫。読み始めはゆっくりした展開だが、200頁過ぎた辺りから一気読み。
自らの図面をライバルに見せた際のひと言で、涙腺崩壊した。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「64」で見せた作品の切れはないかな。やはり横山秀夫は警察ものに限るとあらためて思った。
今回の主人公は組織に属せず(小さな設計事務所に属しているが)個人で問題解決をしようとするが、組織に属さない個人の戦いを描くのは横山秀夫の得意分野ではないのかもしれない。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
自分の想像力の無さが悲しい。建築に興味がないと、なかなか頭に思い起こせない。
この作品は映像で見たい。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
何か起こるのではないかと期待を持って読み進めていったが、最終的には何も起こらない。
長編でもあり、我慢して読んだのが間違いだった。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
ラストが最高に良かった!これ以上ない、というタイミング、余韻を残しての閉幕。やっぱり人気があるには理由がある。
主人公は建築家の青瀬稔。バブル崩壊で仕事がうまく行かず、それが妻のゆかりとの関係もギクシャクさせ離婚に。今は友人の岡嶋が所長を務める建築事務所で建築家を続けている。
建築家としての仕事の葛藤、妻と娘との関係に悩み、そんなところに、完成して引き渡したばかりの長野の住宅に、いるはずの家主が入居していないのでは、という話が聞こえてくる。その謎を追って、自らの幼少時代の悩み、建築家としてのルーツ、所長との関係まで、複雑にストーリーが絡んでいく。
投稿元:![ブクログ](//image.honto.jp/library/img/pc/logo_booklog.png)
レビューを見る
「半落ち」、「64」の作者なので期待度高く読んでしまったのだが、警察・刑事ものを題材とした作品と比べるとやや見劣りする印象を持った。描写が詳細が故に、起伏の少ない展開には途中やや退屈してしまう。最後の謎解きは流石の結末だが、結局個人の私的な経験に帰結していくのは一流作家の作品としては少し物足りなかった。